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↑こういうクルマのことを、いつからか「草ヒロ」と呼ぶようになった。 最初はなんのことかわからなかったが、「草むらのヒーロー」の略と知って、そういうことかと思った。草むらに放置され、自然に帰ろうとしている廃車のことである。 なぜそれがヒーローかというと、言い出しっぺが旧車専門誌の『ノスタルジックヒーロー』だからだ。 当然、ライバル誌の『オールドタイマー』だと「草ヒロ」は使わない。「廃車体」と呼んで、そういう連載ページもつくっている。 でも、「廃車体」って、身もフタもないなあ。「御遺体」みたいでもあるし。 草ヒロもピンとこない。クルマに興味がない人だと、なんのことか、取りつく島もないだろう。棲息地が草むらとは限らないし。 じゃあ、こういうクルマ、英語ではなんというのだろう。 そういえば「捨てる」という意味の“abandon”(アバンダン)という単語があったなあと思ってググったら、ピンポーン! “abandoned car”でこの手のクルマの写真や記事がいっぱい出てきた。YouTubeにも多数ある。“abandoned car”を探し歩いているイギリス人のチャンネルも見つけた。 「赤尾の豆単」で受験勉強した世代なら、abandonを知っている人は多いはずだ。よし、豆単を全部覚えようと思って始めると、1ページ目の最初のほうに出てくるのがこの単語なのである。 で、ほとんどの人は、アバンダンだけ覚えて、挫折する。 若いときに覚えたから、いつまでたっても忘れないのだが、生の英会話のなかで、これまでabandonなんて言葉を聞いたことも口にしたこともない。
どんだけ使わない単語なんだ。長年そう思っていたら、いまごろになって役に立った。赤尾の豆単、ありがとう。 |
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↑アストンマーティンのモンスター、DBSスーパーレッジェーラ。 5.2リッターV12ツインターボ725馬力の後輪駆動。お値段3400万円あまり。カーボンボディーだから幅2mのわりには軽いけど、無事に返却するまで、気は重い。 ↑給油口を開けると、オクタン価の注意書きは英語とアラビア語と中国語。この手の高価格車がいまどきどこで売れるのか、一目瞭然です。 ↑トランクを開けると、中に左右一対の見慣れない部品が。 横長の穴に樹脂の糸が張ってある。指で弾くと、ハープみたいにピロピロ鳴る。なんじゃこりゃ。 実はこれ、新型DBSの技術的ハイライトのひとつ。 ↑上屋のリアクォーター部分から走行風を取り入れて……。 ↑ダクトでハープ穴へ下ろし、トランクのフタに沿った流路に導き(トランクを閉めるとつながる)、最後はリアエンドから排出する。そうやってお尻を気流で押さえつける“エアロブレード”というダウンフォース発生装置でした。走っているときは、このなかをゴーゴー、風が抜けているわけです。 これらのおかげで、派手なリアウイングを立てることなしに、最大180kgのダウンフォースを得ているという。
縦格子の糸も、中を通る空気になんらかの整流効果、もしくは静音効果を持つのだろう。この位置から覗くと、穴の向こうに外が見える。 エアロダイナミクスはアナログだから、おもしろい。 |
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↑先週木曜日の夜、久しぶりに雨が降り、富士山を借景にする近在の山々も、ごくうっすら雪化粧した。 遠くから見てこれくらいだと、実際、現地にはどれくらい雪があるのか。土曜日、ファットバイクで確かめに行った。 ↑向かったのは、八王子/あきる野市境界の入山(いりやま)峠である。 ウチから33km。陣馬街道と別れると、「ここより北極圏」みたいなポイントがあった。 といってもここは川沿いの日陰で、カーブを抜けるとまたドライになった。 ↑盆堀林道に入り、標高460mまで上がっても、まだこんな感じ。路面は基本ドライ。こいでいると汗ばむし、グローブなしでも冷たくない。むしろ春が近いなあと感じた。 さすがに自転車とはすれ違わなかったが、路肩でお弁当を食べている熟年ハイカーのカップルと、ポールを持った若いトレイルランナーに会う。みんなニコニコしていた。 ↑入山トンネルを抜ける。北側の出口だけ、雪が吹き溜まっている。 ↑しかし、日陰の斜面に入ると、完全な雪道になる。彼方には晴れた新宿副都心が見えてるんですけどね。 ごくうっすら雪化粧の山は、中に入るとこんなふうにまだらな積雪状態なのでした。 ↑アラスカ発祥自転車、ファットバイクの面目躍如。轍(わだち)は一見よさそうに見えるが、底が凍っていることも多いので油断ならない。 こうした状況で轍のことを考えていると、必ず『わだち馬鹿よね〜♪、お馬鹿さんよね〜♪』と頭で歌ってしまうのはワタシだけでしょうか。 ↑標高594mの入山峠を無事クリアして下り始めると、除雪作業をやっていた。峠のこっちは北側なので、積雪が多いのだ。 向こうへ下りるのは断念して、来た道を引き返す。というのも、この写真を撮った直前に転倒したのである。黒い舗装部分を選んだつもりが、ツルツル氷だった。超低圧ファットタイヤも氷にはお手上げだ。とくに下りは危ない。 ファットバイク歴5年で初の落車。防水防振カメラでよかった。 武蔵五日市へ下りて、おいしい朝鮮漬け(焼肉)を買って帰るのも断念。安全第一である。
でも、右の股関節、ちょっと痛い。 |
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ウチから2軒挟んだ御近所さんが引っ越して、そこに新しく4軒の家が建つことになった。 年明けから解体が始まり、重機が作業を始めたのだが、これが1日中、地震なのですよ。見てるテレビが揺れる。ウチはまだちょっと離れているからいいけど、すぐお隣なんか、壁にヒビくらい入っていると思う。きょうび、業者も細心の注意を払っているのだろうが、にしても、この揺れ方はないだろって感じだ。きのうやっと終わったけど。 解体といえば、多摩川にかかる関戸橋が取り壊されていた。隣に新橋ができて、古いほうはどうするのかと思っていたら、完全撤去である。 いまは多摩サイの臨時ルートの真上でちょんぎられている。橋の断面を初めて見た。 鎌倉街道の関戸橋は戦前の1937年に出来た古いコンクリート橋で、緩いアーチ型の桁と、どっしりした橋脚がなかなか美しかった。府中市と多摩市を結んでいて、歩行者の通行も多いから、人道橋として残せなかったのかなあと思うが、架け替えの目的が耐震性向上では、そういうわけにもいかなかったのか。 こっちの解体作業はスペクタクルだ。橋脚のコンクリートをズガガガガッと砕いているのは「打撃式破砕機」っていうんですね。 その隣では鋼鉄のティラノザウルスが鉄筋をくわえちゃあ噛み噛みしている。これは「圧砕機」。80年以上前のコンクリート建造物って、いまのより固そうだ。 多摩サイで通りがかったら、御注意を。 |


