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過去を振り返るとき、「2011年3.11の前かあとか」という考え方をするのがあたりまえになった。それくらい3.11を境に世界の感じ方や見方が大きく変わった気がする。 久しぶりに知人に会ったときも、前に会ったのは3.11の前だっけ、あとだっけと、口に出さなくても考える。知らぬまに自分のなかで3.11がそういう存在になっている。東日本大震災で直接大きな被害を受けていないぼくですらそうなのだから、被災した人にとって、3.11の重みはどれほどかと思う。 北朝鮮が弾道ミサイルをバンバン打ち上げていたころ、民放ワイドショーに元幕僚長クラスの防衛官僚が出ていて「原発は稼働していなければ、タダの建物ですから」と言っていた。 冷温停止中の燃料プールや、使用済み核燃料の貯蔵プールが壊れて、核燃料棒が大気中に露出したら、放射線と高熱でだれも近づけなくなる。そういう事実を知らないのか、知っていても、だからいま日本の原発がミサイル攻撃を受けても安全という文脈でわざと言っているのか。口ぶりでは本当に知らないようだった。その発言に「エッ、止まっている原発って、ただの建物なんですか!?」とツッコミを入れないMCにもびっくりした。たしかに日本の原発は安全ですよ。こういう認識で安全だと思っている人にとっては。 3.11から7年経っても、重いなにかが日本にのしかかっていると感じるのは、人間の技術と時計では解決しようのない原子力災害のせいである。 一朝なにか起きたらコントロールできない燃料で電気を得るのはもうやめる。原発政策についてはダンマリを決め込んでいる小泉進次郎あたりがそっち方向に動き出してくれる日が、果たして来るんでしょうか。 フォルクスワーゲン関係者にとっての「世界が変わった日」は、2015年のディーゼルスキャンダルだったと思う。 お待ちかねディーゼルのパサートTDIと、今月末に出るコンパクトカーのダブル新型VW試乗会が先週あった。 コンパクトカーのほうは、フルチェンジで排気量が小さくなったのに、JC08モード燃費は少し悪化している。なぜか。 モード燃費試験のカリキュラムで、たとえば40km/hから10km/hに車速を下げる場合、速度の誤差がプラスマイナスにある程度許容されている。ディーゼルスキャンダル以前のVWは、甘いほうぎりぎりで運転していたのだが、いまはそれをやめてターゲット速度ピタリか、むしろカラいほう、つまりあえて燃費が落ちる方向で運転するようにポリシーを切り替えたのだそうだ。 そのため、今後、VW車がフルチェンジしたとき、旧型よりカタログ燃費が落ちる例が出てくるはずだという。 大事なのは、失敗から何を学ぶか、ですね。 なのに日本は、エネルギー政策を改めるどころか、再稼働してまた原発を基幹電源扱いですか、原発輸出ですか。Shame on you!(グーグル翻訳してください)である。
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2018年03月12日
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