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イングリッシュMTB

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 イギリスの自転車、と言ってもピンとこないかもしれないが、いままでイギリス製、あるいは英国ブランドのスポーツ自転車に乗って、ガッカリしたためしがない。ロードバイクでもMTBでも、イタリアやアメリカものとは違う個性を感じる。
 チャージ バイクス(CHARGE BIKES)の27.5インチMTBもそうだった。


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 つくっているのは台湾だが、いまや台湾の自転車づくりは、質、量ともに世界一である。
 GBの国籍シールには、小さく“Designed in”と入っている。アルミフレームもカッコイイが、そもそもMTBを土と同色のこんなシブイ色に塗るセンスは、さすがイギリスものだ。


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 MTBといえば、フロント3枚があたりまえだったが、最近のクロカンMTBには、小さい(軽い)ギヤ1枚が増えてきた。ロードバイクですっかりあたりまえになったフロントギヤのコンパクト化が、MTBでも起きているんですね。
 リアのスプロケットは11段。いちばん軽くすると、チェーンの取り回しはこんなことになる。

 でも、山道からオンロード巡航まで、1×11速でとくに不満はなかった。多段化が善みたいに思われがちだが、増やせば、使わないギヤが増えるということである。なんでもそうだけど。

 フロントギヤをコンパクトにすれば、最低地上高が上がって、乗り越し性能がよくなる。ギヤ1枚なら、変速時のチェーン外れもなくなる。とくにフロントは、登坂中、トルクをかけたときに外れると、チェーンが噛んでにっちもさっちもいかなくなることがある。格闘しているあいだに、ヤブ蚊やハチに刺されたりする。
 サドルの上からフト、下を見て、こんな小さいギヤ1枚でMTBをこいでいるんだ、と感じる景色も新鮮だ。フロントシングル賛成。

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下野康史(かばた・やすし)
下野康史(かばた・やすし)
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