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コカコーラは他にもコカコーラWESTHDを保有していますが、いずれも御存知のようにボトリング会社です。 よって米国本社のような高ROAではありません。 本社は効率経営を目指すあまりに、設備を極限まで削って、設備投資は各地のボトリング会社へ任せています。 そしてコカコーラと言う世界最強のブランド力と組み合わさって、ずっと高いROAを維持して来ている恐るべき企業です。 高いROA(ROE)と言うのは、少ない資本で儲かると言う意味なので、ブランド力か何か高い参入障壁を持たないと、直ぐに新規参入によって競合激化・収益低下の道を辿ります。 だから誰でも飲んでしまうコカコーラと言うブランド力を背景として儲かる商売を長い間継続して、収益性も維持できる、つまり高い資産効率(ROA)を維持し続けれる企業は、長期投資に於いて最強の投資先となります。 ただ、その強みを世界中の投資家が知っている今となっては、市場での評価もそれなりになっています。 バフェットが投資をした時より株価は当然評価されているし、時間を重ねるほど株式を手に入れる為に必要な資金は増えて行くでしょう。 これが「時間を味方に付ける企業」の強さですよね。 それに対して日本の各ボトリング会社は駄目かと言うと、自分はそうは思っていません。 確かに投資対象としては、本社のような投資効率は期待できません。 でもよくよく考えると、自分の投資哲学の基本は儲ける事ではなく、損をしないことです。 (リプラスの件では欲に目がくらんで、やり過ぎましたが) 株式投資の長期投資で損をしない事と言うのは、裏返せば強い企業(倒れない企業)に投資することです。 例えばコカコーラWESTの競合はキリンやアサヒの大手ビール会社から、伊藤園のような独自ブランドで攻めて来る飲料会社まで居ますが、これらの企業との競争でこの会社が潰れる事はまずありません。 それは会社の財務内容を見れば分かることです。 減価償却を見て分かるように、設備投資は半端じゃないのに無借金なのは、どれだけ設備投資しようが、必ず回収出来る事業だからです。 しかもそれを可能にしているのは、やはりコカコーラと言うブランド力です。 これだけの設備投資を既に回収している資金力がある企業が、この様なブランド力を背景に事業展開しているとなると、どれだけ不況になろうが競合が激しくなろうが、この企業が無くなる事はまず無いです。 この様な会社を見る時、資本効率の悪さを指摘する必要はなく、資金回収に目処が立ち、これから積み上がる膨大な資金をどう使うかが大事になって来ます。 自動販売機をエコ対応にしたり新しいものに代謝するのもお金が掛かりますが、アクエリアスやジョージアのように独自ブランドも作って行かなければなりません。 また自分達のノウハウの強みを持つ部分で、人の役に立ったり喜ぶ事が事業化できるのなら、そのような分野へ投資して行く必要があります。 まだまだ書けばキリがありませんが、ボトリング各社がやるべき事、出来る事は沢山あるはずです。 もちろん投資対象として選んだのは、↑にも少し書いたように確実に投資家に報いて行ける力があるからですが。 三光マーケティングフーズと合わせてUPしようと思ったのですが、長くなっちゃったので区切ります。
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自社製品等優待
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おはようございます。
5年、10年経っても、コカコーラの商品が無くならないのは、誰でも想像できます。
また、誰が経営しても、このブランドで商品が売れるのも明らかですね!(^O^)
2008/10/13(月) 午前 7:09
ゆめかいびとさん、こんばんは。
このブランド力は全くもって凄いの一言です(´д`*)
新しく飲食店がオープンされる度に、メニューには必ずコカコーラが入るわけですし、高級店でもない限りコカコーラ(若しくはペプシ)の無い店なんて受け入れられないですもんね。
