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花粉シーズンの楽しみ

 週末、自転車で遠出しようと思ったが、花粉がひどいので自粛。かわりに、市場までトレンクルでおつかいに行く。

 多摩サイですれ違うロードバイカーを見ていると、いまのサイクリスト用花粉防止マスクって、スゴイですね。モトクロスのフェイスガードみたいなのや、ネックウォーマーのように首から覆って、耳だけ出す、顔につける腹巻みたいなのやら。「呼吸用浮動バルブ弁」とか、構造もスゴイことになっているらしい。

 こういうのが出たてのころに、ウエットスーツみたいな素材でできたカラス天狗ふうのハイテクマスクを買ったのだが、素材が臭くてアレルギーを起こしそうだった。いまは低臭タイプとか言っているから、少しは改善されたのだろうか。
 しかし、花粉症を逆手にとって、いつのまにかカッコイイ自転車ウェアのひとつにしちゃっているところがスゴイ。


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 鶏肉の買い出しに行った市場は、ユーミンの『中央フリーウェイ』で歌われる「ビール工場〜♪」の隣にある。左上に見えている長い屋根が「競馬場〜♪」。
 ウチから10kmはないが、14インチのパナソニック・トレンクルでクルクル回してくると、けっこう“走りで”がある。

「Yahoo!ブログの次」問題。いまのところ、FC2にしようかなと思っています。

橋が、ない!

 ウチから2軒挟んだ御近所さんが引っ越して、そこに新しく4軒の家が建つことになった。
 年明けから解体が始まり、重機が作業を始めたのだが、これが1日中、地震なのですよ。見てるテレビが揺れる。ウチはまだちょっと離れているからいいけど、すぐお隣なんか、壁にヒビくらい入っていると思う。きょうび、業者も細心の注意を払っているのだろうが、にしても、この揺れ方はないだろって感じだ。きのうやっと終わったけど。


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 解体といえば、多摩川にかかる関戸橋が取り壊されていた。隣に新橋ができて、古いほうはどうするのかと思っていたら、完全撤去である。
 いまは多摩サイの臨時ルートの真上でちょんぎられている。橋の断面を初めて見た。

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 鎌倉街道の関戸橋は戦前の1937年に出来た古いコンクリート橋で、緩いアーチ型の桁と、どっしりした橋脚がなかなか美しかった。府中市と多摩市を結んでいて、歩行者の通行も多いから、人道橋として残せなかったのかなあと思うが、架け替えの目的が耐震性向上では、そういうわけにもいかなかったのか。


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 こっちの解体作業はスペクタクルだ。橋脚のコンクリートをズガガガガッと砕いているのは「打撃式破砕機」っていうんですね。
 その隣では鋼鉄のティラノザウルスが鉄筋をくわえちゃあ噛み噛みしている。これは「圧砕機」。80年以上前のコンクリート建造物って、いまのより固そうだ。
 多摩サイで通りがかったら、御注意を。

檜原村の名峠

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 東京の本土に残る唯一の村、檜原(ひのはら)村の時坂峠へ行った。といっても、ポルシェバイクを積んで、麓まではクルマ。

 1月下旬に奥多摩界隈の峠にロードバイクで上がれるのだから、今年はやはり暖冬なのでしょうか。
 5日前、西伊豆から富士山を見たら、この時期としては気の毒なくらい、黒い地肌が出ていた。東京のほうから見ると、けっこう真っ白なのだが、日当たりのいい南側は雪が付かないようだ。去年のちょうどいまごろは、東京にも大雪が降ったんだけど。


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 先週、ヨメさんがA型インフル宣告を受けて、月曜日まで寝込んでいた。
 同じころ、ぼくもちょっと悪寒がして、フシブシが痛くて、やられたかと思っていたが、3日前に症状が治まった。
「インフルエンザ、自然治癒」と入れてググって調べたところ、抵抗力さえあれば、たとえかかっても自然治癒するのだそうだ。皆様もがんばってください。

 あと、個人的にやっているルーティーンでお薦めしたいのは“鼻うがい”ですね。
 いろいろやりかたはあるが、ぼくのは簡単。シャワーで人肌の温水(水だと痛い)を出し、片方ずつ鼻でそれを大きく吸い、思いきりフガーッと排出する。これを何度か繰り返す。人には見せられない。
 もともと花粉症対策で始めたのだが、いまは毎日やっている。自転車やランニングから帰ったあともやる。花粉の洗い流しだけでなく、風邪やインフル予防にもいいと思います。


