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林道 星竹線

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 週末は自転車日和。夏からの懸案だった武蔵五日市の峠へ行ってみる。

 入口に「林道 星竹線」の看板があった。舗装路だが、いきなり激坂で右にターンしている。8月に来たときはそこを見上げただけであきらめた。

 そして今回、右コーナー手前まで上がったが、あえなく玉砕。のぼれんわ。降りてからも、クリート剥き出しのシューズだと滑ってあぶないくらいの坂だ。
 でも、自転車を押してしばらく進んだら勾配がゆるくなったので、再乗車。しかし、ほどなくダートになる。

 まわりは杉と雑木の林。スズメバチの蜂柱が立ってやしないか、注意しながら上り続けると、ひとりの男性ハイカーが下りてきた。ちょっとホッとする。
 こういう山道をひとりで走っているとき、前から三列横隊で大日本帝国陸軍の兵隊が脇目もふらず行進してきたらイヤだなと、いつも思う。黒澤明の「夢」、怖かったあ。

 舗装路が終わっても、最初はフラットダートで走りやすかったが、そのうちまた勾配がきつくなり、石ころだらけの道は滑りやすくなる。雨が降ると沢のようになるらしく、パンクを誘いそうな鋭い小石が多い。こんなところでパンク修理はごめんだ。下から2kmくらい行ったところで引き返す。ウチから40kmたらずだが、ぜんぜん走っていないので、疲れた。

 帰りの多摩サイはきつい向かい風。へロヘロになっていたら、後ろから来たロードバイカーに声をかけられる。
チーム・アスペンのメンバーで、「東京〜糸魚川ファストラン」出場15回の猛者だという。アスペンは、毎年イトイガワに大勢参加する東京西部の古豪チームだ。昔から、表彰式の朝、おいしいアイスクリームをみんなに振る舞ってくれる。強いだけじゃない、ボランタリーでイイカンジのチーム。

 しばらくしゃべるうち、こっちの窮状を悟ったらしく、前に出て牽いてくれる。ぼくもイトイガワは15回出たが、てことは、この人だってハタチや30歳じゃないだろう。いいオトシだと思うけど、若いクライマーみたいなスッとしたふくらはぎをしている。
 
 向かい風は、平坦も坂にする。牽いてもらっているのに、離される。ついていけない。16回目はないなと思っている人間と、新コースでますます厳しくなった今年も出て、もちろん来年も、という人との違いである。「すいません、マイペースで行きますから……。サイナラ〜」と叫んで、チギれる。


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(武蔵五日市は、里山と清流秋川の町。東京都ですよ)                                                                                                                                            

横尾双輪館

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 世田谷区尾山台のアウディ・ジャパンにA6ハイブリッドを返却に行く。久しぶりの快晴なので、自転車を積んでいく。

 A6ハイブリッドは、すごくいいクルマ。レクサスGSのハイブリッドより5万円安い(690万円)が、こうやって同じ価格のクルマとしてガチに比べると、やっぱりドイツ車はすごい。A6ハイブリッドの場合は、「運転の楽しさ」と「お金をかけた感じ」が明らかにレクサスより上だ。

 そのかわり、リチウムイオン電池がトランクに大きな段差をつくっていて、このレベルだと、トヨタなら商品化しないだろうな、と思う。でも、もともとA6のトランクはバカでかいため、後席背もたれを倒すと、ロードバイクが難なく入る。

 仕事場でずっと壁の花状態だったHOLKS(ホルクス)を積んでゆく。94年に買った初めてのロードバイク。上野の老舗、横尾双輪館のオリジナルバイクだ。

 10年くらい前に横尾さんのところでフレームを黄色から黒に塗り換えてもらい、それから小平のバイクルプラザみついきに持ち込んで、固定ギアのシティバイクに改造してもらった。ドロップから短いバーハンドルに換えて、MTB用のブレーキを付けた。

 横尾さんに塗装を頼みに行ったとき、固定ギヤに換えようと思って……と話したら、「じゃあ、後ろのエンド幅、細くしましょうか」と、こともなげに言ったので驚いた。ギヤ1枚なら幅の広いエンドはいらないので、後ろ三角をつくり直すという意味だ。お金もそうかからないという。そのうちまた変速機とスプロケットに戻すかもしれないので、とお断りしたが、鉄のフレームだと、何年経ってもそういう改造ができてしまうのだ。

 A6ハイブリッドを返却して、改造ホルクスで帰る。最後に乗ったのは数年前だろうか。ずっとフラットになっていたチューブラータイヤが心配だったので、この日のために買った安いヴィットリアのスペアを持参。フロントはWOのポルシェバイク用を付けてきた。

 固定ギヤに乗るのも数年ぶりだ。アウディ・ジャパンの出口でサドルにまたがった途端、ペダルに載せた足がものすごい力で上死点まで持ち上げられる感覚にアセる。おお、そうだそうだ、こういうんだった。

 しかし、クルマに積んできた自転車で走り出したときの、この解放感。たまりません。


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(多摩川の河川敷に現代美術作品出現か!? と思ったら、週末の花火大会の準備だった)
                       

激安ロードバイク

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「NAVI CARS」の自転車連載で、しばらくミュール・ゼロを借りた。街道筋の自転車量販店“あさひ”が出した激安ロードバイクだ。アルミフレームで9万9800円也。

