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↑アストンマーティンのモンスター、DBSスーパーレッジェーラ。
 5.2リッターV12ツインターボ725馬力の後輪駆動。お値段3400万円あまり。カーボンボディーだから幅2mのわりには軽いけど、無事に返却するまで、気は重い。


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↑給油口を開けると、オクタン価の注意書きは英語とアラビア語と中国語。この手の高価格車がいまどきどこで売れるのか、一目瞭然です。

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↑トランクを開けると、中に左右一対の見慣れない部品が。
 横長の穴に樹脂の糸が張ってある。指で弾くと、ハープみたいにピロピロ鳴る。なんじゃこりゃ。
 実はこれ、新型DBSの技術的ハイライトのひとつ。

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↑上屋のリアクォーター部分から走行風を取り入れて……。


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↑ダクトでハープ穴へ下ろし、トランクのフタに沿った流路に導き(トランクを閉めるとつながる)、最後はリアエンドから排出する。そうやってお尻を気流で押さえつける“エアロブレード”というダウンフォース発生装置でした。走っているときは、このなかをゴーゴー、風が抜けているわけです。

 これらのおかげで、派手なリアウイングを立てることなしに、最大180kgのダウンフォースを得ているという。
 縦格子の糸も、中を通る空気になんらかの整流効果、もしくは静音効果を持つのだろう。この位置から覗くと、穴の向こうに外が見える。
 エアロダイナミクスはアナログだから、おもしろい。

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下野康史(かばた・やすし)
下野康史(かばた・やすし)
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