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 日曜日はNAVI CARS誌「ジテンシャ試乗記」用に借りていたHASA(ハサ)のチタンバイクに乗る。

 HASAは、最近、テレビでロードバイクのCMをやり始めた台湾のスポーツ自転車メーカーだ。ロードバイクがテレビコマーシャルに乗るのって、初めてではないだろうか。

 初上陸ながら一挙にロードバイク6モデルを展開してきたHASAの売りは、「コストパフォーマンス」である。
 最上級のチタンモデルはカーボンパーツてんこもりで、税別29万円。そのかわり、コンポはシマノ105におさえている。ハイエンドモデルがデュラエースではなく、105なんていうロードバイクブランドは初めてだろう。

 コスパ勝負のポリシーは流通面でも同じで、専門店ではワイズロードが扱うが、ビッグカメラやヨドバシカメラやスーパーバリューの自転車売り場も主要ルートのひとつである。もっとも、そっちで量販を狙うのはアルミフレームで6万7000円よりの廉価グレードだろうけど。


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 ギリ20万円台チタンバイクは、すごくよかった。フロントまわりに剛性があって、こぎ出した途端、ああこれは長距離イケるぞ、と思った。

 車重はペダルレスで実測8.8kgと、フルカーボンのように軽くはないが、オリジナルのカーボンフォークやカーボンシートピラーが効いているのか、乗り心地は高級カーボンバイク的だ。以前乗ったライトスピードのチタンフレームは硬過ぎて、ちょっと体にキツかった、ようなことがまったくない。

 文字通りチタンカラーのフレームは美しいし、溶接などの工作もきれいだ。
 シマノ105が過不足ないのは言うまでもなく、これだけ車体がいいと、あとでコンポだけグレードアップする楽しみもある。
 というか、フレーム+フォーク単体で売ってくれないかなあと思うわけだけど、そういうエンスー需要をカットするのも、コスパブランドの生命線なんでしょうね。
 なんだか4輪のスズキとオーバーラップしてきた。


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 試乗車は、カーボンのハンドルバーがすごい前傾ポジションにセットされていた。
 帰り道に畑の直売所で買ったとうもろこしをフォークコラムに引っ掛ける。重くてもミドシップマウントだから、走行安定はそれほど損なわれない。チタンとぜんぜん関係ないけど。

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下野康史(かばた・やすし)
下野康史(かばた・やすし)
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