 値段だけなら、もっと安いロードバイクもあるだろうが、シフター、ディレーラー、スプロケット、クランクなどのトランスミッションはシマノ105。それで10万円ぎりはたしかに価格破壊だろう。

 そのかわり、タイヤは聞いたことのないメイド・イン・チャイナ。ホイールはディープリムだが無印で、“MUUR ZERO”とレタリングされている。高級ロードバイクは、どれだけ専門メーカーの高級パーツをまとっているかを誇示するのが常道だが、これはその逆。ホイールに車名が書いてあるロードバイクなんて、初めて見た。

 しかし、乗ってみると、これがなかなかよかった。

 車重9.6kgというと、ぼくのポルシェバイクと同等だが、そうとは思えないくらい“走り”も“こぎ”も軽い。
 フレームはかなり堅い。荒れた舗装路だと、せわしなく突き上げられるから、長距離向きとはいえないが、ヒルクライムならよさそうだ。

 欲を言えば、シフターはもうひとつ下のティアグラでいいから、ブレーキも105にしてほしかった。乗り心地は、タイヤを少し奢れば、改善されるかもしれない。前後輪の安っぽいクイックリリースはすぐ換えたい。
 イタ車っぽいカラリングには感心したが、塗装は弱そうだ。いっそのこと、ペイントはオプションにして、アルミ無垢が標準なんてどうだろう。凄みがあっていいんじゃないか。

 おもしろいのは、フレンチバルブの上にママチャリ用ポンプで入れられるアダプターが標準装備されてくること。あの空気入れで7バールも8バールも入るのかと思うが、自転車屋の電動ポンプなら大丈夫なのかも。

 なによりコスパというエントリー・ロードバイカーにはいい、と思うが、エントリーバイカーほど、ノウハウを持った専門店で買うべき、とも思う。
 ちなみにウチから直近のあさひでは、扱っていなかった。取り扱いを限定しているようだ。


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巌道峠

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 夕方、山梨県の上野原市と道志村のあいだにある巌道峠へ行く。といっても、ウチから50km以上あるので、麓の秋山温泉まではインプレのクルマというズル。

「巌道峠」なんて、どれだけの激坂かと思われるだろうが、よく見ると、「厳」じゃなくて「巌」。がんどう峠と読む。さざれ石のォ、いわおとなーりて、の巌(いわお)だ。子どものころは、「岩音鳴りて」だと思ってたけど。巌道峠は、大きな岩の峠道ってことだろうか。

 秋山温泉から頂上までは8km。途中、12〜13%くらいのキツイ部分があって、昔は止まりそうになったが、フロント34Tのコンパクトドライブなら大丈夫だ。ホント、コンパクトドライブって、自転車乗りの平均寿命(?)を一気に伸ばしましたね。

 まったく眺望のきかない峠道だと思っていたが、頂上の少し手前、左手に視界が開けるビューポイントを発見する(写真下)。

 まずクルマは通らない狭い山道だが、江戸の昔は秋山村と道志村を結ぶ重要な道で、峠付近にはおいはぎが出没し、「強盗坂」と呼ばれた、という碑が頂上に建っている。
 今日も下界は30℃の一日だったが、夕方の峠は涼しくて、もうススキが揺れていた。


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(どこが山無し県!)



                                                                              

VW up!ですよ

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(これが149万円のVW。ただし受注生産)


 週末、VWアップに乗った。混むのは必定なので、朝5時スタート。「ルボラン」誌の仕事なのだが、自転車を積んで山へ行き、現場ではアップとの併走フォトを撮る。

 自転車でクルマと並んで走るのは、けっこうむずかしい。というか、コワイ。「もっとクルマに寄って!」とカメラマンは言うのだが、言うは易し、行うは難しだ。ツール・ド・フランスでチームカーの窓から乗り出したメカにディレーラーを直してもらったりする選手とか、信じられない。あれはメカのほうがコワイか。

 3ショット、トライしたところで、雨が降ってくる。にわか雨かと思ったら本降りなので、切り上げる。スタートが30分遅かったらアウトだった。まだ7時半過ぎだったが、帰り道、サイクリストやトレールランナーとすれ違う。御無事で。

 アップは1ℓ3気筒の最小VWだ。2ドアの最廉価モデルが149万円。さすがにカーナビは付いていないが、装備はこれで十分。低速での追突事故を防ぐ、いわゆる「ぶつからないブレーキ」を全車標準にしたのはすごい。

 ほとんど唯一の難点はセミオートマ。DSGに比べると、変速時のタイムラグがやはり簡易型ATという感じ。といっても、スマートやフィアットやプジョー/シトロエンのセミオートマよりはいい。
 DSGもポルシェのPDKも“出たて”は変速ショックが多少あった。ドイツ車はまじめにランニングチェンジをやってくるので、アップでもそれを期待したい。言っても詮ないことだが、ヨーロッパ同様、MTで乗せてくれれば世話ないのだが。

 正式表記は3文字のup! ボディにつくエンブレムもこれ。UPでもUpでもない。この表記にメディアも従ってくださいという通達が、VW本社から出ているらしい。
 グレード名込みだと、move up! とかhigh up! になり、途中に改行がひっかかったりするとわかりにくい。国産、輸入車を問わず、最近、こういう半分ロゴマークみたいな車名が増えてきて、活字メディアは困ってます。


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(いちばん高い4ドアのハイアップ。183万円)
下野康史(かばた・やすし)
下野康史(かばた・やすし)
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