皆さんお待たせしました〜!
いよいよ名作目白押しの腰回り三方の紹介です。
定番の図柄で取り巻かた腰回り。その中でも、ひと際異彩を放っているのが平左土呂幕『岩見重太
郎 狒々退治』です。後に大坂の陣で活躍する「薄田隼人」と名を変え、同一人物とされる(一説には
信用性が薄いとされますが…)
諸国へと修行の為、旅をし天橋立での千人斬りや大蛇退治など数多くの伝説が残り講談や歌舞伎のヒ
ーロー的存在でもある。
この土呂幕があまりにも突出しまいがちですが、各彫物ひとつ、ひとつが名作といってもいいでし
ょう。鎧、松、人物や雑兵に至る細部まで見て頂きたいと思います。
私の話は置いとき、それでは参りましょう〜!第二幕の開幕で〜す!
正面
▲正面より。
▲まずは松良から右は「大江山 頼光の木渡り」左「安宅の関 弁慶義経懲打」
▲縁葛「富士の巻狩り 頼朝本陣」
▲細かい所まで手が入ってますね。丁寧な出来栄えです。
▲続いて大連子。こちらもいい出来栄えですね!しかし題材は何でしょう…三方共に源平合戦なら「八幡太郎義家 安部貞任を追う」と思いますが。
▲いい感じですね〜!
▲小連子「両国橋引揚」
▲小連子三方は大修理時に彫りかえられました。修理時の彫師は十場さん?
▲そして土呂幕ご存じ「加藤清正の勇姿」
▲髭なし清正。ええ表情してますね〜!
▲舜さんらしい雑兵達。奥板には陣幕から戦況をうかがう様子。松の皮や蔦にも注目。
平右
▲平右より。
▲縁葛「富士の巻狩り 勢子の活躍」少し暗くて見づらいですね(汗)
▲見慣れた意匠です。
▲大連子「敦盛呼び戻す熊谷次郎直実」
▲奥には定番。平家方の武将「平 敦盛」。毎度見えずらく申し訳ありませんが、これがよく彫れてるんですよね〜!残念です(汗)
▲小連子「清水一学の奮戦」
▲こちらも定番の構図です。
▲さぁ〜こちらも異彩を放った土呂幕「武蔵坊弁慶 高館にて奮戦す」
▲主君を守らんと奮戦する力強い弁慶。後の新調に多大な影響を与えた土呂幕ともいえるでしょう。
▲振り向いた馬やのけ反る雑兵達に館の細工。松の葉には「松ぼっくり」でしょうか?怪力弁慶に踏み潰される雑兵の表情は…(痛)
平左
▲平左より。
▲縁葛「仁田四朗 猪退治」
▲立ちはだかる意匠です。手柄をあげた瞬間ですね〜!
▲大連子「巴御前の勇姿」
▲中之濱大連子に似た雰囲気ですね〜!限られたスペースでも秀作です。
▲小連子「吉良邸討入」
▲偶然か明日は旧暦では吉良邸討入の日。今年もドラマでの放送はあるのでしょうか?
▲ついに上松町を語る上では欠かせない土呂幕「岩見重太郎 狒々退治」
▲これを見たくて、見たくて仕方なかったんですが念願叶い網なしで見せて頂き感謝です。
▲長持ちに踏ん張った足や指先、着物の自然さ堪りませんね〜!それだけではありません!
▲子分猿の遊び心、松の枝振りそして皮は凄いものを感じました!この皮が大きく朽ちた部分に「美木彫刻家…」「淡路…」等の銘が入っていてもいいくらいの作品でしょう。素晴らしいの一言です!
今回はここまで。
いかがでしたか?土呂幕の舜さん作は後に多大な影響を与え、上松町唯一の土呂幕図柄「狒々退治」
新調当時は斬新なものであったでしょうね。これ以前では現 作才町枡合に持ちいれられていますが
。いずれにせよ数少ない図柄のひとつです。
次回はいよいよ最終章〜見送り〜です。
それでは私の岩見重太郎ベストショット写真でお別れしましょう〜!
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