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新聞担当デスクのTです。 7月10日の東京株式市場では日経平均株価が3円安の9287円と8日続落となりました。この日はオプション7月限のSQ(特別清算指数)算出日で、朝方は高くなる場面があったものの、週末要因から次第に見送りムードが強まりました。東証1部の出来高は20億5957万株、売買代金は1兆4168億円とSQの売買分を含めてもボリューム面は依然として物足りなさが残ります。ただ、値上がり銘柄数は833と値下がり銘柄数749を上回りました。12日に東京都議選挙を控え、政局の不透明感から手控えムードが強まっています。3月期決算企業の第1四半期決算発表がスタートし、この面でも大きくポジションを傾けづらいところです。 さて、この日の象徴的な動きはエコカー関連を中心とした材料株が崩れた点でしょう。中核のGSユアサ(6674)は一時44円安の763円まで下落。明電舎(6508)も49円安の473円まで下押しました。個人投資家の見切り売りが出たようです。このほかにも、広い意味で環境関連との位置付けから株価が上昇していた銘柄群が売り物に押されました。先駆株の崩れを見て、比較的値を保っていた銘柄にも連想が波及したようです。主力銘柄が手がけづらい中にあって、材料株が波乱含みとなってきた点は懸念されるところです。 来週は17日に話題のIPO(新規上場)銘柄であるクックパッド(2193)が株式公開します。料理レシピ投稿・検索サイトの運営を手がけ、若い主婦を中心に利用者が拡大しています。公開価格は9500円で、好人気となることが予想されます。IPO案件が極端に減っていることから希少価値といえるでしょう。この人気が直近IPO銘柄やネット関連銘柄などに波及する公算もあるでしょう。1部市場が動きづらい状況にあり、小型株優位の展開が有力です。もっとも、来週は中国の経済指標が発表されることで、中国関連銘柄にも目を配っておきたいところです。 当ブログ「編集会議」は今回をもって終了させていただきます。長い間、ご愛読下さいまして、誠にありがとうございました。 |
新聞担当デスク
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新聞担当デスクのTです。 7月3日の東京株式市場では日経平均株価が60円安の9816円と3日続落しました。6月の米雇用統計の悪化を受け、前日の米国株式が反落、為替が円高に振れたこともあり、主力銘柄を中心に売りが先行しました。一時は184円安の9691円と9700円を下回り、終値では25日移動平均線(9818円)を割り込みました。上昇中の25日線はこれまで下値支持ラインとして意識されてきましたから、“瞬間割れ”ですぐに復帰できるかどうか、関心が集まるところです。 東証1部の売買代金は1兆3545億円とエネルギーの面では物足りなさを感じます。この日の特徴的な動きとしては、こうした手控えムードを象徴するかのように、低位の材料株が乱舞した点でしょう。値上がり率上位にはエンシュウ(6218)、セシール(9937)、サンウエーブ(7993)などの銘柄が並びました。こうした低位株は、日替わり的な物色対象となるケースが多く、乱高下には注意したいところです。一方、値下がり銘柄では、7&iHD(3382)、ファストリテ(9983)などが目立ちました。7&iHDは2日に発表した今2月期の第1四半期(3〜5月)が減益だったことが、売り材料となりました。また、ファストリテは6月の既存店売上高が伸びたものの、伸び率が鈍化したとして売り物が先行しました。比較的好調だった消費関連の一角にもかげりが出てきています。 GSユアサ(6674)の急落から電池関連が崩れ、環境関連の材料株が波乱な展開になっています。ただ、古河電工(5801)などの電線株がスマートグリッド(次世代送電網)関連として人気化している点をみれば、環境関連銘柄の中で循環物色が続いていると判断できそうです。テーマ物色は健在で農業関連、水処理関連、鉄道関連など息の長いテーマに沿う銘柄は引き続き注目でしょう。全般は政局が焦点となって動きづらい状況ですが、テーマに沿う出遅れ銘柄に焦点を当てたいところです。 |
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新聞担当デスクのTです。 6月26日の東京株式市場では日経平均株価が81円高の9877円と3日続伸し、9800円台を回復しました。米国株式高を受け買い物が先行、円高や週末要因から伸び悩む場面もありましたが、プラスゾーンで取引を終えました。東証1部の値上がり銘柄数は1199、値下がり銘柄数は365と7割の銘柄が上昇し、指数の上げ幅以上に堅調な動きといえるでしょう。 この日のけん引役はブリヂストン(5108)。25日に今12月期の6月中間期の上方修正を発表したことが刺激材料となりました。中間期の連結営業赤字は当初計画の400億円から280億円へと赤字幅が縮小。また、通期の予想も開示し営業利益を560億円としました。自動車関連ということで、厳しい状況が続いていますが、徐々に回復色が出てきたことが、市場に安心感を与えています。