シャンバラを征く者

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今更ハイデ

気になってます。

ハイデリヒが。

あれ・・・今までハイデにはあまり感情移入しなかったのだけれど・・・
世のハイエド者の方々に怒られてしまうかもしれませんが、今更気付いてしまいました。

この二人の良さに。

昨日、超美麗イラストサイトさまに行き着きまして。アルエドサイトさまでしたが、その方のイラストにものすっごく魅せられて、思わずしばらく見入ってました。

そして、改めてハイデの視点を通してシャンバラ見てみると、恐ろしいほどにエドはアルのことしか見えてない。
世界と無関係でいられないなんてことをいっときながら、自分も周りの一番身近な世界・・・ハイデにはそっけない態度しかとらないエドワードさんがいる。この矛盾はなんなんでしょうね。

ノーアがエドにお酒を持ってきて少し会話をした後で、ハイデが部屋に入ってきます。
その時のハイデの仕草に、こう、ズキューンというか(いい表現が見つからない)。

1.部屋に入る前に聞こえるハイデの咳(画面左にアルの魂の一部が入っていた鎧。鎧はエドの方を向いてる)
2.ハイデ、部屋に入る(一瞬、アルの鎧と目があったような?)
3.ハイデ、瞳を閉じて向きを変える

人って、会話の中身がなんなのか聞こえなくても、一番聞きたくない単語だとかだけはなぜか耳に入っちゃうんだよね。ハイデが部屋に入る前、もしかしたらエドの「アル」という単語だけが聞こえたのかもしれない。エドの話し方は基本ぼそぼそと小さい声だったけど、「アル」という台詞は声が大きかった。で、ちょっとむかついたところで部屋に入ってみたら目に飛び込んできたのがアル鎧。そして目をそらして用事を済まそうとしたら、今度はエドが兄貴面。エドの弟のアル、という存在をこれでもか!というほど思い知らされる。あのハイデの描写は、必要以上に瞳が閉じているような気がします。
わざとかな。わざとだったらいいな。
階段に出たあともエドの説教(?)は続き、エドが錬金術世界の心配をしていることを知る。目の前で激しく咳をしているハイデには目もくれず、ただひたすら錬金術世界の心配。ちなみにエドのいう「元いた世界」とは、ハイデにとって弟の存在そのものでしょう。

そこでハイデは血を吐いてしまう。ハイデは自分の命が残り少ないと意識してしまう。
だったら。
ぼくが生きていたという証を残したいんですよ。あなたに何も言う資格はない!!

ここで初めて彼が危険な状態だと知ったはずなのに、そこでハイデをおっかけずにナポレオン飲んで酔いつぶれて熟睡しちゃう。そんな男のためにハイデは自分の命を賭してまで異次元空間を飛ぶようなロケットをひたすら制作していたわけです。
なんであそこまでされてエドのために何かをできるのだろう。

優しいから?人のために尽くすことができるから?自分と一緒にいてくれたエドに好意(別にBL設定なしに)を持っていたから?エドを独り占めしたかった?過去に囚われているエドを自由にしてあげたかった(空を飛ぶって自由の象徴じゃないでしょうか)?最後に「忘れないで」っていったのはエドへの希望でもあれば実は弟しか見ていなかったエドへの最大の優しい優しい復讐の言葉だったり?
エドを元の世界に戻してあげたかったのは、アルフォンス・エルリックではなくアルフォンス・ハイデリヒという存在をエドに決定的に植えつけてしまいたかったから?「忘れないで」が優しい復讐の言葉じゃないかと思ったのは、エドがハイデを忘れないことによって、今度は弟のアルにハイデを重ねてしまう可能性があるから。だいたい、ただただ帰って欲しい、元の世界に帰ることによってエドに元気になってほしい、それだけを願っていたのなら、エドが現実世界に未練を残すような台詞をわざわざ言う必要はないと思うんだ。「さようなら、エドワードさん」だけでいい。そこで「忘れないで」という願いをかけられてしまったら、エドはどうしても現実世界のほうに未練が残ってしまう。

