投資道

相場を見て事業を見る。資本家・事業家のように考え行動する投資家を心掛ける

投資哲学勉強

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<相場>
さて、先週は金融銘柄を一件売却しようと思っていたのですが、相場が強くなって来たので保留。
外人投資家が現物・信用合わせて最大規模の買い越しをして来たようです。
売り方は国内の個人、買い方は外国人、個人は利益確定で外人は仕込みのガップリ四つ。
このケースは個人が再参入して高値追いする展開に繋がりやすいパターンかなと、あえて売却は無し。

<コンセンサスを利用する動き>
11月は例年安くなりやすい展開ですが、今年は強い強い。
そうなる可能性はあると思いながら、11月の安い相場を期待していたら、やっぱりと言うか裏切られました(笑)
と言うのは、自分の中の相場に関するパターンとして、ベア(弱気)相場の時は大体予想通りになりやすく、ブル(強気)相場の時は大勢(特に個人)の予想の反対を行く傾向があると考えています。

これは強気相場では市場参加者が急増する訳ですが、その増加分の大半は個人であり、その個人の予想の逆を行って芝刈りをしたい大口投資家が多くなればなる程、この現象が起きやすくなると見ています。
今回はそれに海外(特に欧州)で利食った資金が日本に向かったのと、上昇トレンドに乗っかろうとする動きも加わって、環境が整っていた感もあります。

<相場の水準訂正>
相場と言うのは上場企業の平均EPSからPER15倍程度(不況時は10倍強)に収束するように上下振動するのですが、今年は増益する企業が増えて昨年末の平均EPSから今年の平均EPSは格段に上昇し、相場自体が水準訂正しました。
5月はこれを上回る日経平均となり、6月に相場修正されたのが下に振れ過ぎて現在適正値が大よそ日経にして14000円でPERにして15倍程度。
これは昨年から見ると過熱感があるように見えるかもしれませんが、資本市場で平均的な数字だと考えています。

このように景気好転で水準訂正する場合、収益によるバリュエーション計測の投資は長期的には当然景気変動によるリスクを高める事になります。
この点を踏まえて、年末・来年に掛けてのポートフォリオを組み直す計画です。
と言っても、投資の研究に回せる時間が少ないので難しいですが。。。

<相場水準の妥当性>
↑で書いた平均EPSと相場水準に関して少しだけ掘り下げてみます。
自分自身で事業をする場合でも、投下資本の回収期間は10〜15年を想定するので、投資に於いても1年の必要利益は株価の1/10〜1/15、逆数にしてPER10〜15倍は妥当値と言う考え方です。

しかしこの純利益には現実には更に摩擦係数が加わります
と言うのは事業へ再投資する分には経営者の判断ミスなどによるエージェンシーコストが加わり、配当する分には配当税(来年からは20%強!)が加わります。
事業税を支払った後の純利益に配当税を掛ける時点で2重課税ですが、これは米国ほど日本では議論されない所ですね。

この2つの摩擦を限りなく0に近づけているのが、自分の知る限りではバフェット率いるバークシャー・ハサウェイです。
2重課税を避ける為に配当はしていませんし、バフェットを筆頭に投資のプロ中のプロが考え抜いた投資戦略なのでエージェンシーコストも0どころかプラスに作用すると思われます。

話が逸れましたが、このように現実的に妥当水準を見積るとPERにしてみれば8〜13倍かなと個人的には考えています。
アベノミクス相場と一言で言っても色んな角度から検証しないと、今後の動きも予測し辛い訳ですが、この予測とて当たるも八卦当たらぬも八卦です(笑)
しかし当たる当たらないに関わらず、自分なりの予測を立てておかなければ、外れた時でもどんな事が市場で起こっているのか分かりません。

<今後の相場と個人投資家>
これは個人の予想なので自分の頭の中に入れとくだけで良いのですが、市場では東京オリンピック前までは強いだろうと言うコンセンサスですよね。
自分のように色んな銘柄を、それぞれ違う要素(収益バリュー・資産バリュー・景気敏感・配当利回りデフェンシブ等々)で組み込む投資家はポートフォリオ内のリバランスやリスクON/OFFのバランスも考えなければなりません。

