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イメージ 1(桧原湖周遊の路線バスは、昭和30年代に活躍したふるーいいすゞのボンネットバス。周辺の宿泊施設から集めた天ぷら油の廃油で走る。たしかに排ガスはちょっと天ぷら屋のニオイがする)


 今週は連チャンで出張。風邪気味でピンチだったが、後半、「磐梯山麓で自転車に乗る」の巻で、なんとか持ち直す。治りかけの風邪には自転車が効く。

 標高が高いので息はあがるが、新緑の桧原(ひばら)湖周回道路はサイコーのサイクリングコースだった。1周30数キロだけど、アップダウンがあって走りでがある。
 こんなに“いいところ”なのに、人がいない。“いいところ”だと必ず混んでいる東京近郊のいいところとはそこが決定的に違って、うらやましい。

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 帰りは喜多方まで足を延ばして、ラーメン。昔たべて、感動的においしかった店の名前を思い出せず、食べログで見つけた店に入る。評価は3.72。口コミの母数110。これなら間違いないと同行の編集さんが太鼓判を押す。

 ところが、食べ始めると、一同、無口に。魚のダシを効かせたスープが生臭い。味も醤油がきつくて、アダじょっぱい。チャーシューは大きいけど、ほとんど脂身じゃん。
 しかし、日本のラーメンって、いつからこんな魚臭いものになってしまったのか。

 それでも、帰るときには駐車場満杯で、行列が出来ていた。
 いまや味よりブランド力で人が来るのだろうか、喜多方ラーメンは。


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「バイシクルNAVI」誌の連載「ジテンシャ・ジドウシャ」で、荷室の“ものさし”用としてコルナゴAIR.105を借りていたら(3/1既報)、急遽、機種変更でMOVEに代わることになった。AIR.105の下、コルナゴでいちばん安い(16万8000円)完成車だ。

 MOVEはアルミフレームで、コンポはシマノのティアグラが付いている。一方、AIR.105も同じ素材のアルミフレームだが、シートステー部分にカーボンチューブを奮発する。コンポはティアグラの上の105で、価格は21万5250円。感動的によかったAIR.105に比べて、最廉価コルナゴはどれくらい違うのか、興味津々で乗りに出た。
 結論を言うと、カーボンおそるべし、である。

 総アルミフレームのMOVEもいい自転車だ。乗り味は、パリッと堅い。武蔵五日市の梅野木峠へ行ったのだが、上りも巡航も気持ちよく走れる。
 だが、AIR.105のしなやかさはない。荒れた路面ではかなり堅い。ヒルクライム用ならいいだろうが、長距離となると堅過ぎて疲れそうだ。この差がカーボン・シートステーの御利益なのだろうか。
 しかし、サドルの下から後輪のエンドへ延びる一対の細いステーをカーボン管に換えただけで、こんなにも乗り心地が変わるものなのだろうか。

 細かいスペックを知らなかったので、てっきりMOVEはフォークがアルミなのだろうと思っていた。そういう堅さだ。ところが、調べたらどっちもアルミ/カーボン混成の同じフォークが付いていた。タイヤも同じコンチネンタル。ホイールはAIR.105がシマノ、MOVEはコルナゴブランドのオリジナルだ。
 両者の印象の違いが何によるものなのか、特定することはできなかったが、とにかく、コルナゴのいちばん下と下から2番目との間には、かなり大きな差があることがわかった。

 ちなみに、MOVEには19万4250円の105コンポ付きもある。ホイールの価格差を考えると、プラス2万円以下で部分カーボンフレームのメリットが手に入るわけで、がぜんAIR.105のコストパフォーマンスが際立つ。

 20年前からロードレーサーに乗っている人間にとって、コルナゴといえばフェラーリみたいな存在である。“お買い得”なんてイメージは微塵もないブランドなのに、それが今や、20万円以下でも買える。底辺拡大のありがたさだ。
 もちろんこのクラスの量販モデルは台湾製だが、それは要するに台湾の自転車製造技術がコルナゴにオーソライズされるほど高くなったということであって、まったく無問題(モーマンタイ)である。                                                                                                                        
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 なるしまフレンドのボスにして、ニッポン自転車界の偉人、鳴嶋英雄さんの本が出た。

 自転車屋を始める前、写真屋だったというのは小耳に挟んだことはあるが、ロードレースの選手としてもそうとう鳴らしたことや、学生時代は教員志望で、日本史の高校教師になるところだった、なんてことは知らなかった。

 東京オリンピックのころは、「東京都自転車道路競走選手権大会」というのがあったとか、ロードレーサーに対して、ふつうの自転車のことは“並車(なみしゃ)”と呼んだとか、1935年生まれの自転車人だけに、おもしろい昔話がいろいろ出てくる評伝だ。

 20年前からなるしまの店で鳴嶋さんの御尊顔は何度も拝見しているが、いちどもしゃべったことはない。なぜかというと、怖いのである。とくに昔は、いちげんの客なんか、まったく客扱いしてくれない雰囲気があった。
 そう思っていたのはぼくだけではなかったようで、「見るだけなら帰って」とお客さんに言っているのを目撃した人の“証言”がこの本にもある。

 15年くらい前、ぼくはジャイアントのカーボン+アルミラグ製ロードレーサーを立川店で買ったが、幸いそのとき鳴嶋さんは不在で、応対してくれたのはおばさん(鳴嶋さんの奥さん)と若いスタッフだった。

