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「食い逃げされてもバイトは雇うな 禁じられた数字(上)」
山田真哉(著)光文社新書
「さおだけ屋はなぜ潰れないのか」の続編。
身近な例をとって、会計についてわかりやすく教えてくれます。
前作も読みました。在庫がなぜ利益を圧迫するのか、など会計知識が軽妙な文で読みやすく書かれていまして、勉強になりました。作者は文系出身の会計士とのことで、同じような文系出身者としては心強い数字の解説者です。
「株の勉強は無意味」という点が気になって読んで見たのですが、株式市場の勉強ではなく企業の決算書を見ましょうよ、というお話です。
「ババ」となる数字を最初に見るだけ、という手法で損益計算書と賃借対照表のどこを見れば、というのが説明してあります。
--引用
短期投資ではなく、企業の価値を見極める長期投資なら(バリュー投資)大丈夫だ」という考え方もあると思います。(中略)しかし、現実にはこれがなかなかうまくいきません。
引用ここまで--
といいつつ、決算書の数値で調べていくと、バフェット銘柄に行き着きますね、きっと。
バリュー=長期投資のように簡単に受けとっているのではないかな…。「無意味」といいたのでは無く、「決算書の数字の読み方」への導入、作者お得意のあおり文句でしょう。
決算書で見極める数字が、グレアムの「安全余裕度」とか、バフェットの言うオーナー収益を導き出すから、結局、株(とうか企業)を勉強しなきゃ…という流れに。
一番興味あるところだったのですが「決算書を読んでみましょう」となるだけで、投資手法まで行かないところが残念。
最後に作者の視点からの決算書で見るべき数字が付録についてくるのは便利。ここらへんはちょっと軽妙な文ではなくなってしまってましたけど。
食い逃げされても、という表題のあたりの話題は結構簡単な理屈なので、そこら辺にはあまり驚きはないかもしれません。
この本、「食い逃げされてもバイトは雇うな」なんて間違い、という(下)巻があるのでそちらに続きます。
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はじめまして。。
勉強になります。。精進いたします(>_<)
2008/2/28(木) 午後 10:25 [ - ]