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ルノー・ルーテシア派生のクロスオーバー、キャプチャー。ギリで積めました。これ以上だとテールゲートが閉まらない、ピタリ賞。 ルーテシアではやったことがないが、かつて700Cロードバイクを何度か積んでみた経験と証拠写真から判断すると、ルーテシアにファットバイクは無理である。キャプチャーはテールゲートの開口部が拡げてあり、フロアボード装備で荷室をフラットにしてある。それがだいぶ効いている。 ●ファットバイカー・フレンドリー度(5ツ星満点):★★ 以前乗ったときはぜんぜん響かなかったが、デュアルクラッチ変速機とエンジンがリファインされた新型キャプチャーは、なかなかよかった。 足をリフトアップしているのに、乗り心地がけっこう猫足で癒される。ルーテシアのベストは897ccの3気筒だと思うが、1.2ℓ4気筒系なら、いっそキャプチャーという選択はありかも。 いわゆる欧州Bセグメントコンパクトだと、ファットバイクを積むのはキビシイ。以前試したミニ(3ドア)は、門前払いという感じだったが、さすがにビッグプラットフォームのクロスオーバーはなんとかなった。 高さに余裕があるので、キャプチャーよりは出し入れしやすかったが、奥行きはきつく、ハンドルをだいぶ切って、セーフ。 デザインカーだから仕方ないが、ミニは荷車としては本当にミニだ。 ●ファットバイカー・フレンドリー度(5ツ星満点):★★
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ファットバイクを積んでみる
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出たときは「カッコわる!」と思ったが、見慣れてくるとだんだんよくなり、けっこう“新しい”感じもする新型プリウスである。 先代よりエンジンが活躍するようになって、EVっぽさはむしろ薄まった。足まわりはストローク感が増して、ちょっと骨太になった。結果として、よりフツーのクルマに成長した感じだ。 ただ、運転していると、印象はグレーである。おもしろくもなんともない。プリウス“らしさ”だったEVっぽさが減ったせいだろうか。 そのプリウスにもファットバイクを積んでみた。ラクに収まった。 前輪がぎりぎりに見えるが、助手席はいちばん前に出してあり、この状態で後輪との間には20cmほど余裕がある。 ボディ全長はVWゴルフより30cm近く長いから、積めて当然ではあるのだが、ワン、トゥ、スリーという感じの呆気なさにびっくり。 ファストバックスタイルだから、テールゲートは奥からガバっと大きく開く。開口部に邪魔な敷居がほとんどない。荷室床はフラットで、バイクを置いたあとの押し引きもやりやすい。といった理由で、出し入れに労力がいらない。これよりラクだったのは、立てたまま入れられるルノーカングーくらいじゃないだろうか。 床下に駆動用バッテリーを置くハンデがあってこれなのだから、立派なものである。ぼくにとって新型プリウス最大の驚きは、ファットバイクの積載性である。 さすがにカングーと同じ5つ星というわけにはいかないので、星はこれ。 ●ファットバイカー・フレンドリー度(5ツ星満点):★★★★☆ でも、ファットバイク買う人は、プリウス買わないだろうな。
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昨年末、限定750台で発売し、すぐに完売したのがシビック・タイプRである。イギリスからお取り寄せのホンダUK製スーパーシビックだ。428万円でも、1万人を超える申し込みがあったらしい。 リーマンショックで日本が縮み上がっていたころ限定輸入(2010台)された先代モデル(298万円)は、タイプRユーロという名前だった。でも、もう日本のホンダラインナップにシビックというクルマはないので、“ユーロ”の名が外れた。そのうち日本でシビックが復活する時には、電気スクーターだったりするのだろうか。 新型タイプRの売りは、「ニュルブルクリンクFF最速」。7分50秒少々のタイムは、それまでのレコードホルダー、メガーヌ・ルノースポール・トロフィーを4秒近く凌ぐ。 ナイツのネタで、ボケの塙が男子100m世界記録の話をして、ウサイン・ボルトも日本の桐生も「約10秒」と言って「よしなさいよ」とツッコまれるのがあるけど、1周20kmのニュルブルクリンクでもトップから4秒離れたら、エンジン音だけでまだ姿が見えないくらいの差だろう。 「ニュルいちばん」のために与えられたのは、2ℓターボで310馬力の大パワー。FFですよ。前輪駆動の限界パワーは200馬力とか、250馬力とか言われてきたのに、とうとう300の大台を突破した。 大丈夫なのか? ドラッグスタートでターボバンが炸裂すると、さすがに1速では前輪がダダダダッ!っとジャダーを起こす。最後にこういう振動を食らったのは、アルファ147GTAあたりだったかなと、ちょっとなつかしかったが、このクルマはダッシュボードの“+R”スイッチを押せば、電子制御ダンパーがハードになり、なんとか前輪を抑え込む。 でも、「FFのスーパーカー」的凄味と上等なつくりが同居するクルマだ。曲がる時、つい左側のワイパーレバーを操作してしまうような“外車感”がある。ま、輸入車だけど。 