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エンリケ・バリオスの少年向けSF小説です。宇宙人の真実を公表すると、それをないがしろにする影の組織の者たちから迫害を受ける為、ノンフィクションではないこの形をとったのでしょう。そのため作者の写真も掲載されておりません。私も同じような立場なので、その気持ちはよく分かります。
SFですから基本的には想像(嘘)のものです。しかしその中には多くの真実(ほとんどかな?)が含まれております。宇宙人と実際コンタクトして情報を受けなければ表現できない箇所が随所にあります。どこまでが真実なのか?それは読んだ人が決めることでありましょう。
あらすじ
夏も終わりの海辺の温泉場へ、おばあちゃんと十歳の少年ペドゥリートがバカンスに来ていた時の事です。
人気のない夕闇が迫る海辺の岩に座っていたペドゥリートは、空から海の中に落下した空飛ぶ円盤を目撃します。しばらくすると、パイロットが着るような白い服を着た少年が、海を泳いでペドゥリートの所までやって来ました。
彼アミは、変なアクセントでペドゥリートに自分は宇宙人だと名乗りました。そして地球のこと、宇宙のこと、円盤のことを話してくれますが、しかし、それらは地球の常識とはかけ離れているものなので、ペドゥリートは彼の言うことを素直に聞き入れることは出来ません。
やがてアミは、そんなペドゥリートを円盤に同乗させます。そして地球の上を航行している間、アミは地球人の誤った生き方を指摘して、本来の人間の在り方を彼に教えさとします。しかしペドゥリートは、地球のどこにもいるような少し生意気ですれた少年で、それを素直に受け入れません。それどころか反発さえ抱くのです。
しかしアミは、そんなペドゥリートに呆れながらも、人間として一番必要な愛というものを教えていきます。
やがてアミは彼を月に、そしてオフィル星へと連れていきますが、その星は地球とは違う夢のようなすばらしい世界でした。その世界とは‥‥‥‥‥
★ この本は1995年に日本に紹介されたものです。最初の本のカバーは上のものでしたが、2000年、このアミの物語に感動したさくらももこさんが、カバーの表紙絵とさし絵を新たに担当して、その新装版が発売されました。この新装版からは漢字にルビがふっていて小学生も読めるものになっております。親子で読むと家族の愛情が深まることに間違いありません。是非、お読みになってみてください。
アミは続編があり「戻ってきたアミ」「アミ3度目の約束」などがあります。
★ アミ 小さな宇宙人を初めて読んだ時、「アミ」はレア星人「ノバ」そのものだと私は思いました。
http://www.tokuma.jp/book/bungei/1176093852508
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