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(あなたは、もーお、忘れたかしら〜♪でおなじみ神田川の水源が井の頭池。ここから流れ出して、25km先で隅田川に流れ込む)

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 日曜日、朝の曇り空にメゲて、和田峠を上りにゆく計画はサッサと断念。でも、サドルとステムを換えたポルシェバイク2号の“慣らし”はしたい。

 たしか今日は都内で大きな反原発アクティビティがあるはずだ。調べたら、メイン会場は芝公園のほうで、有名なゲストスピーカーが名を連ねている。興味をひかれたが、芝公園は遠い。田舎サイクリストとしては、なるべく都心部は走りたくない。欄外を見ると、明治公園でも何かやると小さく出ていた。ウチから35km。国立競技場の近くだ。

 ふつうの道を15km走って吉祥寺へ出て、井の頭公園から神田川沿いの遊歩道で新宿方面へ向かう。クルマと一緒に走らずに都心へ出られるルートだ。
 ここを走るのは2年ぶりであることを思い出す。前回は3.11のあとだ。首都圏の水道からもセシウムが検出されて、ペットボトルの買い占めが起きていたころだ。
 
 遊歩道を進むうちに天気がよくなってきた。人が集まるイベントに好天はなによりだ。
 山手通りで一般道に出て、空いた日曜日の代々木界隈を抜けて千駄ヶ谷駅前に出ると、大勢の人が「原発ゼロをめざす中央集会」をめざしていた。

 明治公園にはたくさんのテントが出て、いろんな団体がそれぞれ好きなようにいろんなアピールをしている。意外やヒステリックなところはぜんぜんなくて、模擬店を連ねたお祭みたいな雰囲気である。

「NO NUKES DAY 全国青年交流会」というテントがおもしろかった。そこに集まった若い人たちが、自分のやっているアンチ原発の取り組みについて語るのである。
「次、どなたかいますか?」と司会者が振ると、聴衆の中からけっこう途切れることなく話したい人が出てくる。ふつうの学生や社会人もいれば、プロもいる。ヨレヨレの背広を来たオニイサンが出てきたと思ったら、東電と戦っているフクシマ被害者側の若い弁護士だったり。

 四国の伊方原発に反対している愛媛大学の学生も来ていた。
 伊方(いかた)は四国の最西端、佐田岬の付け根にある原発だ。東南海地震の影響でフクシマ級の事故が起きたら、こんな最果ての地の原発はいったいどうなるのだろう。そういう意味では、フクシマは首都から200kmしか離れていなかった。過酷事故が起きたら、四万十川の清流とか、関サバ関アジとか、言ってる場合じゃないぞ。

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下野康史(かばた・やすし)
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