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 時坂峠は途中の山腹がすっかり伐採されて、ものすごい景色が見下ろせた。
 このへんだと標高500mちょっとだが、まさに「千尋の谷」の迫力。山は高さじゃないですね。
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『革命! 世界初 電池の要らないアシストギア』
 自転車量販店、サイクルオリンピックが発売した“フリーパワー”を試しにいった。


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 クランク軸に、シリコンゴムを使ったこんなメカが入っている。ペダルを踏み込むと、ゴムがつぶれる(写真下)。その反発力がアシスト力を生む、という触れ込み。


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 でもこれ、「アシスト」かな? アシストって、プラスαの付加価値でしょ。ゴムをつぶしているのは人間による入力なのだから、その反発力はタダの反発力じゃないの? と思ったので、乗ってみたかったわけです。


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 お店は実にウェルカムだった。試乗車は何台もあり、免許証提示のような身元確認もない。とくに時間制限もない。スタッフも熱心だ。
 ゴムの硬さは3種類。同じ26インチフレームの変速機なしママチャリに付けた自転車が用意されている。「ソフトからハードまでぜんぶ乗ってみて下さい」というお言葉に甘える。

 結論。言われてみれば、ゴムの反発力がたしかにアシスト力を生んでいる感じはする。加速力や、出ている速度のわりに、ペダルが軽いのだ。ミディアム、ハードと、ゴムが硬くなるほど、その効果が、高い速度で発揮される。

 ただし、平坦路のみである。坂道、とくに急坂では効かない。だから、電動アシスト自転車の代わりにはならない。この仕掛けで電チャリ並みだったら、永久機関も実現しとるわい。
 そのへんは売るほうもわかっていて、パンフレットに『シリコーンの力で自転車がもっと楽しくなる!』とは書いてあるけど、「電動アシスト」は言葉としてもいっさい引き合いに出していない。

 でも、最初、ニュースを見たときに、「錯覚アシスト」でしょと思った以上の効果はあった。
 止まっているときにペダルを踏むと、とくにソフト仕様ではゴムのブニュっとした感触がある。そのため、膝にやさしいのがけっこう大きなメリットかもしれない。大して力もかけていないのに、こぎ出しのとき、何かの拍子で“膝にくる”ことありませんか。あれがなくなると思う。こぎ出しを軽く感じるのも、実はこの柔らかさのおかげかもしれない。


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 価格は、フリーパワーのギアセットでおよそ1万円。完成車で売るよりも、店で新車を買ってもらったときに取り付けるという売り方をメインに考えているようで、変速機付きで2万5000円〜3万円くらいの自転車に付ける人がいちばん多いそうだ。このときも年配の夫婦が1台お買い上げだった。
 実用自転車は、苛烈な価格競争で利益が出なくなっている。そこに風穴を開けたい新機軸でもあるのかなと感じた。

時代は電チャリダー

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 富士山の五合目、須走口(すばしりぐち)へ上がるふじあざみラインをクルマで走っていたら、前方にクロスバイク発見。
 熟年ライダーがかなり速いケイデンス(ペダル回転数)で回している。スピードもかなり速い。電チャリに違いない。

「どこまで行くんですか?」と聞いたら、須走口だという。
 ふじあざみラインは、富士山に登る車道でいちばん厳しい。標高2000mの須走口までは、麓の道の駅からだと11.4km。標高差は1140m、つまり平均斜度10%。後半は天をつくような激坂の連続になる。電チャリにしたって尋常じゃない。

 しかも、なんと町田からこいできたという。
「往復200kmです」
「スゴイですね」
「ターボ付いてるからさ」

 バッテリーは1本だけ。スペアなし。ということは、平坦路ではほとんどずっと自分の足でこいで、電池を温存してきたはずだ。

 スポーツ電チャリは、革命ですね。ナマチャリ派からみたら反則技かもしれないが、電チャリのアシストだって、まずナマ足入力ありきである。ちゃんと疲れる。てことは、鍛えられる。
 なんたって、電動アシストのおかげで、富士山に登れちゃうのだ。電動アシストが“その先の世界”へ連れて行ってくれるのだ。

 スポーツ電チャリ人口はこれからどんどん増える。ノリクラにも富士ヒルにも、いまのところ出場できないが、それも時間の問題だろう。


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「写真、撮っていいですか?」と聞いたら、ピースサインを頂きました。

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下野康史(かばた・やすし)
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