投資道

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個別銘柄考察

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配当受取りの記事で中海コンテナについて触れていたら、ちょっと長くなってしまったので、こちらの記事で書きます。

<以下>
中国株は昨年の11月頃受取っていますが、外国株なだけに僕の中では清算が遅れ気味になってしまいます。
意外なのは安定的に配当するかと思っていた高速道路が減配、長い目で見ていてあまり期待していなかった中海コンテナ(コンテナ船や港湾事業)が意外な特別配当でした。

中海コンテナはコンテナ船による海上輸送と中国での港湾事業を手掛けています。
港湾整備と言うのは、莫大な資金と長期的な計画性が必要なため、今回のような特別配当をしている場合ではないと思うのですが、僕の想像を遙かに上回る早さで骨を軋ませながら成長しているのかもしれません。

また主力のコンテナ輸送では、如何に中国の造船が低コストで出来るとは言え、船舶の建造も港湾事業程ではないにしても、一隻最低12年以上の償却期間を想定せねばならず、資金を社外に放出し過ぎると、需給が緩んで運賃単価が落ちて来ると急速に資金需要が出て来た時に、小さい企業だとアッと言う間に逝ってしまう(笑)のです。
海運会社はバックに強力な運転資金サポーターが居ない限り、強力なレバレッジが必要不可欠という事業性質上、内部留保は出来るだけ手厚くする必要性があります。


またコンテナは比較的安定していますが、バラ積み船ともなると外航海運の運賃は他の業界では考えられないほど運賃単価が変動します
石油タンカーやLNG(液化ガス)船、鋼石船、石炭船、(鋼石船・石炭船は船腹需給が逼迫して長期契約に踏み切る所が多くなっています)などは長期契約が多く安定的ですが、車両船→コンテナ→カーゴ(バラ積み)の順で事業のギャンブル度は高くなって行きます。
バラ積み船の穀物や鋼材など何でも運ぶ船は、もう事業と言うよりギャンブルと言った方が良いかもしれません。
(専航船を除く)

中海コンテナは中規模のコンテナ船を多く保有していて、機動的な荷物のオペレートに対応しやすいのが良いと思っています。
コンテナも多分に漏れず大型化が進んでいますが、海運王が運営するマースク軍団のような超大型船は世界的に荷物の流れを抑えていないと、良くも悪くも世界景気の波がモロに直撃して非常に不安定な経営を強いられるおそれがあるので、中海コンテナくらいの企業はまだまだ大人しく中国の内需に大きく頼りながら舵取りした方が無難と思います。
中国の市場自体が世界的に見て侮れない規模になって来るのは必然なので、これだけでも十分成長できると思います。


以上は僕が海の上で感じる事と、海運の経営現場で思う事を綴ったものなので、何の情報も根拠にはしておりません。
ただの海の男の日記です(笑)。

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おはようございます。
海運のことはあまりよくわからないのですが、バラ積み船の運賃のニュースなどを見ていると、コメントされているとおり運賃単価の変動が大きく、まさに「水商売」といった印象を受けます^^。
中国はいろいろな意味で日本にとって、世界にとっても大きな存在。一度機会があれば中国に行って、肌で感じてきたいです。
水兵さんは中国に行かれたことはあるのでしょうか。

2008/2/2(土) 午前 10:20 one**idge*

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ハハハ、僕が営む事業も小さいながら海運業なのですが、仰るように売上の変動は凄まじいものがあり、何かでヘッジ出来るシロモノではありません。
まさに「水商売」です(笑)
さらに最近の船乗りの社会的認識での地位は過去に比べ限りなく低くなっていて、大変な業務を遂行しなければならない上に陸上の人間にペコペコしなければなりません。
これを人の顔色を伺う水商売とヒネくる船員さんも居るほどです。

中国には友人も結構いますが、この国を一括りにまとめる事は言葉でも出来ません(^^;)
あえて一言で言えば、凄まじい人口によるエネルギーと、中国人の豊かさに対する貪欲さの前には日本人など吹き飛んでしまう勢いですが、だからと言って大きく前にも進むことはありません。
それは一般的な日本人から見ると、一般的な中国人はあまりにも良くも悪くも人間味に溢れでいるからです。
ちなみに売船業務などで港には行きましたが、上陸はしていません。
一度ゆっくり投資先の物件の視察を兼ねて、友人達を訪ねたいと思っています(^^)

2008/2/3(日) 午後 1:58 [ 株水兵 ]

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水兵さんの事業が何か、気になっていたんですが、海運業だったんですね。

でも「水兵」というHNから、想像出来たはずですね(^^;

海運業についてはほとんど分かりませんが、過去の記事を見返してみてなるほど、と思いました。

自分の知らない世界の事が甲斐間見えてためになります。

2008/2/4(月) 午前 0:23 [ baboocon ]

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そうです、こんな暗闇から暗闇まで働かなければ飯も食えない仕事です(笑)
それは冗談ですが、いまや国内の海運業は海に囲まれた日本に必要な業種であるにも関わらず、巨大な荷主企業のコストカット攻勢に息絶え絶えです(^^;)
しかもその煽りで海上作業と言う特殊性を持つ仕事の割には昔のような陸上より割増な給料を払えなくなっていて、若い人も働くなって来ています。
この業界に従事する過半は50歳以上です。
今は外国人や外国船籍の船が国内の海運業に従事できない法律がありますが、これが崩壊するのも時間の問題となっています。
でもまあそんな悲観的の中にこそビジネスチャンスって転がっていたりするんですよね。
ITやハイテクなどの魅力的な業種は当然競争が激しく、案外儲からないものなので、商売のうまみとしては新規参入組にはほとんど回って来ないと思っています。
まあ何事も人が嫌がる事からコツコツとが僕の基本です(^^;)

2008/2/4(月) 午前 3:59 [ 株水兵 ]


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