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モーガンがわかる男

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 webCGの取材で、久しぶりにモーガンに乗った。調べたら13年ぶり。でも乗ると、いつものモーガンだった。なのに、“ほしいメーター”は過去最高に上がった。ついにモーガンがわかる男、になったのかなあ。

 見た目も基本構造も、1936年の登場時から大きく変わっていないが、パワートレインはアップデートしてきた。
 いまのエンジンは、フォーカスなどに載っている英国フォード製1.6リッター4気筒DOHC。
 変速機はマツダロードスター(NC)用の5段MT。“スポーツカーのシーラカンス”にマツダロードスターがひと役買っていると思うと、ひとごとながらうれしい。



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 昔からフォードのエンジンは、ヨソのクルマに広く使われている。ロータス、TVR、ジネッタ、マーコスといったイギリスのスポーツカーはフォードのエンジンなしにはあり得なかったし、スゴイところだと、デトマソ・パンテーラもフォードV8だった。
 太っ腹なことに、フォードはほかの自動車メーカーにも部品を売ってくれるのである。

 セナやマンセルやプロストの頃のF1でも、プライベートチームはフォード・コスワースDFVで奮闘していた。太っ腹というよりも、アメリカの会社だから、要は“儲かれば売る”んでしょうね。だから逆に、日本市場からはサッサと撤退しちゃったと。


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 モーガンはいまでも部品点数で50点が、木である。外装材はアルミやステンレスでくるんで塗装してあるからわからないが、シート後ろにある荷室のカーペットをめくれば、フロアは文字通り、床板。半年ほど前、モーガンオートイワセのメカニックに聞いたら、修理でいよいよ手に負えないときは大工さんに出すと言っていた。


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オールハンドメイドのモーガンは、小物がカッコイイ。
アルミ削り出しの駐車ブレーキレバーとか。
(操作性はひと癖あり)。


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ボンネットのリリースレバーとか。
(めっちゃ硬い)。


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給油キャップとか。
(親指のツメ剥がすおそれあり)。


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なつかしいスミスのメーターとか。


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ただし、梅雨時のスピードメーターは、ずっと内側が曇っておられました。
しかし、何年ぶりだろう、曇ったメーター見たのって。なんでいまのメーターは曇らないのか。内側にクリンビュー塗ってあるのか?


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ムヒョー、この角度がいちばんカッコイイ。
でも、オプションのウォールナットダッシュボードと、フルサイズバンパーを付け、背中でワイヤホイールを見せびらかせようとすると、かるく800万円を越す。
「モーガンが買える男」にはなれませんね。

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下野康史(かばた・やすし)
下野康史(かばた・やすし)
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