対してリスクON前提で個別に絞り込んで行く長期の投資家は、投資先企業の検証精度を高めるだけで、実は相場はそれ程見る必要もないです。
あるとすれば追加投資するタイミングを不況の時に集中させるだけで良いくらいです。
売却のタイミングは相場と言うより普段から精査しているので自ずと分かるのが良いですね。
まぁバフェットのような投資法ですが、これは自分も目指す所です。

短中期でトレードする投資家はウマウマの相場が続きそうですね。
トレンドを捉えるのに相場水準の考え方も一考する価値あるかも。
自分はトレーディングは下手っぴなので、ピリピリ火傷するだけです(笑)

機関投資家は年単位でパフォーマンスを高める事に執着しているので、どうしても近視眼的になる傾向がありますが、情報量は凄いので時間がある人は大量報告書などで機関投資家の動きをチェックして、何が起こってるのか見る癖づけに良いかも。

このような記事を書いたのは、自分自身がいつも長期的なチャートに縛られて投資量の調整をしている事に対して、再度疑問を投げかける為です。
日経が8000円を割った時点で、自分は何も考えず全力買いしてましたが(結果的には上手く行っている)、逆にこの様な強気相場になった時に、何も考えずに投資を回収して引っ込んで良いものかどうか・・・また進み続けるなら結果に関わらず理論的にそれを行っても良い理由付けが要る為に、このように相場に対する初歩的・基本的な見解を書いて、もう一度考え直す為です。
日経8000円割れで何も検証せずに全力投資に向かったのは、理論的な説明としては日本経済の力が割安に判断されていると直感したと言う程度です。
でもそう言う直感って結構当たるんですよね。。。
逆に理論立てて考えた事って、結構当たらない事が多いのですが、今はそれが交錯している状態なので、基本に帰って考え直すようにしています。

それにしてももう直ぐ師走、早いですね〜

閉じる コメント(16)

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相場の最後の最後は、株式の高騰を見て、居ても経っても居られず株式を持っていない現金をたくさん抱えた個人の買いで終わると思います。^m^
それがいつかは判りませんけど。。。^^;

2013/11/24(日) 午後 2:10 ゆめかいびと

こんにちは。いつも有益な記事をありがとうございます。相場についは小生も色々と考えましたが、結局は誰にも分からないだろうということで思考を停止しました。現在は余力資金ができれば投資、配当も再投資を行い、売却は控えてじっくりと放置しています。

2013/11/24(日) 午後 3:22 [ 長期株式投資 ]

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ゆめかいびとさん、こんばんは(^^)
ん〜、残念ながら仰る通りになるんでしょうね(><)
その最後の時期は機関投資家もプレス等にバンバン強気な情報を流して、これからイケイケなんだよってムードを必死に作って来るでしょうから、そうなると言葉は悪いですが、大ババ抜き合戦前夜祭になるんでしょう。
怖い怖い(^^;;

と言っても、相場の過熱を乗り過ごすのは寂し過ぎますし、悩ましい所ですね。。。
その何時かが分かればバフェット超えも簡単なんですが、そうは問屋さんが卸してくれないですw

我々も投資家として可能な限り上手く乗り越えたいですが、Mrマーケットと踊り耽ってしまった時は、そん時はそん時でしょうがないッスよ(><)
人生無駄に踊ることもあるって事で(笑)

2013/11/24(日) 午後 8:15 [ 株水兵 ]

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長期株式投資さん、こんばんは(^^)
仰る通り相場に関しての議論は、結局は神のみぞ知るでチャンチャン♪となります(^^;
しかし、この議論は長期投資家の永遠のテーマの一つでもあり、我々の20年・30年それ以上の投資期間に於けるパフォーマンスに多大な影響を与えるのも事実。

配当再投資により、大きなミスをしない限り15年を超えるとマイナスになる確率は限りなく0に近づいて行きます。
(まぁ最初は簡単に大きなミスを連発しますがw)
過去の統計を研究しても30年以上の投資活動の利益の大部分は、配当再投資に由るものとなっています。

2013/11/24(日) 午後 8:57 [ 株水兵 ]

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(つづき)
だから投資先の研究だけに邁進し、配当を再投資するだけ単純作業で最強の長期投資は可能です。
ただし自己資金を追加投入するタイミングは不況時であって欲しいと考えます。
だから反感を沢山買う事もあったと思いますが、昨年までの日経底練り相場は我々長期派には最高の相場で、こんままずっと続いて欲しいなどと書いてたりしてました。

