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まず興味が出た銘柄で僕が手始めに始めるのが、この簡易式の期待収益率の計算です。 これは過去5年以上(出来れば10年以上)の業績の平均的な内部留保の事業への再投資効率から、将来の企業資産と収益力の収束値を予測して、その銘柄の過去の相場変動率を加味して期待収益率を求めるという簡単な計算です。 今回は投資完了したハードオフでの計算をサックリ紹介しますw (更新していませんが2000株まで買増ししました) この企業は上場してからのデータが6年分しかないので、その範囲での数値に最近の傾向を加味(企業規模が大きくなればなるほど成長が鈍化するのは例外を除き当然の流れなので)して、計算します。 ハードオフの平均的なROEは12%ですが、この先の環境の変化を厳しい目に見積もって期待ROEを9%に設定します。 以上から
これはリターンオブエクエティつまり自己資本からどれだけの利益を生み出す力があるかをベースにした収益力の予測です。 表のように簡易式のEPS・BPSを出します 勿論これは事業環境の変動や設備投資の大型化・他業種への参入などの様々な要因で変動しますが、ハードオフは事業形態が比較的単純なので、それほど大きな変化はないと思われます。 株価同様に設備投資のタイミングなどのよっても年年のEPSは変化します。 そしてハードオフに関して過去の相場変動率に対する変動幅は PERベースで13.4〜25.2倍 BPSベースで1.27〜2.44倍 の範囲で変動しています。 配当は増額していくものと思われますが、配当で受け取っても再投資するため受取配当の20%分のみのロスになるだけですし、再投資分がハードオフ内の事業再投資と受け取った配当金の他の銘柄への再投資のどちらが投資効率が高いか分らないし、トントンくらいで推移すると仮定しも問題ないでしょう。 それぞれのベースでの5年後の期待株価は PERベース:897〜1688円 BPSベース:1013〜1947円 これに5年間の受取配当金は15円ベースで税引後で60円なのでこれを加えると PERベース:975〜1748円 BPSベース:1073〜2007円 となり、730円での投資した場合、5年間で PERベースで33.5〜134.5% BPSベースで47〜174.9% という期待収益率になります。 これを複利ベースの年利回りに直すと PERベース:5.9〜18.6% BPSベース:8.0〜22.4% 以上から7%を目標とする水兵PFに組み込んでも問題ないという1つの判断材料でもあります。 もちろんこれだけではいけませんが、リアルオプションに頼ったり自分で事業環境や財務諸表から推測する数値を使ってDCF計算するよりも長期的に見るとより実際に近い数字になると思われます。 事業環境の急激な変化・法律の改正・ヒット商品の発生の有無・・・などなど業績に変化を与える要素を挙げればキリがありませんが、その中でもある程度の定量分析は必要です。
こんな簡単な計算でもやれば、高値掴みなどの初歩的なミスはグンっと減るでしょう^^ |
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個別銘柄考察
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こんにちは。次の年のEPS予測方法や期待収益率の考え方がこの記事でよく理解できました。教えていただき、ありがとうございます。
2007/4/8(日) 午前 10:24 [ oly*pia**200* ]
わぁ〜、しっかり分析できてますね!思った以上の収益が期待できそうです。これをみさせて頂くと、一段と安心して投資出来そうです。(^o^)/
2007/4/8(日) 午後 2:01
olympianさん>返事が遅れてすいません<(_ _)>。この予測方法は長期的に見る場合に有効です。っと言うのは過去の長期的なROEを採用することによって、経営陣の手腕もある程度取り込こむことが出来るし、過去のROEを同業種の企業と比較することによって経営環境への対応度も見ることが出来ます。そして予測EPSを基に期待収益率の幅を見る事によって余程の事業環境の変化がない限り、バリュエーションを見誤ることも無くなると思います(^^)
2007/4/10(火) 午後 3:45 [ 株水兵 ]
ゆめかいびとさん>返事遅れました、すいません<(_ _)>。この期待収益の幅は過去の変動幅をそのまま採用したものなので、変動幅の上限近くもしくは上限を超えてしまった場合は一旦売却する柔軟性も必要なのかもしれません。買いのタイミングはどの計算方法でも比較的簡単ですが、売却のタイミングを的確に弾く方法はないです(^^;)。それがバリュー投資の弱点でもあるのですが・・・
2007/4/10(火) 午後 3:49 [ 株水兵 ]