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 オリンピック女子スケートの“マススタート”。こんな競技、知らなかったけど、コーフンしました。いちばん近いのは、自転車室内競技のポイントレースでしょうか。

 6400m(400m×16周)の長丁場。集団のなかで駆け引きがあって、体力だけでなく、ズルさのようなメンタルも問われる競技で、あんなに小柄な日本の女性が金って!
 でも、よく見ると、5000mと違って男子も女子も極端に大柄な選手はいない。最終周回でアウトにはらんだオランダ選手のインに高木菜那選手がスッと切れ込めたのは、軽量小型者ならではという感じがした。 

 最初から飛び出して逃げたエストニアの美人旗手もかっこよかった。残り3周までトップをキープ。4周ごとに入る5ポイント×3回で15点をゲットして、最後、集団に呑み込まれても1位(60点)、2位(40点)、3位(20点)に次ぐ4位。お立ち台には上がれないけど、ずっとトップならそれだけ世界中に露出するし、なにより一身に風を受ける単独走だから、リスペクトされる。
 自転車ロードレースだと、意味のある長い逃げを打った選手には「敢闘賞」が与えられる。オリンピックでもそういう“質”を讃える賞典をつくったらどうなんでしょうかね。メダルキチガイが少しは減ると思う。

 マススタートを見ていて、この競技方式、ランでは成立しないのだろうかと思った。ないのだから、成立しないんでしょうね。ランニングのスピードでは風よけ効果が知れているから、圧倒的にパワーのある選手が先行逃げ切りしてしまう。空走して休んで、次のアタックに備えるというメカニズムがランニングにはない。といったところが理由でしょうか。
 でも、やってみないとナットクいかない。ぼくが中坊だったら、今日あたり、友達集めてマススタートごっこをやっていたと思います。


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 冬季オリンピックの華、スキージャンプの斜度シミュレーター。「ふなき〜ィ」で有名な長野のジャンプ台にあります。
 ピョンチャン五輪、サイドストーリーは鬱陶しかったけど、主役はみんなスゴかった。

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下野康史(かばた・やすし)
下野康史(かばた・やすし)
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