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先日卒業生たちと都内で飲んでいたら、一人の卒業生が私の手元に一冊の文集を「先生にあげるよ」と言って差し出した。私が高校一年生の1B2というクラス担任だった時、年が明けた3月に私と生徒たちの有志でガリ版刷りで仕上げたクラス解散を記念した文集だった。すでに私の手元にはない。用紙はすっかり黄ばんでブルーの表紙も色あせている。そしてこの卒業生が保護のためにビニールもしわが寄りよれよれ・・。でも懐かしい文集だった。聞くところによると押し入れを整理していたらひょっこり出てきたというのだ今から60年前の文集。大切にしよう。内容は濃い。びっくりだ。この中から私の『担任だより』を載せてみようと思う。
文集は
1.アンケート集計
2.個人批評
3.作文集
4.クラスノートより
5.担任だより
6.先生方の感想
7.偉人語録
8.1B2へ
9.年間行事
〇担任だより5月号より
注 このころは毎月号という形で『担任だより」をクラスの生徒向けに出していた ようだ。その後、学級通信『カバのタカラ』を毎日出すことになります。
入学して早くも1ケ月以上もたった。5月に入ると遠足がある。みんなにとって楽しい思い出となることだろう。大いに君たちの若さを浜辺のキャンパスにぶっつけてほしい。(どうやらこのころは高校生でも春に郊外授業があったようだ。この年は茨城県の「大洗」だったらしい。)
できればこの時、前回流れてしまったクラス親睦が出来ればよいと思う。バレー・バドミントン等、それにバスの中で大いに歌集を使って歌おう。
*一か月たった1B2のクラス感想をここで書いておこう。
まず、どの先生からも言われることは授業中の君たちの活発な意見だ。先生方 にとって、自分の授業に対して無反応なクラス程、嫌なものはない。出来るだけ先生方にし、発表することが、即、先生方の喜びでもあるのだ。そういう意味で、このクラスは素晴らしい。
*反省会を行っているようですが、このことも大変良いことですね。ただ注意しなければいけないことは惰性にならないことです。反省会の議題は君たちの身辺にあるすべてのことが問題になりうるのです。
大切なのは、この「対話精神」です。人間であるためにはこの「対話」がお互いの心の中になければいけません。相手の目を見、相手を尊重して話し合う。この行為が行われてこそ、僕たちの心も開かれるのです。
対話・・とは、相手を認めることである。消極的だと自分で決めてかかって発言しない人がいるけれど、そのような「ちっぽけ」な精神を捨てて発言してみることだ。
*クラスノートで君たちの日記を見た。いろいろなことが書かれてありましたが、4月の連休は雨だったのでみんながっかりしたという感想が見られました。日記は反省芯の強い人、自分を深く見つめる人、着実性のある人なら書けますが、青春時代における日記は非常に大切だと思う。
それは青春時代程、悩み、喜び、理想を求めたがる時はないからです。この時につける日記は他のいずれの自分の生涯の中で書いた日記より、素晴らしいものに違いありません。出来るだけ日記をつけてください。
*恵まれぬ子供たちに僕らは協力しょう。日記の中にチャリティーショーを見た感想が書いてありました。全国的に精神的にも肉体的にも僕たちよりはるかに恵まれぬ子供たちが大勢います。一度クラスで足立区の梅島にある「健全の家」に行きたいものです。この施設には恵まれない子供たちが20名程います。
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