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 彩湖サイクリングからの帰り道、柳瀬川沿いのダートの遊歩道を走っていたら、犬を2匹連れて散歩するおじさんに追いついた。
 ゴールデンレトリーバーと、もう1匹も洋犬。洋犬→おじさん→ゴールデンの順。洋犬のリードが横に延びているため、追い抜けない。
 でも、こういう場合、ぼくは追い抜けるところまで歩行者のうしろについていく。遊んでんだからね。現場へ向かうハイエースじゃないんだから。

 しばらくそうしていたら、最後尾のゴールデンが気づいて振り返り、自転車のぼくと完全に目が合った。すると、どうでしょう。右側のフェンス沿いによけてくれたのである。じきにおじさんも気づいて、道を開けてくれた。思わず手を振っちゃいました、ゴールデン君に。

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 ゴールデンと言えば、アメリカの有名な映画製作者が、2匹のゴールデンを飼っていた。
 2匹目を飼ったときから、エサのやりかたに工夫をした。ひとつのボウルに2匹分を入れ、古くからいるほうに先に食べさせて、半分でやめるように躾けたのである。新入りゴールデンは、いつも残してもらった半分を食べる。信じられない話だが、ゴールデンくらいの知能があると、そんなことができるんですね。

 ずっとそうやって暮らしてきたゴールデンコンビだが、最近、新入りのほうが病気で死んでしまった。
 その日から、同じボウルに1匹分のエサを入れるようになった。
 ところがところが、古参ゴールデンは半減したエサの半分をずっと残し続けているのだという。

 要するに、馬鹿なの利口なの!? って気もちょっとするけど、これがいま、ツイッターで全米を泣かせている話なのだそうです。


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 渋峠ホテルのゴールデン。近づくと、挨拶に来てくれます。

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下野康史(かばた・やすし)
下野康史(かばた・やすし)
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