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初めてヤビツ峠へ行った。神奈川県の丹沢山地にある体育会系サイクリストの聖地、 “坂バカ”の修験道だ。Driver誌「峠狩り」の取材だから、今回はクルマでしたけど。 朝方まで雨の平日だったので、秦野(はだの)側の麓から峠までの12km、自転車には数台しか会わなかった。でも、週末はタイヘンらしい。 たしかに、こりゃハマるわ。名峠だもん。下から12km上りっぱなしの道ってなかなかないし、トラックが行き交う序盤からいきなりキツイので“love or hate”。坂バカなら間違いなくラブだろう。山に入ってからも心拍は落ちなさそうだが、展望台を過ぎてからの終盤は、緩斜面になる。1学期はよくブン殴られるが、3学期になるとすっかり打ち解けて、卒業式では肩組んで泣いたりする昔の体育教師みたいな峠である。 ヒルクライマーはそれどころじゃないかもしれないが、途中、実は景色もいい。丹沢山地を南北に抜ける車道はこの県道ルートだけ。弘法大師が歩いた歴史街道でもある。 絵になるヘアピンカーブのアウト側に菜の花台の展望塔がある。標高558mのここは晴れていたが、南側を見下ろすと、下はすっかり薄霧に覆われていた(写真下)。絶景ではないか。晴れたら晴れたで、はるか彼方に伊豆大島が見えるらしい。 ここまでくると、標高761mの峠まではあと3kmだが、車道のヤビツ峠からは眺望はきかない。 峠の北側は裏ヤビツと呼ばれる。表ヤビツほど勾配はきつくないが、宮ヶ瀬湖の県道終点まで18kmと、距離は長い。 道路は最初、表ヤビツより広めだが、秦野市から清川村(神奈川県唯一の村!)に入ると、スリリングな狭い林道になる。旧丹沢林道だ。 裏ヤビツの県道路肩には、国道246号交差点起点からのキロポストが0.5km刻みで律義に出ている。なぜか? こっち側は落石や土砂崩れなどの災害が多いので、道を通る人や直す人のために、場所を特定しやすいようにしてあるのだろう。 舗装も荒れているから、ロードバイク向きではではない。だから、こんど宮ヶ瀬湖までクルマで来て、ファットバイクで裏ヤビツを上ってみようと思う。峠をオーバーシュートして、展望台まで下って引き返す。路面を気にしなくていいファットバイクだと、裏ヤビツダウンヒルはやっべェぞ。
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