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書庫ファットバイクを積んでみる

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 見事に水平で垂直な新型ジムニー。でも、バンパーのボトムサイドは斜めにカットして、極悪路でのマニューバリングに備えています。
 ルーフ両端には樋(とい)があり、雨の中でドアを開けても、ダラダラッと落ちてこない。

 こんどのジムニーに初めて乗ったとき、ランドローバー・ディフェンダーに通じる本格オフロード四駆感を感じた。
 きょうび、軟派にコロぶのは簡単だが、ジムニーはまったく逆。モデルチェンジしてオフロード性能を高めたクルマというのは、世界的にみても珍しい。ふるーいジムニーをイジってダートで遊んでいる人たちを、スズキは見捨てずに、メインカスタマーの一部と再確認したんでしょうね。


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 ラダーフレームにガッチリ溶接された牽引フック。引っ張り甲斐も、引っ張られ甲斐もありそう。


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 助手席をいちばん前に出してファットバイクを積んでみたら、ぜんぜん収まりきらない。自転車のハンドルを半回転させて全長を詰めても、ここまで。


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 助手席背もたれを完全に寝かせて、奥へ押し込むと、なんとかテールゲートを閉められたが、サドルが運転席側に食い込んでいて、このままでは運転できない。
 シートポストを外したりすればなんとか積みきれそうだが、そういう工夫をしたら、同一条件にならないので、ファットバイカー・フレンドリー度(5ツ星満点)は、星なし。

 でも、ジムニーは縦置きエンジンでノーズが長く、車室が短いのだから仕方ない。
 それに、ファットバイクが走れるところは、ジムニーも走れそうだから、積めなくてもいいですね。
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 いちばんコンパクトなBMWのSUV、X1の上に出たX2。
 正式名は「X2 Xドライブ20i MスポーツX」。長い。っていうか、Xばかり3回も使うな。
 
 しかし、X1より上級モデルなのに、全長(4375mm)は8cm短い。全高もリフトパーキングに入るサイズ。そもそもデザインテイストがX1、X3、X5とはぜんぜん違う。今度のモデルチェンジでついにFF化される次期1シリーズハッチバックもこんな感じなのかなと思わせる。ずんぐりしていて、この色だととくにカピバラに似ている。


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 ファットバイクは積めた。でも、ぎりぎり。ゴルフより全長が10cm長いことを考えると、FFプラットフォーム(車台)としてはスペース効率が悪い。ボディの天地が低いので、アクセス性も悪い。入れてる途中、ダメかもと思った。
 だから、星はこれくらい。

●ファットバイカー・フレンドリー度(5ツ星満点):★★


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 でもこのクルマ、運転するとイイです。硬くて、軽くて、一体感がすごくある。
 死んでもSUVという言葉は使わないBMWによると、X2は、X6/X4に次ぐSAC(スポーツ・アクティビティ・クーペ)だという。X6もX4もウスラでかくてちっともいいと思わなかったが、これはたしかに5ドアハッチバックのカタチをしたスポーツクーペかなと思わせるスポーティさがある。カッコも新しい。
 BMWはやっぱり歌舞伎者(かぶきもの)ですね。
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 スズキ・スペーシアのオラオラ版、“カスタム”を借りていたので、ファットバイクを積んで走りにいく。


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 全高が1.8m近くあるスーパーハイト軽だから、ファットバイクはどうなと積める。というか、積むと、ファットバイクが小さく見える。


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 陣馬街道奥の“夕焼け小焼けふれあいの里”から醍醐林道を目指したが、湧き水が路上で凍っていて危ないので、入山峠へ上がる盆堀林道へ向かう。
 民家の人が除雪してくれたらしく、入口はほぼドライ。


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 でも、数百メートル進んだら、こんな具合。轍は凍っていて、走れない。深雪に見える部分も、けっこうバリバリしていて、抵抗が大きい。こないだ氷の上を歩いていて尻もちをつき、足首を痛めていたこともあり、ここで撤収。
 しかし、ここまでこいで来られるのはファットバイクならではです。

 スペーシアにもびっくり。乗ると“軽のアルファード”である。乗り心地の上等なことといったらない。ホンダN-BOXよりも高級感がある。
 ただし、試乗車のXSターボはオプション込みで215万円。
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 まだやっていなかったので、いまさらながらヴィッツに積んでみた。
 助手席を前にスライドさせ(乗車不可)、前輪を反転させて全長を縮めると、あつらえたように収まった。テールゲートの開口部が大きいので、出し入れ時のアクセスにもそれほど苦労しなかった。
 
 スイフトやアクアには積めないが、ヴィッツには入った。こういうアンコ型体形のハッチバックはやはり強い。実用車として、押さえるところはきちんと押さえているのがヴィッツである。

●ファットバイカー・フレンドリー度(5ツ星満点):★★★☆


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 ビッグマウスのこれは、G’s(ジーズ)にとって代わるトヨタの新しいインハウススポーツブランド、GRのヴィッツ。1.5リッター4気筒はノーマルだが、10速CVTを付けて、足まわりとボディを固めている。
 
 といった内容をよく知らずに走り出したのだが、山道へ行くと楽しいし、ふだんはシャシー/ボディがガッチリしていて高級でもあり、予想を裏切る大人のホットハッチだった。前後して乗ったスイフトスポーツに比べると、明らかに“スポーティカー巧者”という感じがした。
 やっぱり社長が本気運転をすると思うと、つくるほうも気合が入るのだろうか。来春にはロータスエリーゼS用の2リッターエンジン(トヨタ2ZR-FE)を積んだヴィッツも出すというから楽しみだ。
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 いま日本でいちばん売れている乗用車、ホンダNボックス。フィットの3倍売れてます。

 これは2WDでいちばん高いターボ付きで、175万円するが、マイリマシタの出来だ。Nボックスは先代からよかったし、ホンダの軽ワンボックスは、古いバモスだって十分いいけれど、2代目Nボックスは、新型プラットフォームや新エンジン、ステップワゴンより機能数が多い最新バージョンのホンダセンシングなどでますます先行した。

 こういうボディカラーを見ると、若いママさんに秋波を送っているのがわかるが、運転していると、ジェンダーレスでクラスレスでエイジレスだ。モノとしての存在感がもはやiPhone的だと思った。

 とはいえ、この時期に、あえてミドシップ後輪駆動、バモスのMTなんていう人生もありますよ。132万円! どう見たってバモスのほうがカッコイイし。


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 全高1.8mのスーパーハイトワゴンだから、ファットバイクもラクに立てて載せられる。しかも低床なので、16kgの車体を抱えることなく積み下ろしできるのがありがたい。
 センターピラーレスで横からもアクセスできるダイハツ・タントが5ツ星だったから、星はこのくらい。

●ファットバイカー・フレンドリー度(5ツ星満点):★★★★☆

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下野康史(かばた・やすし)
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