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書庫ああ、東京〜糸魚川ファストラン

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 長雨がやっと終わった先週は、一転、猛暑が復活した。
 8/25の金曜日、中央線の笹子駅前で会った輪行サイクリストは、今週やっと夏休みがとれて、ここ3日間、毎日ロングをやっているのだけど、碓氷峠まで行っても暑くてタイヘンですと言っていた。
 今日はこれから、自宅のある藤沢まで走るという。標高600mから太平洋岸までだから、基本、下りだが、かるく100kmはある。笹子峠は越さないの?と聞いたら、トンネルが危ないからそっちへは行かないとのこと。かつて「東京〜糸魚川ファストラン」最大の難所だった国道20号(甲州街道)新笹子トンネルのことである。


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 この日、トンネルに入ると、孤軍奮闘するサイクリストに追いついた。
 ぼくは過去15回、東京〜糸魚川ファストランでこのトンネルを走ったが、ドライバー目線で自転車を見るのは初めてだ。あらためてここを自転車で抜ける恐ろしさがわかる。

“新”笹子トンネルといったって、出来たのは1958年。狭くて暗くて舗装の荒れた一車線が3kmも続く。途中の分水嶺までは緩い上り。この中をダンプやトレーラーと混走するのである。
 路肩の白線のすぐ左側には、排水用の段差がある。このライダーもできる限りのキープレフトで力走していたが、センターライン部分にはキャッツアイ代わりの凸凹があるため、衝撃を嫌うクルマは遅い自転車に追従してイライラを募らせる。

 この断面積ではさすがにもう限界なので、南側のお隣に新トンネルをつくる計画が進んでいる。まだ用地調査の段階だが、完成すると、いまの1.4倍の幅を持つ歩道付きトンネルになるらしい。
 新トンネルが出来たら、東京〜糸魚川ファストランのスタート地点はまた東京に帰ってくるだろうか。そのあかつきには……、応援に行くぞ!

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 今年もイトイガワの参加申込書が届いた。2011年を最後に引退したつもりでいるのに、なんだか申し訳ないことである。チームエントリーが原則で、ぼく以外のTiki Tikiのメンバーは2012年以降も出ているから、チームのほうから抹消を申し出ない限り、欠席者にもこうやって案内してくれるのだろう。

 今年もスタートは山梨市である。しかし、名前は相変わらず「東京〜糸魚川ファストラン」。またいつか東京スタートに戻すということなのだろうか。その時にはカムバックしたい、というのはウソである。
 
 引退したのは、300kmが体力的にキツくなってきたからだ。
 いよいよ「ムリッ!」と感じたのがラストランの2011年で、その翌年から山梨スタートの新ルートに変わった。それでますます潮時だと思ったのはたしかだが、いちばんの理由は「体力の限界」である。15回出たのだから、悔いはない。

 北陸新幹線が開通するから、今年は日帰りで戻る人が増えそうだ。
 新幹線の駅が出来て、糸魚川の駅前もずいぶん変わっちゃったんだろうな。おいしい地魚定食を食べさせてくれる駅前食堂はどうなっているのだろう。愛想のないおばちゃんは元気かな。

 正直、ファットバイクで出てみたい気もする。ウケるだろうな。富士見峠は越せるだろう。でも、塩尻峠でリタイアかな。                 

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 今月のdriver誌「ニコニコドライブ」では長野県北、白馬から上田まで走った。
 途中、鬼女伝説で有名な鬼無里(きなさ)のふるーい旅館に宿泊。鬼無里はやっぱり “異界”の雰囲気が漂う素敵な土地だった。また行きたい。

 白馬といえば、「たかくて、たかくて、たかくて……イッター!」の実況や、「ふなきィ〜 ふなきィ〜」の原田すすり泣きでおなじみ、長野五輪スキージャンプ男子団体戦で有名な地だが、個人的には「東京~糸魚川ファストラン」の最終チェックポイントの地として思い出深い。

 ニコドラで行ったのは白馬岳にまだ残雪の多い5月末、ちょうどイトイガワの季節だったので、空気の匂いまで一緒で、グッとくるものがあった。
 白馬連峰に見下ろされるこの駅前通りを少し上ったところのJAスーパー駐車場にチェックポイントがあったのだ。糸魚川まではあと45km。ここまで来ればひと安心だが、250km走ってきて、もうヘトヘト。

 今年のイトイガワは5月17日だった。山梨市スタートの新コースになってから早、3回目である。
 参加者のブログを読むと、トップコンテンダーは呉越同舟で先頭交代を続けるなど、ますますコンペティティブになっているらしい。順位とタイムも書いてあるから、非公式に結果も出しているようだ。そのほうがいいと思う。競技のつもりで真剣に走ったほうが、絶対に安全だから。

 新コースは、スタートが山梨県になったくせに、距離は294kmから304kmに延びた。
 しかも、白馬からは下り坂オンリーだった旧コースに対して、新コースのラスト50kmは海風を受ける日本海沿いの平坦路である。白馬からの下りでもゲロっていたぼくはもう絶対、ムリ。


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 鬼無里に泊った翌日は、長野電鉄でなつかしい電車に再会する。元・営団地下鉄日比谷線のステンレスカーだ。北千住から東急東横線・日吉までの直通運転用につくられた車両。小学生のころ、初めて見て、そのカッコよさに仰天した。今だって、まだまだイケてる。
 
 社内の銘板を見ると、1964(昭和39)年製。東京オリンピックの年だ。日本のクルマでいうと、初代パブリカとかダイハツミゼット(三輪の)のころである。鉄道車両は長生きだ。ステンレスカーだから、錆びないし。

