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自転車愛は部屋保管から、とは思うが、自転車最大級のファットバイクはさすがに無理である。 仮にスペースを捻出したとしても、あの極太ブロックタイヤにこびりついた泥汚れを帰宅してから土禁レベルまで落とすのはタイヘンだ。 それでも、せめてカバーはかけてやろうと思って探したら、「自転車用フルパックカバー」というのがあった。クルマやバイクのボディカバーもつくっている大阪のケンレーンというメーカー。 上からかぶせるのではなく、輪行バッグのように自転車をすっぽり入れてファスナーで密閉する。といっても、説明書には「屋内用」とあるから、完全防水ではないらしいが、野ざらしでも、ほこりや紫外線からは守れる。 ぼくのサーリー・パグスリーはSサイズ。多少の余裕を残して収まった。ただし、幅70cmもあったハンドルは60cmにカットしてある。そうしないと、クルマに積むとき絶対に苦労するぞと考えたのは正解だった。ハンドルがオリジナル幅だったら、このバッグもあぶなかった。 ちなみに正確な実測値は全長(前輪端から後輪端)183cmで、自分の700Cロードバイクより16cmも長い。全高(地上〜ハンドル)は102cm、全幅(ハンドル幅)は61cm。 でも、700Cのロードバイクや26インチのMTBなら余裕で入る。心ならずも外に置いている、という人にはお薦めの“袋車庫”だと思う。
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今日はファットバイクで行こう
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ファットバイクで2回、林道を走ったら、ホイールの初期振れが出てきたようなので、ピットツルオカへ行く。 その道すがら、あらためて前輪の回転を上から見てみると、たしかにフォークとのあいだでタイヤが微妙に左右に振れていた、のだけれど、ホイールの縁にピントを合わせると、動いていない。ン? これはもしかして、タイヤのせいかもしれない。幅10cm近いファットバイクタイヤは、サイドウォールの崖っぷちまでリブが付いている。回っているタイヤを上から見たときに、その連続線が多少、左右に振れるのは仕方ないか。 店に着くと、ツルオカさんにも「振れをタイヤで見ちゃダメですよ」と言われる。 でも、気になるなら、ということで、前輪を外して振れ取り台で調整してくれた。その作業を最後まで見学させてもらう。多少、振れてもいたので、よかった。 勉強になったのは、タイヤの脱着があっというまだったこと。ホイールから外すのも付けるのも、どんなに大変かと想像していたのだが、ファットバイクのホイールはリムの構造上、苦もなくタイヤの脱着ができるようになっていた。タイヤレバーもいらない。これならパンクもドンと来いだ。 じゃあ、スペアチューブ(1800円)を買っておこうかなと思ったが、かさばるし、重い。これ持って走るのイヤだ。パッチで直せばいいかなと思って、買わなかった。 でも、あとで考えた。これだけ表面積の大きいチューブのパンク穴が、果たして簡単に見つかるだろうか。スペアチューブはフレームのどこかにくくり付けることにして、やっぱりこんど買っておこう。 ホイールの中央部に並ぶ穴は、軽量孔兼、飾り窓。その穴から、今まで人の目に触れなかったリムテープという機能部品(ホイール部の突起からチューブを守る)を露出させた。SURLYって、スゴイことを考える。いろんな色のリムテープが選べる。 |
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フィットRSにファットバイクを積んで、八王子の醍醐林道へ。 ファットバイクは700Cロードバイクよりはるかにかさばるが、車輪を付けたまま、フィットに難なく収まる。 フィットの全長は4mを切るが、なんといっても低床レイアウトがありがたい。荷室の天地に余裕があるので、16kgもある自転車を中腰で抱えている時間が短くてすむ。おかげで、全長4.6m近いゴルフ・ヴァリアントよりもラクに出し入れができた。 醍醐林道を上ろうと思ったが、災害復旧工事で麓から立ち入り禁止。日曜日で休工だから入ってみようかとも思ったが、「登山者も通れません」と出ていたのであきらめる。 幸いそこから左へ「三ツ沢林道」が始まっていた。こんな道、ロードバイクじゃまったく気づかなかった。情報はなかったが、なにかよさげなニオイがして乗り入れる。 いきなり未舗装の坂。激坂ではないが、けっこうな急坂だ。いきなりだから、ツライ。久々に耳の中で心臓の音を聴く。 重いファットバイクで坂を上るなんて、自虐的に思われるかもしれないが、いいこともある。タイヤの接地面積がデカイので、最軽ギアの匍匐前進ペースでもフラつかないのがありがたい。スリッピーな勾配でも、低圧極太タイヤのどこかがグリップしてくれるから、空転しない。このタイヤが“のぼらせてくれる”感じだ。 路面は締まったダートで、崩落して割れたスパスパの石がゴロゴロしている。ファットバイクも「フツーにパンクしますよ」と納車のとき、ピット・ツルオカで言われたので、注意して走る。 