カエルの女王 短歌つれづれ

リコメ遅れております。ごめんなさいませ・・・。

戦う患者さま

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痛いのあれこれ

注射受くわが手に添えし指白く主治医は今年の猛暑を知らず

ショッピングモールのカフェにひとりいて完成せざる歌を詠みおり


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 相変わらず、皮膚科の外来は混んでいた。
知人が自費出版したからとくれた、留学記をもう少しで読み終りそうだった。
それは、薄くて気楽な読み物だったけれど。

 主治医が診察室から出て来て、男性患者と話しているのが目の端に入った。
まだまだだな、思っていたら名前を呼ばれた。
呼んでいる割に、主治医の目は遠くを探していた。
ここにおりますが、先生。

 返事をすると、エラく驚いている。名前違いかしら。
曖昧な動作をして、主治医は処置室へ引っ込んでしまった。
もうちょっと待ってと聞こえたような。
私は、本の続きを読み始めた。

 すぐに看護師が、戸口で私の名を呼んだ。処置室に直行らしい。
案内されたベッドに座って、果たしてもろ肌脱いでスタンバイするべきか考えた。
張り巡らしたカーテンの向こうで、主治医は他の患者の処置をしている様子。

 気弱げな青年の声が「もう、痛まないですか?」と聞こえる。
「ん?痛いよ」あっさりと主治医の声。
「でも、良くなってるのは分かるでしょ?」とフォローしている声が続く。
何が痛いのだろう。気の毒に。

 途中で声はかかるものの、主治医はなかなか現れず、寝転んでいるべきか腰掛けたまま
が良いか迷った。
せかせかと主治医が入って来たとき、私は3度目ぐらいのブラウスから腕を引き抜く動作
をしていた。

 「あ、横になってね」
だから先生、3回ぐらいやってますって。
なんだか、タイミングの悪い日だ。

 触診の前に念のため、虫刺され痕があることを伝えた。
まさか虫刺されの痕と、再発のしこりを間違えはしないと思うが。
主治医は、ひとつふたつと声に出して虫刺されを数えていた。
みっつもあったようだ。

 腋の下のリンパ節を取った跡には、痺れて感覚のない部分がある。
黙ったまま、その辺りを念入りに調べられていると、感覚がないだけにヒヤリとする。
いつもより時間が掛かったが「いいね」と言われた。
良かった。

 いつも通り声が掛かって、小指の根元に注射が打たれた。
前回は、2ヶ所だったからそのつもりでいた。
ところが今回、1ヶ所目のすぐ横の場所に2ヶ所目を打たれた。
手をひっくり返して、最後の1ヶ所。

 私は、主治医の顔を見た。
これは気まぐれに打ってますか、先生。
主治医は痛かった?という顔をし、なに?という顔をして寄こした。
表情豊かな人だ。

 「先月は2ヶ所だったけど、今日は3ヶ所ですか?気分で打ってます?」
私の失礼にもほどがある。
「ん?すぐ横にしたのも痛かった?」
「はい」
「麻酔の役目をすると思ったんだけどなぁ」
主治医はつぶやいていた。

 診察室に移動して、次回の予約日を決めた。
椅子に着きながら、主治医が言った。
「外は暑そうだなぁ」
「今年で、1番か2番くらいに暑いですよ」
「この時間に、外に出ないもんなぁ」

 処置室で思ったものだ。
先生の手と私の手を比べたら、どっちが病人か分からない。
昨年は、入院していたためにそれほど目立たなかったが、私の肌の黒いこと。
ただ普通に、朝と夕方に車で移動する毎日なのに。

 9月の予約日は21日となり、病院をあとにした。
何か忘れたような気がしていたが、そうだ主治医を1度もニンマリさせなかった。

 代わりに、蘭ちゃんをニンマリさせようとメールを打った。
処置室の青年の話と、3ヶ所打たれた注射の話。
先生の気分かな?