そこでエドの究極の選択がはじまるわけです。どっちをとるか。

そうか、どっちもとるのね・・・エド・・・。

と、考えてたら、もはやハイデに萌え萌えなわけです。

改めて「シャンバラを征く者」とは、エド視点・アル視点・ハイデ視点・ウィンリィ視点・ロイ視点などなどで見ると、それぞれ違った趣があります。共通してるのはどれも心が苦しくなってしまう点でしょうか。これ、それぞれ切り離して見始めるとかなり面白いのではと思います。

映画公開から一年たち、DVD発売からも半年以上たった今、自分的にかなり租借していたつもりでも、噛み方次第で味わいがまったく変わってくるのって、個人の好き嫌いはともかく、改めて「シャンバラを征く者」は素晴らしい作品だと思います。

そうなるとやっぱりシャンバラのスピンオフの物語が見たいというわがままがでてきちゃいます。
「それぞれのシャンバラ」とかいう副題で。
やってくんないかなー・・・無理かー・・・

そうか、薄い本かー・・・。

普通に考えて

ハイデリヒやノーアがいなければ、エドは現実世界に留まろうなんて思いもしなかったでしょう。

(何か火が点いたみたいに語りますな)

第9話の炭鉱の町の住民に対する態度よろしく

勝手にしてろ

ちょっと気になる

ちょっと手を出す

去る

って感じだったろうな。
彼らがいない状態でトゥーレ協会に出会っていたら、どんな方法であれ利用して帰ってやるくらい思いそう。ついでにトゥーレの野望も打ち砕いちゃったりして。どうも、トゥーレと炭鉱の町にいたヨキがかぶっちゃうのです(格が違うけど)。そんでわっはっはで終わって、当のトゥーレが残した負の遺産を利用してエドは「じゃあ俺、錬金術世界に帰るから!」ってあっさり帰っちゃうんだよ。

ハイデは、「帰れ」と言ってくれる存在であると同時に、逆に現実世界へエドを縛る副作用もある存在だと思うのですよ。何事も、物事は一面のみで語れないのが鋼ですし。「門を壊さなくちゃならない」って言ったとき、エドの頭にあったのはハイデやノーアの顔なんでしょう。

ついでに、個人的な妄想(人間は堕落している)を世間一般に当てはめそんな堕落した人間ではなく神であろうとしたダンテという女性、ひいてはホムンクルスと対峙しなければ、夢よりも大切なものがある・世界と無関係ではいられない→世界を守る ってな考えにも至らなかっただろうな。
シャンバラ冒頭でハスキソンと対峙したときはまだ旅の最中。たぶんダンテとは出会っていないころ。そんなときにエドは、ハスキソンと共に失われたウラニウム爆弾を探そうともしなかった。ハスキソンの実験の結果犠牲となった人たちを見ても、あんまり苦悩していなかった。あっさりとその場を去ってるんだよね。もしシャンバラで現実世界に行ってしまうようなエドなら、ハスキソンを止められなかった自分に苦悩し、自分の夢(元の体に戻る)よりもウラニウム爆弾追跡の旅を開始しちゃうんだよ。

出会いって、本当に大切。
出会いによって、人は生き方を変えるんだね・・・

*****

シャンバラ語りが止まりません。
この調子でブログ開設から1年たってないにもかかわらず記事数はこれ含めて409ですよ(笑)。
1年って、365日だよねw

シャンバラ感想再び

ちょっと思い出したので。何度も書いたネタではあるけれど。
以前書いたシャンバラ感想(つーかウィンリィ擁護論)とは違うと思います。
半年以上たったから。たった半年、されど半年。

アニメハガレンの終わり方。
「シャンバラを征く者」のエドとアルが現実世界へ行ってしまう、しかも、もう二度と帰ってこなさそうな雰囲気(で、「子ども編」でトドメをさす)が非常に賛否両論だったわけです。私もブログ初期の方でほえてました(笑)。ていうか、その感想を書くためにブログ始めたようなもんだし。未だにすっきりしないもんだから、ちまちまと吼えているわけです。たぶん、永遠に続くかも?とはいえ、だいぶ落ち着いてきたので、映画を何度も見返して、自分で自分を納得させる作業に入っています。

