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ファットバイクで大垂水峠の旧道(古道)を登った。中央道・高尾山ICのちょっと先、国道20号から左に入る登山道だ。 前半部はクルマでも入っていけるが、途中から急峻な山道になる。それでも、昔はMTBでなんとか足を着かずに登れたのだが、今はすっかり道が荒れ果てている。 木が生い茂った狭いシングルトラックは雨が降ると沢になるらしく、地面はあちこちで深くえぐれている。道を沢が横切る「洗い越し」もある。倒木もある。立ち止まっていると、巨大なスズメバチが偵察に来る。 基本、勾配はきついから、いっぺん下車すると大変だ。軽いギアでないとこぎ出せないし、軽いギアだと足がかからなくて、勢いがつかず失速というジレンマ。登りきるまで、半分くらいは押した。 といってもここはまだ大垂水峠ではない。でも、自転車で登れるのはここまで。なんという場所か知らないが、眺望はゼロ。自転車もゼロ。近くのテーブルでハイカーがお弁当を広げていた。 別のルートを下りかけると、若い男性ハイカーが登ってきた。「この道、高尾山口の駅のほうへ出ますか?」と聞いたら、「タカオサン?……行けるよ」。中国の人らしかった。 結局、来た道をまた半分くらい押しながら戻る。 きのうまではニコニコドライブの取材で長野県の山奥にいて、朝は暖房のお世話になった。それが今日は八王子でも30℃を超したという。 自転車に乗るのはほぼ1ヵ月ぶり。しかもそれは電チャリだった。 浅川のサイクリングロードで強い日射しに焼かれていたら、“This is 熱中症”状態に陥る。あわてて水分とったって、手遅れですね。走りながら、頭痛くなったのは初めてである。ヤバイヤバイ。 家に戻ってすぐ水風呂に浸かり、なんとか生き返る。この時期の暑さ、見くびるべからず。
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今日はファットバイクで行こう
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久々に“行楽日和”だった週末、ファットバイクで狭山丘陵へ行く。 多摩湖や狭山湖はさすがに人の数が多かったが、狭山丘陵の自然公園まで来る人は、基本、ハイカーだから、人出といっても知れている。なにしろ、広いし。 都県境なので、一帯を管理しているのは東京都と埼玉県だが、うまいこと競争関係になっているのか、すごくユーザーフレンドリーだ。 林間の散策路に「右上にかかり木あり」という手書きの注意書きが出ていた。折れた枝が木に引っ掛かっている状態のことを“かかり木”という、なんて知らなかった。林業用語らしい。 オオタカの生息地だった林から一般道に下りていくところに、ものすごい激坂がある。昔、MTBでこのへんに遊びに来ていたころに発見して、坂バカ友達を連れてきたりした。 舗装はしてあり、距離もせいぜい200mくらいだが、上り口には、歩いていても滑る旨の看板が立っている。ピークで25%くらいあるだろうか。MTBのギアじゃないと上れない。 上ってゆくと、もっときつくなる。前輪が浮きかけるので、前傾して体重をハンドルにかける。そうすると、後輪荷重が減って空転する。前後荷重の塩梅が重要だ。 軽いギヤのおかげで、車重16kgのファットバイクでも上れて、マンゾク。こんなことで満足できるのだから、われながらおトクな性格である。 |
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2週末連続の記録的大雪から1週間、クルマにファットバイクを積んで、八王子の奥へゆく。 陣馬街道沿いにある夕焼け小焼け公園の駐車場は、一部を残してちゃんと除雪してあったが、どけた雪がこんなに高く残っている。 駐車場のすぐ近く、和田峠へ左折するすぐ手前に林道北土代沢(きたつちよざわ)線の入口がある。舗装路だが、こんなに雪が積もっている。でも、クルマが踏みつけた圧雪路で、入ったらなんとかこげた。 最初のカーブを抜けると、小さなブルドーザー&パワーショベルが置きっぱなしになっていた。こんなかわいいやつがあるんだ。ちょっとほしいぞ。今回のような大雪があたりまえになると、家にあっても無駄にならないし。 ここから先はミニブルドーザーの幅で雪がかいてある。入ってみたが、100mも行かずに深雪で行き止まり。引き返す。 醍醐林道へ向けて走り出す。民家があるので、路面は除雪してあるが、1kmちょっと行ったところから北へ入る盆堀林道は入口から雪に閉ざされていた。入山峠の春はまだ遠い。 醍醐川(浅川を経て多摩川へ流れ込む)の渓流に沿った道をジワジワと上りながら進む。 日陰には所々こんなふうに薄く雪が乗っているが、ファットバイクならへっちゃらである。たのもしい。 しばらく行くと、通行止めになっていた。もっとも、ここから先は、雪が降る前から災害復旧工事で入れなかったのだ。 工事をやっている気配はなかったので、ちょっと踏み入れてみようかと思ったが、深雪+上り勾配はツライ。というか、ムリ。明日はチェロの発表会だ。転んで怪我でもしたらマズイ。 この日2度目の撤退を喫して、帰る。 |
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明け方、庭を見たら、犬小屋が白川郷の合掌造りみたいになっていた。 2週末連続の記録的な大雪。なんて表現をすると、豪雪地帯の人は笑うかもしれないが、東京には除雪の機材もシステムも習慣もないから、積雪量のわりには難儀なのだ。今日は前の道路と裏の路地の雪かきでヘトヘト。 先週末は降った翌日が晴れだったので、満を持してファットバイクで出動した。白銀の多摩サイをひとり走る姿を想像しつつ、出発したのだが、数百メートル行って、引き返す。 雪道でも、接地面が硬く凍っていると、滑っちゃってダメだった。太いリブタイヤでも、スパイクは打っていないのだから当然だ。 日曜日の昼だったので、裏通りは近所の人が雪かきに出ていた。そこへファットバイクで現れれば、おーッ、スゴイ雪上自転車が来たと、ものすごい注目度である。なのにこっちは、おーッと滑ってフラついて、足着いて、股間打ったりしてる。恥ずかしいのなんの。 ファットバイクで気持ちいい雪は、新雪をピステンプーリーで軽く踏み固めたような圧雪路だと思う。 以前、こんな改造自転車に乗った。リアはキャタピラで、フロントはソリ。取材でスキー場まで行った。 見るとよさそうだが、平坦路でも“こぎ”がものすごく重くて大変だった。雪の上は滑るに限ります。 |
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暖かかった日曜日、ファットバイクで狭山湖へ行く。 狭山湖外周路のダートへ入るまでは、20km近く舗装路を走るので、空気圧を1.2kgまで上げる。ダートを走るなら1kg以下でとピットツルオカさんに言われたが、それだとオンロードはさすがに“こぎ”が重すぎるのだ。 1.2kgは正解で、セスナのエンジン音みたいなロードノイズを立てながら快適に巡航できた。ダートでの粘り腰は0.8kgにかなわないが、十分だ。しばらくこれでいこうっと。 狭山湖のまわりはMTBパラダイスである。とくに外周路から枝分かれするシングルトラックの山道がいい。さいたま緑の森博物館を始めとする、地元のスマートな管理の賜物だと思う。 こんな自転車、乗りこなせるかなと思ったファットバイクだが、乗るたびにハマってゆく。
極太低圧タイヤがどこへでも“連れて行ってくれる”ような、えもいわれぬ頼もしさがイイ。ロードレーサーが放つストイックさとは別世界で、自転車というよりも、肌合いは大型犬とか馬に近い。 こんなに生き物感を感じさせる自転車はない。止まっていても走っていても、めっちゃ話しかけられるのはそのせいかもしれない。 |