 早速、返事が来た。<注射、先生の気分でしょう>
蘭ちゃんも神経が甦り、打たれて痛い場所が増えたという。
注射は場所を変えて打ったほうが、良いと聞いたと結ばれていた。

 頑張って、コンタクトレンズを新調するために寄り道をし、充実していたが疲れた1日
だった。
今頃書いているが、17日の金曜日のことである。

中途半端な夕焼け

車駈り<夕陽通り>を曲がりゆく海の入り日をひた追いかけて


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海水浴場として、ちょっと知られた海岸。

入り日の頃になると賑わいが失せる。

バーベキューの火は消され、ゴムボートの空気が抜かれていた。

昼間ギラついていた陽は、夕方になって雲間に隠れてしまった。

完璧な夕日は撮れなかった。

中途半端な夕焼け。

波に洗われて、角がとれた大岩が点在する海岸。

夕日見物の人がいないのが、むしろ良かったのかもしれない。

夏は海に行くもんだ

すれ違う犬とジョガーを見送りて我がものとするこの海原を


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夏を漫然と過ごせば、今年の夏の思い出は作れない。

とりあえず海辺で、夏の気分を味わう。

知る人ぞ知る浜辺は

本格的なテントを張った海水浴の一団

男性のふたり連れ

小さな子供ふたりと、それを見守る母親

がいるだけだ。

泳ぐわけでもなく、ひとりカエル人形で写真を撮る私。

皆さん、知らん振りしてくださってありがとう。

暑中お見舞い

校庭の大ひまわりの頂にセミの抜けがら大切に置く


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夏休み中の方
もうすぐ夏休みの方
まったくもって夏休みなしの方

暑中お見舞い申し上げます



ああ 暑い。。。
身体の中に熱がこもっております。
レンジでチンされる野菜のように。


私は今のところ、夏バテには至らず休みに突入の予定。
手足よく日に焼け、頬のシミは朝に夕に塗ったケシミン・クリームにてやや薄れ(ややだけど)
比較的元気です。


どうか皆さま、お元気でこの夏を乗り切ってくださいませ。


お腹冷やすな シミ注意


                                  2007年 盛夏

連れて帰って

誕生の前祝いとや蓋とれば玻璃のカエルが見つめて返す


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 土曜日に「緩和ケア」についての講演を聴きに行った。
外科医から緩和ケアの医師に転身した先生は、力むでもなく淡々と話をされた。
それだけに、自分を終末期の患者の身に置いて考えさせられた。
がん対策基本法で初期段階からの緩和ケアが推奨されるようになったという話にも大い
に反応してしまった。

 主治医が、インターフェロン注射の効用について改めて説明したのは、これに当たる
のかと思ったのだ。
注射の痛みまで、「患者に苦痛をできるだけ与えない」ことに当たるとして考慮してく
れるのだろうか?
すごく知りたかった。

 講演の最後に、質問や感想を順番に求めていたのでこれを聞こうかと思った。
だが、時間切れで私のところまで番が回らなかった。
本来なら、この主催する会の打ち上げに私はのこのこ参加する。
中島みゆきを歌うペインクリニックの先生にこっそり訊くところだ。
あまりにもアホらしい質問なので、こっそり訊きたい。

 しかし夕方に用があって、この日は参加しないで帰ることにしたのだった。
質問は次回。忘れていなければ。
美人でクールなハナミズキ先生に、挨拶して引き揚げようとした。
会の代表なので先生は忙しい。

 これで帰りますというと「帰るの?あげるものがあるのよ」とバッグを探っている。
サイン入りの著書は、この前頂いている。
「誕生日いつ?」と聞かれて、2月を告げると「間に合わなかった」などとおっしゃる。
「学会で行った先で見た途端に、連れて帰ってってこれが言ったのよ」

 先生が小学生のように楽しげなので、私も小学生のようにその場で包みを開けた。
「ねっ、いいでしょう〜」先生は益々もって楽しそうだ。
綺麗な硝子のラリックのカエル。なんたる贅沢。
緑色の繊細な輝きとフォルム。・・・頂いてしまった。

 ハナミズキ先生ありがとうございます。
誕生日の前祝として有難く頂戴します。
写真を何枚も写してみましたが、巧く撮れませんでした。
背景に東山魁偉の道を配置してみました。
へたな短歌をお礼の気持ちといたします。





 

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