<物語に入り込む>それが納得するのに一番良い作業だったりします。ファンたるもの、納得いかないものは無理やりにでも納得いかせてこそ(いま原作でも同じことやってる)!無理やり納得してるくらいなら既にファンではないんじゃないの?っていうのは一切無視。それでも好きなんです。好きじゃなければ「あっそう」で終わっちゃう。記憶から消去v作者が〜監督が〜脚本家は〜もなし。その名前が出てくると、急に生生しくなる・・・(エド見てるはずが監督さんの顔が浮かんで困る。なので、荒川先生が一切表に出ず牛のイラストだけを作者肖像としているのは大成功)。

たとえば。
ウィンリィは客観的に見たら大好きなエドと離れ離れになったかわいそうなヒロインとうつるけど、ウィンリィ自身になりきってみたら、あの涙を堪えた表情とデンと戯れるウィンリィの後ろに兄弟の写真が張ってあったことから、私としては「かわいそうじゃない」と捉えています。切ないけど。これから先、彼女に幸あれ。かわいそうとはウィンリィにむしろ失礼かもしれない。私の中で「切ない」と「かわいそう」って違うんだもん。

前者に関しては、決して怒っていない・項垂れていないってのがポイント。エドの乗ったロケットを真っ直ぐに見つめてる。目を背けていなかった。テレビシリーズ中のウィンリィって、よーく見てたら自分の納得いかないこと(例えば第17話で「あんたたちの代わりに私が泣くの」、第23話「鋼のこころ」でエドが真実を言わなかったことに対して、そして第26話「彼女の理由」でエドに「機械鎧じゃダメ?」と言ったとき、第43話「野良犬は逃げ出した」でロイのウィンリィの両親殺害の告白)では俯いてる。でも、兄弟が家を焼いたとき・エドがバリーに襲われたあと「ちっぽけな人間だ」と泣いてしまったとき・元に戻ったアルが再修業に行くとき、ちゃんと彼らの方を見てた。演出意図は全くなく、たぶんたまたまとは思うけど。
相手を想って頑張って納得した(あるいは納得せざるをえない)とき、ウィンリィは真っ直ぐに相手を見つめる癖を持ってるんじゃないのかな。17話とか26話で泣いちゃったのは、理解しているけど納得してない状態というか(あれ?矛盾してる?)ヒューズの死を知らされた場面とかまさにそれ。

そして後者。自分の経験上、いなくなった人(それも二度と会えない)の映ってる写真は、自分の中で整理がつくまで見ることができなかったから。ただそれだけ。もうね、写真が置いてある場所すら行きたくなかった(今は平気)。でも捨てることなんてできないし。ていうか、普通に写真を捨てるって怖くてできないし。私がウィンリィと同じ18歳の頃の実体験です。だから、余計にウィンリィは強いって思う。あの頃の私は、自分が一番かわいそうだと思ってた。今は違う。一番つらいのは、いなくなった本人だ。

とまあ、二つのことを踏まえているわけです。私の中で鉄壁の理由。<本人が>納得したかどうかを「かわいそう」の基準にしてあるので、人によって感想は当然違うはずです。私だけが納得するやり方なので、あしからず。

・・・を考えたらすっきりしました。
アニメウィンリィは・・・だったけど、最近は「結構かわいい」とすら思ってきたり。
原作と違って子ども子どもしてるウィンリィもなかなかどうして。

てな作業が日々続行中ですv
結構楽しかったりする。
楽しんだ者勝ちだよvv
8月25日にアメリカで公開された、「劇場版 鋼の錬金術師 シャンバラを征く者」の公式サイトができてます。

こちら
(予告がいきなり流れます。音量注意)

(微妙に古い情報だけど、まあいいか)

みどころは、アメリカオリジナルの予告編。
とにかくかっこいい
前に公開されたのは、男性のナレーションがなかったのですが、今回はついてます。
・・・何を言ってるのかさっぱり分かりませんが。単語は分かるけど、どう繋がるのかが分からない。

最初は「Kelas (Let's-dance)」をロマの女性達が歌っている場面からはじまり、エッカルトの高笑いから「Requiem」に切り替わります。

これがすごくいい!!実にいい!!