株価は126円高の1527円まで上昇し、出来高も1400万株超と膨らみました。また、今3月期の第1四半期の好調見通しを発表した日本電気硝子(5214)も急騰。第1四半期決算の発表を控え、業績の好転予想に敏感に反応した形です。さらに、シャープ(6753)と光ディスクの合弁会社を設立すると発表したパイオニア(6773)も好人気。地合いは再び温まってきたといえるでしょう。 日経平均は23日に25日移動平均線を割り込み、下値支持ラインと見られていた9500円が正念場といった場面もありました。しかし、すかさず25日線を回復し、1万円台に再度トライする様相となっています。来週は重要な経済統計の発表が相次ぎますが、景況感の好転を確認できる内容となれば、主力銘柄にも物色の範囲が広がる公算があります。先駆した電池関連の材料株にはスピード調整も予想されますが、農業関連、水処理関連、ナノテク関連などテーマに沿った材料株の循環は続きそうです。 |
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新聞担当デスクのTです。 6月19日の東京株式市場では日経平均株価が82円高の9786円と反発しました。米国株式や為替相場の落ち着きを受け、主力株に押し目買いが入りました。ただ、東証1部の値上がり銘柄数583に対し、値下がり銘柄数は1023に達し、この日は指数に影響度の高い銘柄が反発を主導したといえるでしょう。三井住友(8316)、三菱UFJ(8306)などのメガバンク株、キヤノン(7751)、トヨタ(7203)などの輸出関連株がしっかりした動きとなっています。 日経平均が1万円を回復し、目先の目標達成感が広がり、一気に上値を追うには材料不足との声が広がっています。ただ、中国経済の堅調な足取りから世界景気が再び急速に悪化するといった不安は後退しています。日本株にも売る理由が見当たらず、当面はスピード調整といった見方が多いようです。日経平均の下値メドとして意識されているのは、25日移動平均線の9627円、さらに、これまで上値の抵抗線となってきた9500円。このゾーンが下値の支持ラインとなれば、日柄の調整を経た後、次のステージに進む準備が整います。 一方、材料株物色にも変化の兆しが出てきました。前週、4ケタ大台に乗せたGSユアサ(6674)が、この日は急落。一時、191円安の941円まで売られ1000円を割り込みました。昨年10月安値182円から今年6月の最高値1228円まで6.7倍化したわけですから利益確定の売りが出ました。この日は古河電池(6937)、新神戸電(6934)など一連の電池関連株が総崩れとなりました。19日からエコカーの買い替え補助金制度の受け付けが始まるなど、現実的な材料が相次いでいます。株価は先見性から先回りしますので、いわゆる材料出尽くしといった反応となりました。しかし、環境関連は息の長いテーマです。もちろん銘柄の選別は必要でしょうが、関連銘柄への物色が、これで終わりという訳ではありません。 主力株に物色のホコ先が向かうと、先駆した材料株にはいったん売りが出るというのは、ある意味、循環物色の様相ともいえます。相場が長続きするためには休養も必要。有望テーマに乗る銘柄に関しては、押し目買いスタンスが有効でしょう。 |
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新聞担当デスクのTです。 6月12日の東京株式市場では日経平均株価が154円高の1万135円と反発し、終値ベースで昨年10月7日以来、約8カ月ぶりに1万円の大台を回復しました。この日は先物・オプション6月限のSQ(特別清算指数)算出日に当たり、朝方からインデックス対応の売買が活発化しました。このSQ分を含め、東証1部の出来高は39億9700万株、売買代金は2兆9500億円と膨らみました。出来高は昨日も30億株を突破していましたので、実質的な商いも増加傾向といえるでしょう。SQ値は1万147・65円となりました。 日経平均1万円回復の背景には、景気の底入れ期待がありますが、とくに中国経済が注目されています。大台回復で目標達成感も浮上するところですが、この日も好調な中国の経済統計が刺激材料となり、後場の一段高につながりました。相場の上昇を受け、個人投資家の買い意欲が盛り上がってきており、主力銘柄のみならず、材料株が元気な点も相場の持続性を支援しています。昨年9月の「リーマン・ショック」以前の水準は日経平均で1万2000円どころ。目先のスピード調整は十分考えられますが、「リーマン・ショック」の修復という意味では、ひとつの戻りメドとして意識されそうです。 さて、元気な材料株の代表格がGSユアサ(6674)です。12日の市場では一時59円高の1049円まで上昇し、初めて1000円の大台に乗せました。昨年10月安値182円を起点とすると、なんと5・7倍に達します。電気自動車の電池が手掛かり材料ですから、相場のテーマはやはり「環境関連」ということになりそうです。GSユアサは日経平均採用225銘柄のひとつですが、個人投資家好みの材料株との位置付けができるでしょう。日経平均1万円、GSユアサ1000円。大きな亀裂の入った相場が、修復に向かっています。 |




