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↑こういうクルマのことを、いつからか「草ヒロ」と呼ぶようになった。 最初はなんのことかわからなかったが、「草むらのヒーロー」の略と知って、そういうことかと思った。草むらに放置され、自然に帰ろうとしている廃車のことである。 なぜそれがヒーローかというと、言い出しっぺが旧車専門誌の『ノスタルジックヒーロー』だからだ。 当然、ライバル誌の『オールドタイマー』だと「草ヒロ」は使わない。「廃車体」と呼んで、そういう連載ページもつくっている。 でも、「廃車体」って、身もフタもないなあ。「御遺体」みたいでもあるし。 草ヒロもピンとこない。クルマに興味がない人だと、なんのことか、取りつく島もないだろう。棲息地が草むらとは限らないし。 じゃあ、こういうクルマ、英語ではなんというのだろう。 そういえば「捨てる」という意味の“abandon”(アバンダン)という単語があったなあと思ってググったら、ピンポーン! “abandoned car”でこの手のクルマの写真や記事がいっぱい出てきた。YouTubeにも多数ある。“abandoned car”を探し歩いているイギリス人のチャンネルも見つけた。 「赤尾の豆単」で受験勉強した世代なら、abandonを知っている人は多いはずだ。よし、豆単を全部覚えようと思って始めると、1ページ目の最初のほうに出てくるのがこの単語なのである。 で、ほとんどの人は、アバンダンだけ覚えて、挫折する。 若いときに覚えたから、いつまでたっても忘れないのだが、生の英会話のなかで、これまでabandonなんて言葉を聞いたことも口にしたこともない。
どんだけ使わない単語なんだ。長年そう思っていたら、いまごろになって役に立った。赤尾の豆単、ありがとう。 |
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2019年02月12日
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