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前連載「ニコニコドライブ」の取材で山梨県の松姫峠を越えたとき、峠をアンダーパスする松姫トンネルの工事がたけなわだった。 峠の北側を管轄する小菅村役場に話を聞きにいって、トンネルが出来ても旧道を廃道にしないで下さいねと役場の若い人に言ったら、「ハイ、村長に伝えておきます」と笑いながら答えた。 よーし、本当に伝えるんだな、村長に。じゃあ、何月何日、何時何分に伝えるんだ!? というネタを昔、ウッチャンナンチャンがやっていたっけ。 あれから6年、今月号の「峠狩り」でまた松姫峠を訪ねた。そう、2014年秋に長さ3kmのトンネルが完成したあとも、旧道が残っているのです。 ただし、小菅村側だけ。大月市が管理する南側はロックアウトされ、車両通行止めになっている。村長に伝えてくれたんですね(笑)。 まじめな話、山梨県北都留郡小菅村にとって、武田信玄の娘、松姫が織田信長の軍勢に追われて越えたとされる松姫峠は、数少ない観光資源なのである。 旧道を上っていくと、ユーノス・ロードスターを止めて、掃き掃除をしている男性を発見。なんだなんだ!? 話を聞いたら、松姫峠が好きで、40年前から通っているという人だった。自宅は湘南。片道100km。圏央道が出来てからも下道(したみち)を走ってくる。 狭い峠道を気持ちよく、安全に走るために、毎回、持参のホウキでこうして落石や落ち葉を掃いている。 「松姫峠の偉人ですねえ」と言ったら、「いえ、私利私欲ですから」。でも、地主さんには感謝されているそうだ。 大月方面から松姫峠へ向かう国道139号は、平将門の時代からの古い街道らしい。 道もローカルでイイカンジだ。とくにこのS字カーブはスパ・フランコルシャンのオールージュ・コーナーみたいで、いつも見惚れます。 |
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2018年09月22日
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