 納車のとき、毎週末、クラブランがあるから、よかったらおいでと、おばさんがクラブのビデオをくれた。当時、すでになるしまフレンドのクラブチームは強豪ぞろいの体育会系だったので、無手勝流の初心者などはお呼びじゃなかったが、そのころから、現場の商売はほかの人に任せ、「走るのがオレの仕事」とばかり、鳴嶋さんはもっぱらクラブのほうに心血を注いでいたらしい。その後、だれでも参加できる市民レース“JCRC”を立ち上げたのは有名だ。
 気が短くておっかないが、ふところに飛び込んでいくと、やさしくて面倒見がいい。決断が速くて、実行力がすごい。この本を読んでいると、本田宗一郎に似ているなあと思った。

 いちばん最近、鳴嶋会長を見たのは、東京に向かう大垂水峠だ。夕方、ひとりで上っているサイクリストをクルマで追い越しざまに見たら、鳴嶋翁だった。今でも体脂肪率は10%をきるらしい。レーサージャージにヘルメット姿だと、まったく老人には見えない。しかも、ものすごい形相だった。追い込んでいるのである。75歳だぜ! こういう人がいるから、中途半端な年寄りは脚を止められないのだ。                                                                                                                                                                                                                        

ボルダリング

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 先週末、奥多摩へ走りに行ったとき、背中にマットみたいなものを背負って歩いているハイカー風を何人も見た。折り畳みカヌーの新種かと思ったが、聞いたら、ボルダーマットというもので、岩登りのとき下に敷く衝撃吸収マットだという。

 日原街道へ入ると、河原でみんな使っていた。ロッククライミングのような大掛かりなものではなく、大きめの岩に素手で上るフリークライミングをボルダリング(bouldering)と言うのだそうだ。こういうのがいま流行っているのか。

 ザイルは使わないから、他人を頼らず、気軽にできる。そのかわり登れなかったら落っこちるので、下にマットを敷く。複数でやるときは、下にいる人が手を差し出して落下に備える。といっても、もろに受け止めたら自分が怪我をする。最低限、頭を打たないように、落下者の肩を押し出すのが鉄則らしい。

 股関節の可動範囲が狭くなった年寄りにはとうていできないスポーツだが、道路から見ているだけでもおもしろくて、見飽きない。要は子どもの頃やった木登りの岩バージョンではないか。やってる人も、次はオレ次はオレと、ワイワイ言いながら楽しそうだ。

 高さ3mの岩だって、オーバーハングしていれば、素手で登るのは超級難度なわけである。そんな岩登りがなにも谷川岳やアイガー北壁に行かなくたって、そのへんで手軽にできるのだ。アウトドアで“リアルにやる”わけだから、けっしてシミュレーターゲームではない。盆栽スポーツというか、スポーツの盆栽というか。低反発素材の高価な(数万円する)マットまで持参というのが、新しい。オッサンは一本とられた。今夜はこのへんでお開きにしよう。

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 エイプリルフール。やっと暖かくなったので、久々に自転車で五日市の梅野木峠へ行く。

 靖国神社のソメイヨシノが咲いて、きのうかおととい、東京にも桜の開花宣言が出たけど、多摩サイの桜はまだツボミだ。それでも、昭島のあたりでカレンダーどおりに桜まつりをやっていて、サイクリングロードを人力車が走っていた。桜の天井が出来る名所なのに、惜しい。でも、咲いていたら、きのうの強風でいためつけられていただろうから、まあよかったかも。

 ここのところ足の痛みでランニングも御無沙汰。久しく心拍を上げていないので、上れる自信はないまま、梅野木峠に突入する。

 つるつる温泉脇の“壁”を抜けると、勾配が緩くなるが、そこでも腫れものに触るようにペースを抑えて匍匐前進する。
 後輪ディスクホイールのジャイアントに乗ったランニング姿のヤングライダーが立ちこぎで追い越してゆく。「こんちゃ」とあいさつしても、うなずくだけ。顔が赤い。オニイチャン、そうとう追い込んでいる。頂上の看板で知ったのだが、4/22にまたここでヒルクライムがあるのだ。下ってくるライダーも多い。みんなトレーニングに来ているのだ。賞金レースなので、トップ争いは熾烈をきわめるらしい。

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 峠の中盤、なんと、ランナーに追いつく。ぼくより年配とおぼしき、しかも、フツーのジャージを着たおじさんだ。ボトルを腰に付けた山岳ランナーふうではない。でも、遅いけど、歩いてはいない。
 以前、ぼくもこの峠をランで上りにきたことがあるけど、口から飛び出しかけた心臓を手で押し込んで、途中からほとんど歩いた。
 追い越しながら声をかける。「超人ですね!」

 やがて後半の壁にさしかかる。予定ではこのへんで引き返すつもりだったが、自転車であのおじさんランナーを追い越した以上、そんな恥辱にまみれるわけにはいかない。なんの意地だかよくわらないが、こちらも初老骨にムチを打って、なんとか上りきる。

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 頂上で写真を撮っていると、さっきのランナーがスローペースで上ってきた。まわりにはまったりしているハイカーやライダーもいるのに、おじさんは目もくれず、ノンストップでサミットを越し、御岳側へ下っていった。帰りはどうするんだろう。また向こうから上ってくるのだろうか。真に超人である。

 梅野木峠は無事に上れたが、帰り、多摩サイを進んでゆくと、フトモモに乳酸が溜まって、脚が回らなくなる。60kmくらいでこんなことになるのは初めてかもしれない。
 5月のイトイガワには出ないことに決めたのだが、こりゃ出たって、とても走れんわ。                                                                                                                                                                                    
下野康史(かばた・やすし)
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