その様なブランドを取り扱う製造業(ボトリング業)で、設備投資を既に回収し無借金になって、尚且つ溢れるキャッシュの使い道を考える企業の株式を持つ事は、イコール金の生る木を植えるようなものだと思います。
その安定性から派手なパフォーマンスは期待出来ませんが、間接金融に資金を委ねるくらいなら、このような優良株へ直接金融した方が普通に良いと思いますよね(^^)
2008/10/13(月) 午後 6:51 [ 株水兵 ]
水兵さん、おはようございます。
なるほど、ボトリング会社はコカ・コーラ本社の様に資本効率は良くなくとも、確実に最終消費者に売れる最強ブランドを取扱っていること自体が大きな強みな訳ですね。
ROEが低いので配当利回りはそれほど際立っていませんが、
配当性向に目を向けるとコカ・コーラのボトリング会社は軒並み高いことからも設備投資を回収しなおキャッシュが溢れていることが伺えますね。
2008/10/15(水) 午前 8:59 [ baboocon ]
babooconさん、こんばんは。
なぜ資本効率が悪いのかは、ハードであれば必ず初期投資が必要な分だけ資本効率の悪化は避けて通れない宿命です。
これは投資対象として効率が悪いかもしれませんが、社会的な意義に於いては必ずしもソフトに劣るものではありません。
ボトリング会社も殆どの製造業も、初期投資を回収するまで重い償却費で財務諸表では少ない利益しか出ていませんが、水面下では膨大なキャッシュが動き回って、金融機関からの借入の返済に充てられています。
そしてFCFの大きな調子が良い製造業は、償却費が残っているのに借入が無くなると言う税金面でも理想的な状態になります。
見掛けは利益があまり出ていないように見えて、実は会社には余剰金が積み上がって行っている状態です。
設備の寿命が短く、常に設備維持に費用が掛かる場合は、投資対象として避けるべきかもしれませんが、設備維持はソコソコに追加投資に充てられている企業は、ROEなどの資本効率は悪くても、実は長期的に投資家に報いて行く力を十分持っています。
2008/10/15(水) 午後 8:01 [ 株水兵 ]
株式投資に於いては、ROEが高いのが良いとされていますが、ROEが高いと言うのは財務レバが効き過ぎているか、そうでない場合は利益率が高く小資本で運営出来る事を意味するので、余程のブランド力がない限りは、直ぐに激しい競合状態になります。
コカコーラのようなブランドは、実業に於いて特殊中の特殊と言って良いです。
そしてその様な世界的にも稀なブランドの力を借りているボトリング各社も、最も上手く行き易い事業の一つと言えます。
我々の長期投資とは実業に対して資本参加するようなものなので、高いROEなどと言う夢みたいな状態が、何時までも続くと思う方がどうかしているのです。
我々が最も見るべき所は、末長くその事業が存続するかどうかです。
その為には、まず社会に必要とされる事業でなくてはならないし、その上に堅実に運営する経営者が舵を持たなくてはなりません。
これが僕が財務の綺麗さを見る一番の理由です。
2008/10/15(水) 午後 8:01 [ 株水兵 ]
配当政策も大事ですが、事業とはまずキャッシュを安定的に生み出し続ける力がなくてはならないです。
そこを見ずに資本効率とかばかりを見ていると、今回の僕のように足を掬われることになります(笑)
コカコーラは消費者に絶大な支持を受けています。
シロップ(製造権利)を売る米国本社は勿論、現地のボトリング会社も同様に必要とされているのは明白です。
その中でも上手く運営している会社は魅了的に感じています(^^)
2008/10/15(水) 午後 8:02 [ 株水兵 ]
あ、先週読み終えた本の中に↑のコメントにも共通する面白い本があったので、また読書コーナーで紹介しますね(^^)
2008/10/15(水) 午後 8:03 [ 株水兵 ]
なるほど、確かにソフトが良くてハードは駄目だ、というのには少し疑問を感じていました。
設備投資負担が重くて資本効率が低い事業は投資対象として見るとどうも腰が引けてしまいがちですけれど、世の中に必要な材料や製品を産み出しているのはそうした生産設備に他なりませんし・・・。
