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 フィアット500アバルトあらため、“アバルト595”シリーズのベーシックモデル、つまり素の595のMT(299万円)。
 価格をみると、アリバイモデルにも思えるが、乗ったら、よかった。上をみると、同じ1.4リッターターボで165ps、180psとあるが、145psのこれで十分速いし、オモシロイ。やっぱり欧州車はベーシックモデルにこそ“福”がある。

 てな原稿を書き終えたら、バナー広告に180psのMTの限定モデルが現われた。


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 機械式LSD付きですか。そのへんの四つ角でもガギグゲゴって感じで曲がれるんだろうな。
 しかも、限定100台の半分は左ハンドル。フィアット500は、右ハンドルのMTだとペダルのオフセットが大きくて下半身が窮屈だから、オリジナルの左ハンドルが正解なのだ。
 
 しかし、電動化って時代に、カタログで歯車見せてイバってるクルマもクルマである。
 カルロ・アバルト魂、健在。

圏央道トンネルの上

 晴天の予報なので、ファットバイクで未踏路探検に出発。陣馬街道から南に入る行き止まりの道へ。

 しかし雲が取れず、なかなか陽が射さない。ロングタイツで来てよかった。半切じゃないフルグローブでもよかったかも。
 2年ぶりにエルニーニョが発生して、この冬は暖冬の可能性が高いらしい、寒がりだから、うれしい。
 でも、2年前って、暖冬だったっけ。


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 夏は増水していて怖かった北浅川(多摩川の支流)も、さすがに穏やかになっていた。


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 陣馬街道に出たところで、キャリアカーに載った古いBMWを発見。70年代の3.0CSか。6シリーズ登場前夜の2ドアクーペですね。
 おそろしくピラーの細い美人なボディーは、カルマン製。ホイールが小さくて、タイヤがたっぷり“ある”のも、昔だ。ボディーカラーもイイ。


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 松竹町というめでたい町から未踏路に入ると、今度は“草ヒロ”化しつつあるジープを発見。80年代のCJ-7かな。
“ラングラー”なんてシャレた名前がつく前のCJ(Civilian Jeep)ですね。新車の時代に乗ったけど、ズロズロズロズロ楽しいアメ車だった。


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 家並みのある舗装路は1kmほどで途切れ、突然、という感じで山に入る。
「付近で熊が目撃されています」という看板があったので、熊よけベルのマグネットを外して、音量全開。八王子市内なんですけど。
 でも、山を切り拓いて人が住んでいる、という事実が実感できる地形である。本当は「付近で人間が目撃されています」なんだよな。

 地図では陣馬街道から6km入れるはずだったが、低木や草が茂る急勾配に阻まれて、じきにこげなくなる。道だか藪だかわからない。ドンと熊にぶつかっても困るし、3km行くかいかないかのここ(写真下)で撤収。ウチから33kmくらい。


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 たぶんこの下を圏央道が走っている。中央道八王子ジャンクションから圏央道外回りに入ってすぐの長いトンネルの上は、こういう感じになっております。
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 早朝の外ロケのとき、よくお世話になるのがセブンイレブンのコロッケパン。
 直近で買ったら、商品名が『芳醇なソースで味わうコロッケパン』に変わっていた。以前の惹句は何だったか忘れたが、こういう文言を日々考えている人がいるんですね。

 おいしくて、腹持ちもいい。のだが、裏見ると、わかっちゃいるけどびっくりする。


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 pH調整剤、増粘剤、酢酸Na、加工澱粉、脱脂粉乳、アミノ酸、ビタミンCって、なに!? コロッケパンと関係なくなくない?
 家でやるようにつくったコロッケにウスターソースをかけてパンに挟むんじゃあ、だめなの?