あ、話は戻りますが、思考停止して投資先の研究だけ継続的に配当再投資するのは良いと思います。
ただ自分はそんな相場の研究も楽しいんです♪
銘柄の研究・相場の研究・金融商品の性質の研究等々、これらの研究自体が僕の大好物なんです(^q^)
僕は自分で言うのも変ですが、投資家としてちょっと特殊体質なのかも知れません。

投資家の癖に最後に資産がいくら残るとかにあまり興味が無くて、投資活動している過程を研究するのが楽しいです。
極端に言うと、資産を少しでも増やす為に資産運用しているのではなくて、資産運用を研究して投資活動しているのが楽しくてやっています。
良い結果を出す事には拘りますが、結果そのもには拘らない部分があります。

2013/11/24(日) 午後 8:58 [ 株水兵 ]

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(つづき)
こんな変わり者投資家なので、こんな未知の領域の相場の研究もやるし、やるからには相場の動きをケースバイケースで別けて自分の運用にどう作用するかを予測し、ポートフォリオやアセットアロケーションを組み直して行きます。

今回の相場の長期投資家さんの行動は、配当再投資に基づいて王道だと思います。
自分はリバランスを含めてたまたま売買差益を出していますが、引退する歳になる頃には、恐らく配当再投資分が売買差益を抜いていると思います。
それを分かりやすくする為に、配当は一つの証券口座に入金して運用しています。

再投資したポートフォリオも投資先企業が利益を上げ続ければ膨らむし、再投資した企業も更に配当するので、雪ダルマ式で増える一方なのに対し、売買差損益ってマイナスになる場合もあるから、売買損益の結果に高い確率で確信は持てませんよね。
話は長くなりましたが(笑)、配当再投資法バンザイです(^。^)

2013/11/24(日) 午後 8:58 [ 株水兵 ]

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株水兵さん、こんばんは。
株水兵さんの相場観、そして配当再投資法についても大変参考になりました。
今日の日経ヴェリタスで、バフェットがエクソンモービルの株式を大量購入しているとの記事があり、その中で、投資理由として、長期の安定したキャッシュフローを生み続け、将来も自社株買いを中心に株主への厚い利益分配が見込める、ことを挙げていました。自社株買いに力点を置いているところが、なるほどと思いました。
引き続きよろしくお願いします。

2013/11/24(日) 午後 9:46 one**idge*

こんばんは〜♪

私も今月は安くなるだろうと思っていましたが、見事に裏切られました〜(笑)
年末、年始と株価は益々上昇していきそうな勢いですね。

ババは引きたくないなぁ〜。。(笑)

2013/11/25(月) 午後 10:33 pooh

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onebridge4さん、おはようございます(^^)
相変わらずコメントバック遅くなり失礼してます<(_ _)>

日経ヴェリタスでそんな記事があったんですね。
でもこの相場でバフェットがエクソンモービルに行くのも頷けます。
バフェットは悪く言うと、企業の利益を出来るだけ株主(バフェット)に戻して、バフェット自身が再投資先を決めると言うイメージがあります。

その観点からはエクソンなどの石油メジャーは元々株主還元に積極的だし、世界の資源収益を吸い取るポンプのような企業なので、世界経済が全体的に発展する前提なら、バークシャーの巨額の運用資金の一部を任せるには適合している気がします。

反面世界経済の良し悪しの影響も当然受けるので、多分バークシャーの総資金の5%位までしか投資しないとは思いますが。
バフェットはお堀の深い城が大好きですし、それを見極める天才ですから。

2013/11/28(木) 午前 7:22 [ 株水兵 ]

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(つづき)
そんなバフェット好みの企業も結構あるんでしょうが、バークシャーの資産自体が大きくなり過ぎたので、巨大企業にも資金を振り向けなければ運用し切れない状態になり、その巨大企業の中では今回は石油メジャーと言う事になったんだと思います。

あ、バフェットに話が逸れましたが、結局長期投資の場合は投資先の長いスパンでの事業活動により創出されたキャッシュフローの絶対値と、それに対する投資額の絶対値、この2つの絶対値の相対値(笑)が投資パフォーマンスの予想値となります。
実際のパフォーマンスには、その予想値に相場のブル・ベアが加わりますが、それはその国のその時点の景況感なので予測は不可能ですよね。

2013/11/28(木) 午前 7:23 [ 株水兵 ]

