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グーグル翻訳の実力

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 そういえば、いまのグーグル翻訳って、すごいことになっていますね。前回の拙稿をコピペして、翻訳ボタンを押したら、このくらいの文字量だと1秒かかるかかからないかで、英訳文が出る。どういうアタマをしているのか。

 ただ、昔よりはるかによくなったとはいえ、誤訳は多い。「いま話題沸騰の復興大臣」は、「いまボイルされているリバイバル大臣」みたいに英訳されている。釜ゆでの刑か。ま、されてもいいと思うが。

 英語だけではなく、ざっと数えて100の言語に対応している。イボ語、スンダ語、テルグ語、知らないよ。
 とはいえ、スンダ語に訳すと、「東京電力」がちゃんと「TEPCO」変わるって、すごくないですか。

 しかも、楽しめるのは、スピーカーアイコンを押すと、その言語で女性が読み上げてくれること。
 英語だと、「安倍首相」は「プライムミニスター“エイブ”」と読み上げる。エイブラハム・リンカーンと同じで、英語で“abe”は「アベ」とは発音しないから。
 ところが、韓国語訳だと、御丁寧に元原稿にはない「晋三」まで付けて、「シンゾウ・アベ」と言う。安倍首相は、英語の世界では無名だが、韓国では有名ということだろうか。


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 これはアラビア語訳。そうか、右側から書くのか、と感心するだけで、まったく取りつく島なし。文字かどうかもわからない、って、向こうも日本語見てそう思っているんだろうけど。
「寄り添う」と「よしなに」は、訳せなくて、音をアルファベットに変えて、そのまま載せている。わらないことがわかるって、スゴイことである。

 わかりやすい、単純な表現を使えば、誤訳は減らせる。
 で、思ったのだが、このアプリを使うと、ネット上で世界中の人と話せるわけだ。スンダ語で返事が来ても、ワンクリックで日本語として読める。慰安婦像問題について、ハングルで韓国の人たちと話したいと思えば、このようにいくらでもできるわけだ。
 
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すばらしい時代になったものである。

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下野康史(かばた・やすし)
下野康史(かばた・やすし)
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