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新たに書庫を作ってみました。読んだ本の感想文を書いていくコーナー、第一回目です。
『真田幸村−伝説になった英雄の実像』
PHP新書、7月の新刊コーナーに平積みされてたのを購入してみました。定価720円。
著者は、大河ドラマ「新選組!」での時代考証を担当されていて、5月の「ひの新選組まつり」に
山本耕史さんと共にゲストでいらっしゃってた、山村竜也氏です。
この本は、「真田幸村って何をした人?」てな感じであまり基礎知識がない人用みたいですね。
誕生から大阪夏の陣にて戦死するまでの一生が、分かりやすくまとめられてます。
私は真田幸村に関しては、池波正太郎先生の小説『真田太平記』を読んでおりますので多少の
基礎知識は入ってましたし、改めて「へえ〜」な部分はありませんでした。
「真田幸村」の「幸村」という名前。当時この名前(諱:いみな)で呼ばれていたのかどうかも
資料にないため分からない、というのも知ってました。でも知らない人からみたら、ビックリ
なのかもしれません。
真田十勇士も実在したわけではないっていうのも、知らない人多いかも。
そして、漫画やゲームで出てくる真田幸村。一概に「格好いい青年」なビジュアルが一般的
ですけど、残ってる肖像画とかは思いきり「おじさん」ですし、実際に大阪冬の陣・夏の陣で
戦っていた頃は「おじさん」です。
残っている幸村の手紙にも「年をとった」とか「歯が抜けた」等の中年の哀愁漂う記述があり
なんとも「格好いい青年」とはかけ離れた感じがしますね。
真田幸村を、漫画やゲームのイメージから「格好いい青年」と思い込んでいる人には
読んでみることをお薦めします。字が大きくて、非常に読みやすいので。
しかし!「おじさん」だから「格好悪い」とは言えませんのであしからず。生き様は
本当に格好いいのです。関ヶ原前の上田城の攻防といい、大阪冬の陣での真田丸を利用した
戦いといい、スカッとするような戦いっぷりです。
どんなに不利な状況にあっても、諦めない幸村には本当に頭が下がりますよ・・・。
今回ご紹介の本を読んでから、『真田太平記』を読んでいただくと面白さが数倍アップします。
こちらは新潮文庫から全十二巻で発行されております。
幸村の最期の場面を電車の中で読んでいて、泣きそうになるのを必死にこらえた覚えが。
そして『真田太平記』も読み終わると、ゆかりの地に行きたくなる衝動にかられるわけですね(笑)
上田、別所温泉、沼田、紀州、大阪・・・制覇にはまだまだ時間がかかりそうです。
<総評> 星5つが満点
★★★・・・字の大きさと読みやすさを評価してみました。
お値段の割にはあっさり読み終わっちゃったが残念。
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