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今月号のdriver誌「ニコニコドライブ」は、三浦半島を一周した。取材車は日産リーフ。通り道の横浜には日産の本社がある。半島の先っぽまでは60kmあまり。リーフを試すにはちょうどいいチャンスだと思ったのだ。 日産本社の急速充電器で満タンにして、どこまで走れるか興味があったが、電欠するまでの限界性能を確認するという企画ではない。あくまで取材のアシだ。 60km走ったら、電池残量が30%台まで下がり、そろそろ充電の心配を始める。満タンといっても、急速充電だと80〜85%までしかチャージできないのだ。 充電施設の情報はクルマが持っていて、カーナビで案内してくれる。だが、そのとき、久里浜で探した1件目のガソリンスタンドには、あるはずの急速充電器がなかった。2件目は日産の販売店。この日は定休日だったが、充電器は24時間OKとある。でも、行ってみると、機械の電源も落ちていた。三度目の正直でやっと見つかる。 城ケ島で1泊した翌日、ニコドラ取材のゴールは逗子。横浜のスタートから下道(したみち)を145km走った。 前日、久里浜で82%まで入れたバッテリーは、78km走って20%に減っていた。走行可能距離はあと37kmと出ていたが、50km以上先の八重洲出版まではもたない。30分かけて充電する。 まとめると、クーラーより電気を食うヒーターの季節、大人3人が乗って一般道を145km走るのに、途中、1回充電する必要があった。 ちなみにカタログの一充電走行距離(JC08モード)は228kmである。日本車のカタログ値はやっぱり「話半分」と考えたほうがいい。 しかし、現実値の2倍もさばよんでいるデータに、データとしてなんの意味があるのか。日本の消費者庁って、何をやっているのだろう。 今回知ったのは、急速充電器というのは、とにかく1回30分かかるということ。20%から入れても、70%から入れても、マックスの約8割までチャージするのには30分かかる。そのため、なるべくカラに近い状態まで減らしてからのほうが時間的効率はいい。幸い充電に3回立ち寄って、先客がいたことは一度もなかった。 久里浜の日産ディーラーで入れたときは、残り時間5分くらいのところで、リーフが1台入ってきた。熟年ドライバーは少し離れたところに止めたので、充電ではないのかなと思ったが、ぼくらが離れるとすぐ機械に向かってきた。そういうマナーがすでに確立しているのだろうか。 いちばんのカルチャーショックは、一度も電気代を取られなかったことである。日産本社もディーラーも、急速充電器はタダで使える。それは結局、リーフの車両価格に入っているのかもしれないが、この「タダで走れる」感じはお得を通り越し、なんだか奇妙、も通り越し、小心者としてはむしろちょっと居心地が悪かった。オレは電気乞食か。 逗子の販売店で充電し、お礼を言いに行ったついでにディーラーマンに話を聞くと、チャデモ規格のEVならリーフ以外のクルマでも無料だという。それでまた100km走れたら、ガソリン車だときょうび1000円か2000円もらったような感じだろう。買い替え見込み客への投資ということなのか。 ただ、どんなEVであれ、急速充電だとバッテリーの寿命を縮めることになるので、なるべく御自宅(普通充電)でやるようにはお薦めしていますとのことだった。 日産本社の急速充電器。チャデモ規格のEVなら、どなたさまもOK。しかも親切な警備員の取扱説明付き。待ち時間は日産ギャラリーへ。日本一厚遇の充電ポイントかも。 |
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2014年01月20日
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