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(つづき)
この2つの絶対値の相対値と言う分かりづらい言い回しになってしまいましたが、細かい要素を省くと営業CF(+)と投資CF(ー)を足した数年間の平均的なフリーCFと時価総額との比較ですね。

一言で言えば儲かってるかどうかと、その儲けを株主にちゃんと渡してるかどうかの2点をバフェットは見てるだけなんですよね。
注意が必要なのは商品やサービスが世に出回っている事と儲かっているかどうかは、投資の世界では全く別物となる点です。

財務は経営に時間と言うレバレッジを加えるかどうかの要素で、儲けの原点は営業CFと投資CFの平均的なバランスだと思っています。
そのバランスを良好な状態で保ちながらトップライン(売上)を伸ばし、強気の見通しの時には財務CF(ー)で時間のアクセルを踏むのが経営の王道かと思います。
これこそ「言うが易し行うは難し」の最高峰ですが(笑)

2013/11/28(木) 午前 7:24 [ 株水兵 ]

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Poohさん、おはようございます(^^)
相変わらずコメントバック遅くて失礼してます<(_ _)>

そうでしょう、そうでしょう(笑)
機関は知りませんが、個人投資家の殆どは11月は安いと思っていたと思います。
個人投資家も参加者が増え、例年11月は安いとお互い確認し合えばし合うほど11月安バイアスが掛かり、そのバイアスを裏切る事によって生まれる利益があると言う事です(^^;
これは相場では特に起こりやすいのですが、何事でもそう言う大勢の期待を裏切る事は必ず起きますよね。

まぁ僕は機会損失は損失とは思ってないので、どうって事はありません<`ヘ´>
と強がっておきましょう(笑)

2013/11/28(木) 午前 7:45 [ 株水兵 ]

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(つづき)
あ、ババ抜き合戦は起こるとしても流石にまだ先の事なので、今はそう心配することはないと思いますよ(^。^)
まぁ絶対とは言いませんが。。。(笑)
今回の量的緩和+政府・日銀の組み具合を見ていると、強気アナリストではないですが結構な過熱相場があっても不思議ではない気がします。

勿論このままシューン↓なんて事も有り得ない事はないですが、理論的には量的緩和が基礎になってるので暫らくは景気・相場も共に強気ベクトルが働くんじゃないかと思ってます。

ん?なんかトレーダーみたいなコメントになって来ちゃった(笑)
我々長期派は何時でもノンビリGOですよ(^^♪

2013/11/28(木) 午前 7:45 [ 株水兵 ]

僕も11月は安くなるだろうと思って待っていたら・・・・おおはずれです。 仕方が無いので 公募で安くなった好業績の株でも買おうかと思って公募爆弾が落ちた銘柄を中心にウオッチしています。

2013/11/28(木) 午前 11:27 [ かんち! ]

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かんちさん、おはようございます(^^)
何時もの事ですが、、、コメントバック遅れて失礼してます<(_ _)>

ホントホント、見事に外されちゃいましたね(笑)
爆弾が落ちて荒れた土地で宝物探しですね(^^♪
僕は企業業績が全体的に上がって来ている中で好業績ばかり追いかけるのはちょっと違和感を覚えて来たので、企業の資産内容に目を向けて、所謂資産バリューを探しています。

もちろん基本は業績重視ですが、この相場水準で資産バリュー比率を少しづつ上げて行って、相場下落時の相場に対する資産縮小比率を減少させるPFを組んで行こうと考えています。
ただ、これは↑にも↓にも相場反応感度を落とす仕組み作りなので、逆に上昇局面ではウマウマ度を落とす事になりますが(^^;

2013/12/1(日) 午前 6:27 [ 株水兵 ]

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(つづき)
しかしそうは言っても相場下落を期待してキャッシュポジションで待ってる事なんて自分にはミッションインポッシブルなので、PFの内容を長男の今年の抱負と同じで臨機応変(笑)に組み直してフルインベスト体制で前進したいと考えています。

と何だかんだ言いながら、キャッシュポジションもある程度ありますが(笑)
研究しながら組み直しているので、時間が掛かるんですよね。。。
この辺をチーム財満、あ、違った(笑)チームアイルで補完してスピードUPしたいのですが、、、駄目かな?(笑)
明日はよろしくです♪

こんな短いコメントでも500字超えちゃうんですね。。。

2013/12/1(日) 午前 6:27 [ 株水兵 ]


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