よくバフェット本などで持続的な競争優位性がある事業はROA(ROE)が高いと2つを同一視する書き方がされている気がしますが、
そうではなく利益率が良く儲かる事業であることに加えて、競争に負けない強力なブランドなどの強みがある企業が長期に渡って高ROAを維持できるということなんでしょうね。
2008/10/16(木) 午前 9:38 [ baboocon ]
>我々が最も見るべき所は、末長くその事業が存続するかどうかです。
>その為には、まず社会に必要とされる事業でなくてはならないし、その上に堅実に運営する経営者が舵を持たなくてはなりません。
そうですね。つい現在の収益性にまず目がいってしまいがちですが、その事業自体が持続できないことには話になりませんものね・・・。
キャッシュを安定して生み出しているかどうかはまずチェックすべきポイントですよね。
不動産(流動化)関連は営業CFが常にマイナスというのが大抵の会社でそうだったので、それがこの業界では当たり前なのだと甘く見ていたのは僕も反省しています。
配当政策はまず事業のキャッシュ創出能力があって、その後の問題であると理解しましたが、かなりの設備投資負担があるにも関わらず平均以上の配当性向を続けられるというのはパッと見で分かりやすい点かな〜と思いました。
2008/10/16(木) 午前 9:59 [ baboocon ]
babooconさん、こんばんは。
ちょっとキツイ状態なので、一息付いたらレスします(^^;)
すいません。
2008/10/16(木) 午後 9:59 [ 株水兵 ]
ふ〜、ちょっと一息です(^^;)
朝は新聞配達も寝ている時間から、夜は居酒屋組より遅くまで活動すると、流石に脳の活動も鈍って来ますね(笑)
そうです、バフェットの長期的に投資する企業は、必ず有り得ないような参入障壁や、古今東西見た事も聞いた事もないほどのブランド力を兼ね備えている企業群です。
それを定性的にも定量的にも見破る力が、スバ抜けているのがバフェットです。
もちろん米国と言う企業が資本効率を追求する国に生まれたのも、バフェットのツイている要素です。
更にそれが良しとされる時代だったと言う事もあるのかもしれません。
まぁバフェットくらいの聡明な頭脳なら、どんな環境でも対応しているでしょうが(^^;)
2008/10/17(金) 午後 8:21 [ 株水兵 ]
しかしROE(ROA)を重視し過ぎる事への疑問点も述べましたが、今までの日本企業は資本効率をあまりにも無視し過ぎた面もあるので、ある程度は考えても良いことだと思います。
ただ資本効率至上主義は、もう終焉を迎えつつあるのではないかとも思います。
それを軽く指摘している本をこれから紹介しますので、良ければ読んでみて下さい。
キャッシュを安定的に生み出しているか、設備維持に費用が掛かり過ぎていないかを見るのは意外と簡単で、長期的には財務の状態を見れば良いだけなんですよね。
借入もなく、事業活動を見て健全と感じる事が出来れば、それはキャッシュを安定的に生み出している結果がそこにあり、事業の資金的な運営手法が優秀であるという証明でもあります。
2008/10/17(金) 午後 8:22 [ 株水兵 ]
>>>「設備投資負担が重くて資本効率が低い事業は投資対象として見るとどうも腰が引けてしまいがちですけれど、世の中に必要な材料や製品を産み出しているのはそうした生産設備に他なりませんし・・・。」>>>
これこそ我々が見落としてはいけない点だと思います。
もちろん資本効率が良い事は、全体的に見ても良い効果が多い事は否定する所ではありません。
これもまた、この後紹介する本で触れてありますが、投資パフォーマンスも然ることながら、事業の社会的意義も考えながら投資する必要があるかもしれません。
投資に関して触れているのは部分的ですが、是非この点も踏まえながら読んでみて下さい。
長い投資活動に於いて、世界観に広がりを持たせることは請け合いです。
無論この本に書いてある事は内容も偏っている部分もあり、全てが参考になるものではないですが。
2008/10/17(金) 午後 8:31 [ 株水兵 ]