 だめなんでしょうね。それじゃあこの味にはならないし、この値段では売れないし、こんなに日持ちもしないんでしょう。ジャガイモはいたみやすいし。
 と思って、今回あらためて読んで気づいた。原材料名に「ジャガイモ」が書いてない! それが「加工澱粉」のことなのか。やられたあ。そういえば、家やベーカリーのコロッケにはある、つぶし残した“ジャガイモのかたまり”がないもんな。

 しかし、ついつい食べたくなる濃いィ味は、この添加物チューニングのなせるワザなんでしょうね。
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『革命! 世界初 電池の要らないアシストギア』
 自転車量販店、サイクルオリンピックが発売した“フリーパワー”を試しにいった。


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 クランク軸に、シリコンゴムを使ったこんなメカが入っている。ペダルを踏み込むと、ゴムがつぶれる(写真下)。その反発力がアシスト力を生む、という触れ込み。


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 でもこれ、「アシスト」かな? アシストって、プラスαの付加価値でしょ。ゴムをつぶしているのは人間による入力なのだから、その反発力はタダの反発力じゃないの? と思ったので、乗ってみたかったわけです。


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 お店は実にウェルカムだった。試乗車は何台もあり、免許証提示のような身元確認もない。とくに時間制限もない。スタッフも熱心だ。
 ゴムの硬さは3種類。同じ26インチフレームの変速機なしママチャリに付けた自転車が用意されている。「ソフトからハードまでぜんぶ乗ってみて下さい」というお言葉に甘える。

 結論。言われてみれば、ゴムの反発力がたしかにアシスト力を生んでいる感じはする。加速力や、出ている速度のわりに、ペダルが軽いのだ。ミディアム、ハードと、ゴムが硬くなるほど、その効果が、高い速度で発揮される。

 ただし、平坦路のみである。坂道、とくに急坂では効かない。だから、電動アシスト自転車の代わりにはならない。この仕掛けで電チャリ並みだったら、永久機関も実現しとるわい。
 そのへんは売るほうもわかっていて、パンフレットに『シリコーンの力で自転車がもっと楽しくなる!』とは書いてあるけど、「電動アシスト」は言葉としてもいっさい引き合いに出していない。

 でも、最初、ニュースを見たときに、「錯覚アシスト」でしょと思った以上の効果はあった。
 止まっているときにペダルを踏むと、とくにソフト仕様ではゴムのブニュっとした感触がある。そのため、膝にやさしいのがけっこう大きなメリットかもしれない。大して力もかけていないのに、こぎ出しのとき、何かの拍子で“膝にくる”ことありませんか。あれがなくなると思う。こぎ出しを軽く感じるのも、実はこの柔らかさのおかげかもしれない。


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 価格は、フリーパワーのギアセットでおよそ1万円。完成車で売るよりも、店で新車を買ってもらったときに取り付けるという売り方をメインに考えているようで、変速機付きで2万5000円〜3万円くらいの自転車に付ける人がいちばん多いそうだ。このときも年配の夫婦が1台お買い上げだった。
 実用自転車は、苛烈な価格競争で利益が出なくなっている。そこに風穴を開けたい新機軸でもあるのかなと感じた。
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 上の写真、画像処理ソフトでイジってあるところがひとつあります。どこでしょうか?
 何かを消したり、加えたりしているわけではありません。
 
 それはともかく。


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 新型メガーヌ・ルノースポール。すばらしかった。
 旧型後期のハイチューンモデルは、こんなの乗ってられるか! と思うほど足がガチガチだったが、これは別物。
 ついに2ペダルのデュアルクラッチ変速機になり、エンジンも直噴1.8リッターの新型に変わったのだが、このパワートレインがレスポンスのかたまり。動き出すなり笑っちゃうほど楽しい。

 これだけレスポンスがいいと、1ミリたりともマニュアルで乗りたいとは思わなかった。人間変速なんてオヨビじゃないもん。
 足も硬くないとは言わないが、芯に柔らかさがあって、ああフレンチだなあと思う。
 アルピーヌA110もあるし、2018年はルノーの年ですか。あ、ジムニーがいたか。って感じですね。

 価格は440万円。安くはないが、ガチンコライバルのシビック・タイプRより10万円安い。


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 でも、ルノースポールまではムリ。必要ない。という人のクルマが、メガーヌGT。
 先月、長距離を走ったが、しみじみいいクルマである。VWゴルフよりいい。これがベースだから、ルノースポールがイイんだなあと痛感する。ルノー、冴えてます。
 メーカーの謳い文句って、たいていナットクいかないが、ルノーの『退屈へのレジスタンス』は、合ってる合ってると思う。


 で、冒頭クイズの答は。


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 傾きをイジりました。現場の路肩がこんなだったので。
 デジタルフォトは便利です。

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下野康史(かばた・やすし)
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