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今中大介、暗峠のナゾ

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 今中大介に新型NSXを語ってもらう、という取材で、甲府のインターマックスを訪ねる。
 シマノレーシングにいた90年代、今中さんは中古で買った初代NSXを乗り倒していた。同じ名前で出す必要があるのかと思えるほど激しく変わった2代目に乗って、何を思うのか、旧型のヘビーユーザーに聞いてみようという企画。


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 スーパーカー世代の超クルマ好きであることは有名だが、数年前から4輪レースにハマって、F4レースにシリーズ参戦していたとは知らなかった。50の手習いで、フォーミュラカーかよ!

 でも、そういう感覚の人なので、公道でNSXに乗ってもスゴイ。Gで顔ゆがんだ。
 その模様は来年1/26発売のルボラン誌に書くとして、以前から今中さんに聞きたいことがあった。

 今年の5月、「峠狩り」の取材で大阪の暗(くらがり)峠へ行ったら、峠の茶屋に今中さんと片山右京のサインがあった。平均勾配20%という噂もあるクレイジーな激坂をロードバイクで上ったらしい。
 あの峠をロードバイクのギヤとタイヤで、というのがぼくにはそもそも信じられないのだが、果たして、途中、足は着いたのだろうか? 天を衝くような2.5kmの坂をノンストップで上がったのだろうか?

 今中さん曰く、片山右京と上ったときは、雑誌の企画だったので、途中、撮影のために何度も止まった。
 しかし、そのあと、大阪でサイクルモードがあったとき、ショーのついでにひとりで暗峠へ行き、な、な、な、なんと! アウターギヤだけで、一度も止まらずに上ったのだそうだ。それも、コンパクトギヤではない、53-28だという。
 
 頂上に着いたら、デュラエースのブレーキのブラケット部が回っていた。「それくらい、腕力も使いましたね」って。ひとりで再挑戦に来るっていうのもスゴイけど。
 やっぱり、世界クラスの人って、別モノなんだ。


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ここを53のアウターで……!

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下野康史(かばた・やすし)
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