ただ、あまりに限界が高すぎて、先代シビック・タイプRユーロのようなファン・トゥ・ドライブは味わえない。お持ちのかたは大切にして下さい。 ●●●● シビック・タイプRにもファットバイクを積んでみた。もう買えない、しかも750台っきりしかないクルマにファットバイクを載せて、いったいだれの参考になるのかって話だが、それを言っちゃあおしまいよ。 上屋はワンモーションフォルムで、フロントピラーが強烈に寝そべっている。運転席にいても、ランボルギーニ・ガヤルドかと思わせるピラーの寝かたなのだが、荷室はかなりデカイ。 昔の欧州製ハッチバックは後席クッションが前方にめくれたが、いまは背もたれが前に倒れるだけで、床が真っ平にならない。その点、このクルマはホンダ車お得意のワンタッチでダイブダウンしてフラットになる方式。これだけで最近のVWゴルフしか知らない人なんかびっくりだろう。 しかも、欧州シビックには4WDもハイブリッドもないので、フロアが低い。そのかわり、テールゲート開口部の敷居が高く、ファットバイクを出し入れする時だけは腰に注意だが、入れてしまえばラクだった。 ●ファットバイカー・フレンドリー度(5ツ星満点):★★★★ タイプRじゃお葬式には乗っていけないが、ノーマルの素ボディだって、かなりカッコイイ。おまけにこれだけ実用性も高いのだから、フツーのシビックも入れたらいいのにと思うけど、日本はフィットがいるからダメかな。
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メルセデスAクラスベースのスタイリッシュ5ドアクーペ、CLAシューティングブレーク。エアロな霊柩車みたいでカッコイイし、同じエンジンのAクラスと比べて40万円くらいしか高くないし、絶好調メルセデス販売を牽引する新世代コンパクトのなかでも、今後、台風の目になりそうなモデルだ。 とはいえ、ステーションワゴンではないから、テールゲートはバンパーハイトから開かない。ファットバイク積むのは無理だろうな、と、この写真を撮っている時はそう思っていた。 ところが、やってみたら、入りました。それも意外や、難なく。 こういうスローピングルーフのデザインでも、テールゲートのヒンジを屋根の奥に付けて、開口面積を大きくとり、上開きに開くフタみたいにすると、大きくて重い嵩モノは出し入れしやすいのだ。 入れてしまえば、荷室は広く、全長182cmのファットバイクでも、25cmほど余る。助手席をいちばん前に出し、背もたれも前に倒した状態でこれだから、余白なしなら、助手席にも人が座れる。 ●ファットバイカー・フレンドリー度(5ツ星満点):★★★★ CLAシューティングブレークよりはるかにコンパクトなプジョー208GTi。1.6ℓ4気筒ターボ+6段MTで、運転すると楽しいが、ファットバイクを積むのはイジメだろう。なにしろシューティングブレークよりボディ全長(3975mm)は70cm以上短いのだ。 でも、ダメモトでトライ。 助手席をいちばん前に片づけて、いざ搬入開始。普通のコンパクトハッチスタイルなので、16kgの巨体を挿し入れるのはタイヘン。フーフーいう。 入れてからもタイヘン。リアシートを倒したところは上り坂になっているから、押し込めない。横に回ってドアを開け、後輪を持ち上げて引っ張る。するとハンドルがどこかにつっかえる。また後ろへ戻ってそれを直す。 そんなことを何度か繰り返して、なんとかいちばん奥まで安置した。かと思ったら、前輪がこれだけはみだしていた。 でも、やっぱりダメかと思いつつテールゲートを閉めてみたら、なんと、閉まるじゃないですか! 融通無碍につぶれてくれる超低圧タイヤのおかげもあるが、中から空気で膨らましたようなぷっくりした208のデザインも効いている。 タイヘンさを考えると星ふたつだが、テールゲートが閉まったサプライズで星半個オマケ。208、エライ! ●ファットバイカー・フレンドリー度(5ツ星満点):★★☆
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ゴルフクラスのアウディが、A3。そのスポーツワゴンふう5ドアモデルが、スポーツバックだ。 日本に導入されるハッチバックのA3はスポーツバックのみだから、ゴルフのライバルはこれである。 ところがファットバイク、苦労してなんとか収まった、やに見えたが、タイヤがわずかにはみ出して、テールゲートが閉まりませんでした。ワゴンふうなのに! ゴルフより5cm以上全長が長いのに! ゴルフに入って、A3スポーツバックに入らなかったのは、屋根が5cm低くて、おまけにテールゲートが強く寝たデザインだからである。そのため、ファットバイクの前輪を切って、全長を縮めるような妥協策がとれない。カッコつけるとタダじゃすまない。調べたら、平常時の荷室の幅もゴルフより5cm狭かった。 ●ファットバイカー・フレンドリー度(5ツ星満点) : 積めなかったので、★なし。 これは先日出たRS3スポーツバック。2.5ℓ5気筒ターボは、1年間1日1馬力ひとにあげてもまだ余る367馬力。価格は、いちばん安いA3の303万円に対して、756万円。 しかし、パワーを上げ過ぎたせいか、これまでの5気筒ターボほどいいエンジンに思えなかった。足まわりも含めて、速いけど、楽しくないのだ。アウディのトップガン、RSとしては凡作である。
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