ここから本文です

書庫過去の投稿日別表示

全1ページ

[1]

アバンダンド・カー

イメージ 1

↑こういうクルマのことを、いつからか「草ヒロ」と呼ぶようになった。
 最初はなんのことかわからなかったが、「草むらのヒーロー」の略と知って、そういうことかと思った。草むらに放置され、自然に帰ろうとしている廃車のことである。
 なぜそれがヒーローかというと、言い出しっぺが旧車専門誌の『ノスタルジックヒーロー』だからだ。

 当然、ライバル誌の『オールドタイマー』だと「草ヒロ」は使わない。「廃車体」と呼んで、そういう連載ページもつくっている。


イメージ 2

 でも、「廃車体」って、身もフタもないなあ。「御遺体」みたいでもあるし。
 草ヒロもピンとこない。クルマに興味がない人だと、なんのことか、取りつく島もないだろう。棲息地が草むらとは限らないし。


イメージ 3

 じゃあ、こういうクルマ、英語ではなんというのだろう。
 そういえば「捨てる」という意味の“abandon”(アバンダン)という単語があったなあと思ってググったら、ピンポーン!
“abandoned car”でこの手のクルマの写真や記事がいっぱい出てきた。YouTubeにも多数ある。“abandoned car”を探し歩いているイギリス人のチャンネルも見つけた。
 
「赤尾の豆単」で受験勉強した世代なら、abandonを知っている人は多いはずだ。よし、豆単を全部覚えようと思って始めると、1ページ目の最初のほうに出てくるのがこの単語なのである。
 で、ほとんどの人は、アバンダンだけ覚えて、挫折する。

 若いときに覚えたから、いつまでたっても忘れないのだが、生の英会話のなかで、これまでabandonなんて言葉を聞いたことも口にしたこともない。
 どんだけ使わない単語なんだ。長年そう思っていたら、いまごろになって役に立った。赤尾の豆単、ありがとう。

全1ページ

[1]

下野康史(かばた・やすし)
下野康史(かばた・やすし)
男性 / O型
人気度
Yahoo!ブログヘルプ - ブログ人気度について

過去の記事一覧

本文はここまでですこのページの先頭へ
みんなの更新記事