|
前回の記事を書いたら、yon**bbさんから質問を頂きました。コメント欄には書ききれなかったので、以下、記事にしました。 |
ノーモア・フクシマ
-
詳細
コメント(5)
|
桜も咲き、今週末は東京都知事選だ。 大手メディアの調査によると、4選を狙う現職が優勢らしい。 てことは、新銀行東京問題や、東京オリンピック誘致失敗や、築地の移転や、アニメ規制などに都民は「NO!」と言わないのだろうか。直近では「津波は天罰」と言っちゃった石原都知事の失言という名の本音にも、ことごとく異議なしなのだろうか。 たしかに、今回は対抗馬が弱すぎる。宮崎から、そのまんま東に帰ってきた人。何度も天下りを重ねる役人のことを“渡り”というらしいが、知事って、渡りでやるものか。 「わたみ」が、渡辺美樹の略だと知ったときはびっくりした。どれだけ“自分好き”なんだ。会社の経営者は、会社の経営をやるべきだ。だって、「和み亭」って、おいしくないもん。ジャパネットの社長はホントにえらいと思う。自分の会社の利益にしか自分を使わないもの。 今回は、原発に反対している候補に入れようと思う。都民に電力を供給している原発がこんなことになっているのに、いま原発にNO!と言わないでいつ言うのだ。 でも、今月初めに読売新聞がやった原発の今後に関する世論調査では、「現状維持」が最多の46%、「減らすべき」が29%、「すべてなくすべき」が12%だったという。本当かよと目を疑う。 しかしまあ、電話の世論調査なんて、質問の立て方と“前説”次第である。「説明責任はあるか」と質問されて、「ない」と答えるのはむずかしい。なぜなら、“説明”という言葉そのものがポジティブな言葉だからだ。説明? そりゃ、なんだって説明するに越したことはないだろうとだれでも思う。説明を「釈明」や「弁解」に替えて質問したら、責任が「ある」と答える人はグッと減ると思う。 新聞やテレビのような大手メディアにとって、電力会社は大クライアントである。たとえおわび広告だって、これからも立派な広告主である。そういう関係にあるメディアが、そもそも電力会社の今後に関する世論調査をする資格があるのか。世論調査なのか、世論誘導なのか、よく見極めないと。
|
|
ぼくらの業界も、震災後しばらくは自宅待機状態だった。新車の発表会や試乗会は軒並み中止。なんとかジャパンのようなインポーターの多くは、外国人の社長が地震と放射能を嫌って逃げ出した。国産メーカーも広報車の貸し出しをやめたところが多かったし、一時、スタンドは大行列だったから、借りたって“満タン返し”なんておいそれとはできなかった。 地震後ほどなく、ジャーナリストの矢貫 隆さんから着信があった。こっちは無事だよとメールを送り返して、それっきりだった。 そうだ、矢貫さんと一緒にクルマで東北へ行ってみようかと考えていたら、きのう電話があった。たった今、石巻から帰ってきたところだという。仙台と石巻にいる知人の安否を探りがてら、被災地を1週間歩きまわっていたそうだ。ウーム、行動力が違うわな。 その生々しい話を今日、新宿アルタ裏の喫茶店で聞いた。隣でケーキ食べてるギャルの二人連れが、時折、固まっていた。 被災者の、というか、被災者なのに心やさしい向こうの人たちに、心打たれるそうだ。自衛隊員の献身ぶりも目を見張るらしい。 逆にムカつくのは、東京から来ているテレビや新聞の記者たち。東京ナンバーの黒塗りハイヤーで避難所に乗りつけて、被災者に「いま、足りないものはなんですか?」って。ならオメーら東京から何か運んでこいよ! と怒っておられた。 津波で家がダメになった人はいるが、幸いにして知り合いはみな無事だったという。矢貫さんが持っていった支援物資は、挽いたコーヒー豆と水と、エスプレッソマシンとコーヒーミルとバーナー。以前、高尾山に登ったときに持ってきていたセットだ(写真)。まだ電気もガスも水道も来ていない避難所で豆を挽き、コーヒー好きに振る舞うと、ものすごく喜ばれたそうだ。
矢貫 隆の震災ルポ、早く読みたいぞ。 |
|
自転車で二子玉川へ行く。都内では桜が開花して、やっと春めいてきた。風もない。自転車日和だ。 ニコタマは多摩川沿いの町だから、多摩サイを下る。中央道下から走ると、17km先の世田谷通りを渡るところで信号にぶつかるが、実はそこにも側道の人道トンネルがあるのを発見。それを使えば、二子玉川まで20数キロ、ノンストップで行けるのだ。そんなに長い距離、信号のない道路が東京にあるだろうか。多摩サイの価値とありがたみを再認識する。 液状化した浦安の街並みを映像で見ると、今度の地震がたしかに“関東大震災”だったことがわかるけど、多摩サイの路上に地震の被害らしきものは見当たらなかった。河川敷に降りる区間は、台風の増水ですぐ冠水するが、地盤そのものは安定しているようだ。 府中市内の河川敷で、一面、菜の花が咲いていた。去年はなかったよな。バラとカーネーションを見分ける能力はあやしいが、菜の花はわかる。鮮やかな黄色が心にしみた。
|
|
(黒部川第4発電所の発電機の軸。轟音を立てて回っているところへも立ち入れるのが、原発と違うところ) |



