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アルピーヌA110

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 半世紀ぶりに蘇ったアルピーヌA110。
 といっても、1962年型は鉄のバックボーンフレーム+FRPボディでリアエンジン。新型はアルミモノコックボディでミドシップ。ルノーエンジンという以外、機構的な共通点はない。
 そもそも、A110って、そんなに有名かな⁉ 3代目にあたる“ルノーアルピーヌV6ターボ”なら、まだ知った人がいるかもしれないが……

 でも、乗ったらスゴかった。
 幅は1.8mあるのに、1110kgの軽量。そのボディにメガーヌ・ルノースポールの1.8ℓターボを詰め込み、しかし、アシはぜんぜんガチガチにしていない。

 ロータス・エリーゼのようにレーシングライクではないし、軽さのために安全/快適装備を省いているわけでもない。
 変速機は2ペダルのゲトラグ製デュアルクラッチ7段のみ。これだけエンジンの吹き上がりが速いと、人力変速ではついていけない。

 全力加速は鳥肌モノだが、600馬力のスーパーカーみたいな疎外感は与えない。Dレンジでフツーに加速しても、軽さの実感が気持ちいい。

 しかし、乗っていると、同じ価格帯と性能を持つポルシェ718ケイマンの高度工業製品ぶりにもあらためて感心した。
 はるか半値以下で同質のファン・トゥ・ドライブを実現しているマツダ・ロードスターもスゴイ!と思った。


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 250km/hカーでも、取って付けたようなスポイラーは付けないことにこだわった、というスタイリング。たしかに初代A110似。


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 アルミボディの剛性を落とさないために、トランクは超おちょぼぐち。


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 サベルトのフルバケットシートでも座り心地が快適なのは、さすがフランス車です。

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下野康史(かばた・やすし)
下野康史(かばた・やすし)
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