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(新潟県十日町のオブジェ「克雪人」の背中。顔は日射しがきつすぎて撮れず)

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 先週、新潟県内をクルマで走ったが、ものすごい暑さだった。冬は4mの積雪がある豪雪地帯があんなに暑いのだから、連日の猛暑日もしかたない。
 それでも自転車に乗ったり、ランニングしたいドMな人もいるわけで、こないだの日曜日だって多摩サイは大賑わいだった。

 炎天下でも有酸素運動をしたいというビョーキの人は、クールタオルを首に巻いて走るといい。ぼくは水をふくませると重くて肩がこるくらいヘビーな新素材タオルを使っている。それで頸動脈を冷やす。血液ドーピングならぬ血液クーリングだ。

 しかしこんなに暑いのに、今年は電力消費の現況をマスコミが伝えなくなった。去年の夏は、いま何パーセントで、余力がこれだけという数字を報じていたのに。
 実はかなりの余裕があって、でも、その数字を出しちゃうと、原発再稼働の足かせになっちゃうから、なんてことじゃないでしょうね。

 ここ数日、福島第一原発の地下水で放射性物質の濃度が異常に高まっているという。セシウムの数値がひと晩で100倍になったとか言っている。測定機器の故障でなければ、原因はいったいなんなのか。「調査中」らしいが、メルトダウンした原子炉の、いまだに行方すらわからない核燃料がいよいよ地下水脈に到達して、悪さをし始めた、ということはないのだろうか。

 福島第一原発の吉田昌郎元所長がガンで亡くなった。事故を起こした側の人ではあるけれど、修復不能になるので、原子炉への海水注入をいやがる経営陣と戦いながら、決死の覚悟で陣頭指揮に当たった功績は、言葉の意味どおりの「国民栄誉賞」に値するのではないか。                                                                                                                                                                                                

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下野康史(かばた・やすし)
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