 長野電鉄は、こういう古い車両をタダで譲り受け(輸送にお金がかかる)、大切に使っている。
 排ガス規制のない電車はうらやましい。                                                                                                                                         
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 2月最後の日曜日、危険なほど風が強かったが、久しぶりに大垂水峠まで走る。強風のおかげで、八王子の手前、浅川からの富士山がすごくきれいだった。

「東京〜糸魚川ファストラン」の最初の峠が、都県境の大垂水峠である。スタートの京王線・高尾山口駅前から6km弱。標高400m足らずの頂上まで、正味の上りはせいぜい4km、勾配もキツくはないのだが、イトイガワのときに通過するのは夜中の4時とかだから、まだ真っ暗。アップもできていないから、かなりツライ。

 昼は昼で、眺望はゼロだし、ゴールかなと錯覚させる景色が手前に何度かあったり、勾配が緩いといっても、頂上に近づくにつれてキツくなるし。意地悪な“坂柄”の悪い峠である。

 峠はウチから35km。向かい風も手伝って、バテバテ。写真を撮っていたら、神奈川県側から上ってきた若いロードバイカーがニコニコしながらUターンして、また相模湖のほうへ下りていった。何度ものぼってんのかよ!

●●●●
 去年から山梨スタートになった東京〜糸魚川ファストランの申込み用紙がまた送られてきた。今年は5月25日。去年で参加記録は途切れたのに、Tiki Tikiのほかのメンバーは出たからついでに送ってきたのだろう。

 一縷の望みを抱いていた高尾山口駅前スタート復活はなく、また山梨発である。それならいさぎよく、名前、変えればいいのに。単に「イトイガワ」でいいではないか。かっこよく「イトイガワ300km」はどうですか、高山さん。

 開催要項を読んだところ、今年の大ニュースは、ついに順位づけが廃止になることである。てことは、ゴール翌日の閉会式前に配布される順位表もなくなるわけだ。毎年、かるく300人を越える完走者全員の名前と所属チームとタイム(秒単位まで明記)をA4紙にプリントしてホッチキス留めした労作である。

 たしかに、順位づけが競争心を煽ることは否めない。これはレースじゃないんですと、主催者はことあるごとに呼びかけてきたが、それなら、なんで順位つけるの? と、うるさがたに言われたら、もう抗弁できない時代である。
 でも、やっと完走組のぼくですら、あの結果表は次回の励みだったのにな。あの人、またこんなタイムで走ったんだ! なんて、当日会えなかったイトイガワ友達の消息もわかったし。

 ただし、計時は行うそうだ。途中、3ケ所のチェックポイントでも計測して、区間タイムも出すらしい。
 といっても、主催者がバーコードシールでチェックしてくれるわけではなく、昨年同様、時計が置いてあって、その時間を自分でカードに記入するセルフ式だ。それなら最初から最後まで自分のスポーツウォッチでわかるじゃん、なのだが、こういうことも「レースじゃない」アピールなのだろう。キャノンボールの時代は終わったのだ。

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 5/19は山梨市スタートに変わった東京〜糸魚川(?)ファストラン。応援兼サポートで糸魚川までクルマで行った。

 スタート地点が変わっただけでなく、松本の先からは長野市内、妙高高原を通って上越市に抜け、日本海沿いを糸魚川まで走る新ルートになった。今までのフォッサマグナルートより1本東側の国道を通るコースだ。スタート地点の変更だけだと糸魚川まで213kmに縮んでしまう。それだとぼくはちょうどいいのだが、「300km」を売りにしてきたイトイガワとしてはNGだったのだろう。帳尻を合わせるために後半を大回りのルートに変えたわけである。

 正確にいうと、294kmが308kmに延びた。しかし、峠の数は減っている。こっちのほうがラクという説もあったが、とんでもなかったらしい。
 
 長い下りが続くセクションが多く、脚が回ってしまって、膝に負担がくる。妙高からの下りはスタッドレスタイヤやチェーンで傷めつけられているためか、路面が悪く、パンクが頻発していた。

 糸魚川のゴールで見ていると、これまでより明らかにみんなグッタリしていた。今までは白馬からのラスト45kmは下りだったが、新コースはラスト50km近くが海沿いの平坦路だ。250km過ぎてもさらに力行運転しなくてはならないなんて、去年、白馬からの下りですらゲロっていたぼくには考えられない難行である。

 しかし、Tiki Tikiの3人は全員、完走。さすが超人だ。


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 しかし、距離が延びたのに、お初のコースなのに、チェックポイントは4ヶ所から3ヶ所に減った。96km地点の第1CPの補給食はカロリーメイトのみ。「こんな日に、痩せろってのか!」と、序盤から飛ばしたTカントクが怒っていた。第2CPには「おにぎりはひとり1個」と貼り紙がしてあったらしい。それでも、2万円の参加料は変わらず、である。

 CPでの計時はこれまでタイムカードの機械でガチャンとやったが、今年は各自、自分で記入せよとのお達し。疲労困憊している人間に、字書かすか!? しかも「まちがえないっ!!」って、小学生扱いかよ。距離は増えたけど、サイクリストへの愛やリスペクトはさらに減ったように思える。

 補給食は量も種類もふんだん、ゴールラインでフィニッシャー全員のポラロイド写真を撮ってくれたり、塩尻峠の隠密計時で「山岳賞」を出してくれたりした古きよきイトイガワよ、今いずこ。


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