|
招待券をもらったこともあり、東京都美術館の「日本の美術館名品展」へ行ってみた。 実はあまり期待はしていなかったのだが、館内には観客も多く、それなりに面白い展覧会だった。 日本国内には世界的な画家の作品がこんなにもあったのかと、あらためて驚かされたのだ。 版画も含めて200点以上あった中から、自分の印象に残った作品について書いてみよう。 1.ミレー 『ポーリーヌ・V・オノの肖像』 山梨県立美術館蔵 この作品は、だいぶ前に甲府の現地で『種蒔く人』と一緒に観た記憶がある。後にミレーと結婚するのだが、 数年後には他界してしまう彼女の運命が、すでに描きこまれているような美しさがあった。 2.ルドン 『ペガサスに乗るミューズ』 群馬県立近代美術館蔵 にじむような色彩が、この幻想的な世界をますます不確かなものとして、そこに繋ぎとめている。 ルドンの眼には見えていたのだろうか? それとも絵筆が無意識に紡ぎだしたのだろうか? 3.シーレ 『カール・グリュンヴァルトの肖像』 豊田市美術館蔵 1月にシーレの作品を集中して観てきた自分にとっては、あまりシーレらしくないシーレのようにも思えた。 しかし、この乾いた筆跡の流動や特徴のあるサインの形は、間違いなくシーレのものだ。 4.ルソー 『サン=ニコラ河岸から見たサン=ルイ島』 世田谷美術館蔵 去年同じ世田谷美術館で観てきた横尾忠則氏のパロディ作品みたいに、どこかに何かを捜していた。 だがこの絵には何かが紛れ込む余地などどこにもない。純粋に美しいルソーの風景画なのである。 5.カンディンスキー 『カーニバル・冬』 宮城県美術館蔵 正確な題名は「E.R.キャンベルのための壁画No4」の習作となっている、1914年の作品である。 自分の一番好きな具象から抽象へと移っていく時代のものだが、今一つ強く訴えてこないのは何故だろう? この他日本人画家の作品にも、心に響いてくるものがいくつかあったので、ここに記録だけしておこう。
・古賀春江 『蝸牛のいる田舎』 郡山市立美術館 ・佐伯祐三 『サンタンヌ教会』 三重県立美術館 ・三岸好太郎 『のんびり貝』 北海道立三岸好太郎美術館 ・国吉康雄 『祭りは終わった』 岡山県立美術館 ・池田満寿夫 『愛の瞬間』 長野県信濃美術館 |
全体表示
[ リスト ]







Mサン、おはようございます。
各県ごとに主力美術館があるものですネェッ〜
ちょっとした旅行でも、美術館などへ足を運ぶとまた風情が違ってくるものですョネッ。。(^-^)
2009/6/24(水) 午前 8:10 [ - ]
MMさんは、いつも私の行きたいところを先回りしてしまいますね(笑)。地方自治体の自慢の品々を一堂に会したこの作品展、楽しみにしているんです♪
2009/6/24(水) 午前 8:13
かなりさん、おはようです。
ほんとに地方にも何の気なしに入ってあっと驚く作品に出会う美術館がたまにありますよね。“大原”とか“ひろしま”などは有名ですけれども。
だから世界の美術館はまた格別なのですよね。
2009/6/24(水) 午前 9:27 [ MuseuM ]
ねこにゃーさん、そうでしたか。
上野もルーヴルや阿修羅が終わってしまったせいか、この名品展が混んでましたよ。ご感想記事を楽しみにしております。
2009/6/24(水) 午前 9:35 [ MuseuM ]
****さん、こちらこそ。
三鷹は今週末まででしたか。自分は結局2回行ってきましたよ。
そうだ、7月上旬から始まる鎌倉のコレクションも素晴らしいですから、ぜひ行ってみてください。ほんとはご一緒したい気分なのですがね。。。
2009/6/24(水) 午前 9:41 [ MuseuM ]
あらっ!混んでたのですね。良かった〜〜!
予想以上に好感のもてる展覧会でしたよね。
わたしも、最近美術館めぐりをしているせいか、見たことのある作品がたくさん並んでいて、懐かしさもあり、新しい発見ありで楽しく過ごすことができました。
是非、トラバさせてくださいね(^_-)-☆
2009/6/24(水) 午後 9:54
5月の終り頃にはまだゆったりと鑑賞できたんですね。
やはりルーヴルや阿修羅には太刀打ちできなかったのでしょうか。
それにしても200点以上も一度に観るにはパワーが必要でしたね。
自分もTBさせて頂きましたよ。
2009/6/24(水) 午後 11:46 [ MuseuM ]
****さん、どうもです。
行かれましたらぜひ感想を聞かせてくださいね。
2009/6/25(木) 午後 10:38 [ MuseuM ]
こんにちは(*^_^*)









ミレーの作品に魅了致しました
愛する人を想う心が伝わってきそうです
ルソーの風景画も綺麗です
この風景のある場所に行ってみたくなりました
2009/6/26(金) 午後 0:01 [ - ]
ayakoさん、こんばんは。
ミレーはいわゆる農民の画家といったイメージがありますが、若い頃はこんな絵も描いていたんですよね。
ルソーの風景には現実感が希薄なものが多いのですが、ここはパリの中心地でもあるのですね。
自分も最近はラタトゥイユ食べてますよ。
2009/6/26(金) 午後 8:40 [ MuseuM ]
おはようございます





ラタトウイユ
美味しいですね〜
ルソーの風景画に吸い込まれるのは心を癒すためなのかしら
ありがとうございます
2009/6/27(土) 午前 10:11 [ - ]
はじめまして。
足跡より、遊びにきました。
私は、ヨーロッパが好きで、よく訪れます。
必ず、美術館に参りますが、知識不足で、なかなか楽しめません。
素敵なブログですね。美術に、最近とても関心があります。
これから、ちょくちょくちょく、拝見させていただきます。
2009/6/27(土) 午後 10:23 [ べれぴ ]
berepiさん、どうもありがとうございました。
ヨーロッパの美術館はほんとにいいですよね。
西洋アートは何も知らなくても楽しめますが、キリスト教の知識が少しでもあると、より深い感動が伝わってきます。
これからもどうぞよろしくお願いします。
2009/6/27(土) 午後 11:07 [ MuseuM ]