こんなタイヤのパンク修理、山の中でやりたくない。というか、一応、パンク修理キットは持参しているが、果たしてこの分厚いWOタイヤを最後、親指の力でリムに載せることができるのだろうか。あー、考えたくもない。 しばらく行くと、勾配はゆるくなった。ほとんど平坦になり、ハイカー用の東屋も現れる。 林道の右手を覗き込むと、深い谷だった。道路脇に生える杉は、急斜面の麓からはるばるビヨーンと延びていたのだ。谷底に見える渓流が三ツ沢だろうか。落ちたら一巻の終わりである。 距離はわからないが、20分くらいこぐと、杉山に突き当って林道は終わった。軽トラが1台止まっていて、上のほうでチェーンソーの音がしている。昼過ぎなのに、霜柱が融けていない。日陰で寒いが、風がないので気持ちいい。 山を背にして林道の写真を撮っていたら、メキメキっといって木が倒れ、斜面をズズッと下ってくる音がしたので、アセる。林業者の仕事場で長居は禁物だ。 来た道を戻る。重いから下りは速い。地面に根を張ったように安定していて、しかも乗り心地バツグン。ファットバイクのダウンヒルは、めっちゃ楽しい。 舗装路に出てから、前輪を見下ろしたら、ホイールがけっこう振れていた。駐車場でチェックすると、後輪も振れて、ディスクブレーキにハスっている。近々、ツルオカさんに診てもらおう。
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3連休の中日は、ファットバイクの初乗り。新型ゴルフ・ヴァリアントに積み、陣馬街道で八王子の外れへ。 醍醐林道へ向けて地道をこぎ始めると、日陰の路面には見事に霜が降りていた。ロードバイクだったらここでUターンだが、ファットバイクはへっちゃらだった。いきなり低圧極太タイヤの威力をみせつけられる。 走りたかったのは、醍醐林道の入口から分岐するこの道。「ににく沢林道」。こんな道路看板、この夏に来たときはなかった。“ににく”って、なんだろう。ニンニクのことか。 和田峠へ抜ける醍醐林道に来るたびに、右へ上がってゆくこの道のことは気になっていた。けれども、いきなりきつい坂だし、いきなりカーブして消えてゆくし、人を寄せつけない感じがあって、今まで足を踏み入れたことはなかった。ファットバイクのデビュー戦にはうってつけである。 走り出すと、舗装はじきに途切れ、堅いダートになる。崖が崩落しているところもあり、けっこうヤバイ。 案の定、坂もきつい。途中、休みたかったが、一度止まったらこぎ出せないくらいきついところも多く、最軽ギアでがんばってこぎ続ける。 松並木の左手を覗いたら、20mくらいの谷になっていて、下を川が流れていた。これがににく沢か。この沢に沿って直登するストレート部分が長いため、勾配がきついのだ。 サイクルコンピュータを付けていないので、正確な距離はわからないが、2kmくらい上ったところで、松林にぶつかり、道は途切れた。抜けていない林道だった。 しばらく休んでいると、上のほうから聴こえるハチの羽音が次第に大きくなってきたため、さっさと撤収。急坂を太いタイヤでボヨンボヨン駆け下る。
おもしろかったけど、寒いのなんの。 |
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自分がファットバイクを買ってしまった。雑誌で見ていたときは、またアメリカ人がワルノリ自転車をつくりやがった、と正直、馬鹿にしていたのだが、「NAVI CARS」の自転車試乗記の取材で乗ったら、惚れてしまったのだ。人生、何が起こるかわからない。 魅力はとにかく、ロードバイクの真逆。幅10cmもある低圧タイヤだから、鬼のように直進安定がいい。およそヒラヒラ感はないが、そのかわり、いわゆる“立ち”のよさといったらない。 信号待ちで減速していって、止まりかけたときも、このまま足着かなくたって、立っているんじゃないかと錯覚するほどである。トシとって、間違いなくバランス感覚が衰えている体に、このアンコ型スタビリティはうれしい。関係者は絶対言われたくないだろうけど、言ってやる。ファットバイクは年寄り向きである! これだけタイヤの接地面積が大きいのだから、そりゃ悪路踏破性は抜群。滑らないし、沈まない。線で接地するロードバイクのタイヤに比べたら、もはやキャタピラだ。雪道も走れるらしいから、これからが楽しみ。 JR中央線豊田駅近くにあるピット・ツルオカに注文。在庫はなくて、1カ月かかったが、うまくいって年内という予定よりは早く入荷。 標準のハンドルバーは幅が70cmもあり、置くにも運ぶにも難儀である。お金がかかってアホらしいけど、納車のときにせめて60cmくらいのハンドルバーに交換してもらおうと頼んだら、「切りますよ」とのこと。そうか、ドロップハンドルと違って、バーハンドルは両端を切れるのか、こういうこともロードバイク乗りにはカルチャーショックである。 リム径は普通のMTBと同じ26インチだが、タイヤのハイトが高いので、700C(27インチ)のロードバイクタイヤよりこんなに大きい。ハンドルを持って押し歩きしていると、子馬を引いている感じ。
まだ量産効果がないこともあり、タイヤはなんと、1本1万5000円。 |