特にエッカルトの高笑い以降。見ててなんだかわくわくします(またシャンバラ見たくなった)。画面の切り替えも上手い。エドの劇場版第1報のイラスト〜アルのアニメ誌イラストの部分とか、ゾクゾクする。ちゃんと風圧でのぞけるエドがいたりしてv ← この兄さん何気に好き

日本版の「LOST HEAVEN」が使用された予告並みにかっこいいです。あの「イエイ、イエイ、イエイ」っていう部分ね。

ハイデがいない・・・。ていうか、ドイツ関係者の主要キャラはエッカルトくらいしか出てない。

あとは壁紙ダウンロードだとか、アメリカ版キャストインタビューだとかもあって、結構充実してます。さっそく壁紙はダウンロード。アニメ誌で発表されたイラストが使用されています。
インタビューはやっぱり単語くらいしか分からない・・・。こんなことならちゃんとヒヤリング勉強しとけば良かった(後の祭り)。テロップも何もないから、誰が誰の声をあてているのかすら分かんない;エド役の方の声はなんとなく分かってるので、たぶんあの人じゃないかという推測はできますが。
ちなみに男性。朴さんの声に慣れてるので、いざエドが男性の声だと非常に違和感がありますが。でも、他の記事でのインタビューだとか(もちろん日本語訳されているもの)見ると、ハガレンに対する愛情は誰にも負けてません!

もし、もしハガレンのDVD-BOXが発売される暁(絶対に発売されると予想・・・何年後かに)には、この米国版予告編トレーラーとキャストインタビューはいれてほしいなあ。あんなにかっこいいんだから、もったいない。いろいろな関係があってやっぱ無理かな・・・。でもぜひ!!というかもし発売されるんなら、ハガレン特別番組も収録してねvテレビシリーズ放送前にあった番組(コレだけ見てない。なぜか山寺宏一さんがナレーション。声優インタビューだけは某所で今でも見れます)・「ハガレンTV」・映画公開前にあった特別番組とかぜひ!!

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東方司令部諜報課さまの掲示板の書き込みによれば、「劇場版鋼の錬金術師シャンバラを征く者」がひっそりとファンタジア国際映画祭で金賞を受賞したとのこと。

こちら

ttp://www.fantasiafest.com/2006/en/news/release.php?id=148
(頭にhを追加してください)

よくみたら、このサイトの更新日付が7月25日になってるので、公式ではなんの発表もされていないということになりますが・・・。

ファンタジア国際映画祭とは、7月にカナダのモントリオールで開かれた映画祭です。
詳細はこちら
割と日本映画の待遇がいい映画祭なのでしょうか。

あと、アニメ!アニメ!さまのこちらの記事によれば、北米であまり知られない映画に対する授賞式のよう。言ってみれば、認知度をあげるきっかけ?

映画祭の注目度自体はそれほどでもないのかもしれませんが(だから公式でニュースになってない?それ以前に更新すらほとんどないけど)、それでもシャンバラがちゃんと評価されるのが、とても嬉しい!!

今度北米でシャンバラが上映される(上映日数すんごい少ない)けれど、今回の受賞によって少しでも多くの人が見てくれるきっかけになってくれれば嬉しいな。

ところで、今度東京でシャンバラが上映(『東京国際アニメフェア2006』でアニメーションオブザイヤーを受賞したから)されるのですが、その席で水島監督と脚本家のアイカワ氏とでトークショーが開かれるみたいですね。
いいな〜いきたいな〜(さすがにもう行けない)何をトークしてくれるかすっごい興味あり!!

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