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19日金曜日、診察までの待ち時間は長かった。 2年間の期限付きで異動する主治医が、その間を診てくれる先生と一緒に、患者をひとり ひとり時間をかけて診察していた。 蘭ちゃんのメールでアドヴァイスを貰ったので、持参の本をじっくり読んだ。 短歌教室の友人に借りた、馬場あき子の『短歌セミナー』。 名前を呼ばれて診察室に入るときには、ガラにもなく緊張してしまった。 新しい先生は、どんなひとだろう。 主治医の紹介の言葉を待たず、立ち上がっている若い先生。 丁寧に挨拶をしてくれた。 6月で4年になる私の今後はどうなるのか。 そのことを、医師から医師に引継ぎがされた。 次回5月までは2ヶ月毎だが、その後は3ヶ月毎に診て行く。 5年までは、半年毎にCT検査、疑問の残る結果が出たらPETを受ける。 今後のことが先に分かってよかった。 私の義指が作成2本目であること、同病院の整形科で新調の手配ができることを先生 同士で確認。 「見せてもらっていいですか」 私が外した義指を、じっくり見る新しい先生。 「よく出来てますねぇ」 指の先は変色しつつある。ちょっと気後れがする。 小指を見せて、腋の手術痕を見せて、腕の触診と首のリンパ腺の触診を受けて。 ひと通りの診察と引継ぎが終った。 「何かあったら、先生に言ってもらえば連絡付くし、あっちの病院に直接電話くれても、 いつでもぼくはいるし」 主治医の言葉だ。そう聞けば安心、お騒がせしないことを祈ろう。 ではこれでと立ち上がって、私はバッグから手紙をひっぱり出した。 ああ照れる。新しい先生はそこにいるし。 「先生に手紙書いてきました。金品賄賂のたぐいは入ってません。手紙だけ」 あはは、と笑って主治医は受け取ってくれる。 4年近くをこういう物言いに付き合っていただいた。 退室するときには、ちゃんとまともな挨拶を述べたつもりだ。 お身体には気を付けてくださいね。お元気でご活躍ください。 手紙にはこのブログのことも書いた。 5月14日、次の診察日には主治医はいない。 |

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一緒に辛い時を闘った仲間が去って行くような感じがしますね。女王さまのお手紙先生も喜ばれたことでしょうね。いつも素敵女王さまに感激です。
2010/3/21(日) 午前 10:15
お邪魔します。
まったくもってきれいな作品ですね。
<厚き手紙に>くらいでいいようなものを<ぶ厚い手紙>としたところが素晴しいところ。
ぼくも感激。
2010/3/21(日) 午前 11:47 [ おいいしまさじゅうろう ]
りんさま。ごきげんよう。
どうもありがとう存じます♪
手紙は節目ごとに書きましたわ。読んでいただけていたら良いがと存じます〜。
2010/3/21(日) 午後 10:31
おいいしさま。ごきげんよう。
コメントありがとう存じます。
それを考えておりましたが、音にすると<あつきてがみに>は<熱き手紙に>にも聞き取れます。
それは違うように思えましたので、このようになりましたの。
良かったでしょうか〜。
2010/3/21(日) 午後 10:48
女王さまの惜別の心、よく分ります。
引退なさるのではないので、
「またいつの日か、、」という期待を将来に託して、、。
感謝のお手紙はもとより、
ブログを媒体にこれからもDrとの好いご縁がありますように、、♡
2010/3/22(月) 午前 0:34
「<あつきてがみに>は<熱き手紙に>にも聞き取れます」
まさに推敲なさったお歌なのですね。
主治医が変わるのは患者にとっては辛いことです…。いわば戦友ですし。それでも2年後には戻られるとの事。それにいつでも連絡してくれて良いと仰って下さるのは心強いですね。
2010/3/22(月) 午後 7:56
アッちゃんさま。ごきげんよう。
アッちゃんのDrは、引退をなさったのでございましたね。
号泣のお別れと伺いましたわ。
期限付きの異動ということでございましたから、私の場合はショウモナイことを口走るゆとりがございました。
ブログにつきましては、お知らせしたことを意識すれば1行も書けなくなりそうで・・・。
ですから、忘れることにいたしました〜。(無責任・・・)
2010/3/22(月) 午後 10:22
kuroaさま。ごきげんよう。
短歌についても、コメントをありがとう存じます。
<詠んだら声に出してみなさい>と習うものでございますから〜。
たま〜に、基本に忠実でございます。
病院はお店などと違って、「近くに来たから寄ってみました」というわけにはいかない業種ですわね。
2010/3/22(月) 午後 10:34