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なんだか1月は家にばっかりいたねえ。
はた迷惑なバンコク・シャットダウンですが
まだまだ終わる様子が見えないので
普段ならフラッフラとウロついているKahoneyも
すっかりニート状態で家で寝っころがっております。
今月のまとめは
年末年始の旅行の話とデモ情報に翻弄されて
遅くなってしまいましたが
ここぞとばかりに!
(*゚ロ゚) はあ?
という、Kahoneyの!
大いなる!超絶個人的な!趣味の話を (≧∇≦)ギャボー
それは、『バイ・セーマー』
名前聞いても (*゚ロ゚) はあ?!
そんなあなたもタイに来て、
本当は『バイ・セーマー』を見ているに違いないのですが
おそらく、多くの人の記憶にとどまらない、
もしくは見たけどそれが何か分からなくてスルーという
今月は『バイ・セーマー』をプチまとめ。
■そもそもなんじゃらほい
『 ใบเสมา (バイ・セーマー)』というのは
『結界石』のことです。
仏教の場合だと、
不浄の領域から清浄な領域を区切るため
または、出家や修行の場を区切るために
『結界』を張るのですが、
タイの場合
重要な儀式に使われるお寺の本堂を
不浄から守るために『結界』を張ります。
そして、その『結界』を示すものを
『バイ・セーマー(結界石)』と言います。
タイは仏教国。
観光となれば必ずお寺を回ることになりますが
有名な仏像などがみな、本堂にあるわけではなく
むしろ、礼拝堂などにあることが多いので
ガイドさんはそちらに観光客を連れて行き
ご本尊がある本堂はスルーということも多いです。
基本的に本堂は一般の参拝者のためのものではなく
お坊様の出家式や、お寺の重要行事を行うためのものなので
お寺によっては本堂を一般公開していないところもあります。
観光に行って
今見たのは礼拝堂なのか、本堂なのか?
まあ、それがどうしたと言ってしまえば
それまでなのですが (´∀`)
見分けが付くと、訪ねた場所の見方に奥行きが出るので
ちょっと得した気分 ( ゚∀゚ )ニカッ!
■バンコク、有名どころの『結界石』
バンコクの鉄板観光地といえば、
金ピカの巨大涅槃仏で有名な「ワット・ポー」
涅槃仏と写真を撮り、足の裏の螺鈿細工を見て
108個の鉢に25サターンコインを入れて来た方は多いと思いますが
あれは礼拝堂でして、本堂ではありません。
礼拝堂よりも奥まったところにあるのが本堂なのですが、
沢山立ち並ぶ建物の中から見つける目印がこれ。
左手の石造りの祠。
本堂を取り囲むように8か所に置いてありますが
この祠自体はただの囲いでして、大事なのはその中の物。
これが、「バイ・セーマー」
結界を張っていることを示す目印。
これに囲まれているところが本堂です。
新しいお寺にも必ずあるのですが
お寺によって少し違いがあります。
大きな違いはと言うと、
この「ワット・ポー」は2枚重ねて置いてありますが、
これは王室の寺院であることを示しています。
「ワット・ポー」は王室の寺院の中でも
もっとも格式の高いお寺のひとつなので
ばっちり2枚ずつ置いてあるんです。
お次はシンボル・オブ・バンコクと言われる
「ワット・アルン」
この仏塔を眺めたり登ったりはよくしますが
ツアーで行って本堂まで見て回るのは
時間に余裕がある時だけだったり、ガイドさん次第。
「ワット・アルン」の本堂はこちら。
渡し船を降り、お寺の敷地に入ったら
すぐ右手にあるのが「ワット・アルン」の本堂。
ヤック(鬼)の立っているゲートをくぐります。
この、本堂の前にあるのが「バイ・セーマー」。
立派な寺院ほど、囲っている祠も立派。
「バイ・セーマー」に包囲された内側は
特に神聖な場所になります。
そしてバンコク観光の目玉は王宮。
こちらにある王室専用寺院が「ワット・プラケーオ」ですが
この国で一番大切な仏様が安置された本堂ですからね。
「バイ・セーマー』も一味違います。
「ワット・プラケーオ」の本堂の周囲は
キンキンキラキラな祠が取り巻いています。
祠が金ピカならば
「バイ・セーマー」もキンキラキンで
しかし細かい細工が施されています。
ガラス張りで、触るなだの何だのと注意書きも (´∀`)
もちろんここも、バンコクのトップ3寺院は
王室寺院なので「バイ・セーマー」が2枚重なっていました。
「バイ・セーマー」の存在に気が付くと
今まで見逃していた部分にも興味が湧いて
観光も少し充実度アップ。
■遺跡にもちゃんとある
先日、アユタヤに行ったときに訪ねた古い遺跡。
仏塔に登ったり、涅槃仏を見たりと観光ルートは決まっています。
アユタヤはかつて、土台だけレンガで作って
柱や屋根を木造にした寺院が多かったそうで
どこも土台部分しかない遺跡ばかりですね。
こちらは「ワット・ヤイ・チャイモンコン」
古いのは土台のレンガ部分だけで
新しく参拝用の屋根が取り付けられた本堂。
その横にはちゃんと「バイ・セーマー」が置いてあります。
古くてもちゃんと分かるね。
こういった1枚だけの「バイ・セーマー」は
一般のお寺だったことを表しています。
古い簡素な装飾のものですが
タイの寺院の様式と言うのは基本が昔から
変わっていないということなんでしょうね。
そしてお次。
木に取り込まれた仏頭で有名な
「ワット・マハータート」ですが奥がぐっと広大です。
仏頭以外も見応えのある遺跡ですが
如何せん、何がどういう謂れの建物なのか
よく分からないね、解説が書いてあっても
暑さでフラフラしちゃうからそこまで行くのも億劫。
これは何だったんだろう? ってねえ。
するとね、ある建物跡の四つ角にこんなものが。
あ! (*゚ロ゚)
今のものと比べると
大分ざっくりした形ですが
これ、間違いなく「バイ・セーマー」
よく見ると、写真奥の方の壁の途中にも土台があります。
ちゃんと8か所に「バイ・セーマー」が設置されていたようですね。
しかも2枚立っています。
ということは、
この土台だけになっちゃった建物は
かつて重要な王室寺院の本堂だったということです。
ただのテラスと思って見ていたところが
昔は立派な木造の本堂が建っていて
ご本尊が安置されていたところなんだなと
急にロマンに浸れるという (´∀`)
あなどれないでしょう?
■北の寺院にもバイ・セーマー
さて、先日行ってきたチェンマイ、チェンライ。
ラーンナータイ様式という、
バンコクで見かける寺院とは建築様式が異なる
独自の文化がある北の街でしたが
実はKahoney、「バイ・セーマー」も忘れずにチェック。
ガイドさんに、「この小さい方が本堂です」と説明を受けると
なにぃ! (*゚ロ゚)キラリン
どれどれと見回して「バイ・セーマー」を確認。
興味深いものが見られました。
チェンマイの聖地、「ドーイ・ステープ」
こちらの本堂はきらびやかな仏塔や
それを取り囲むカラフルな仏像の裏側に
ひっそりと建っていました。
小さくともウットリするような
美しい破風板ですが、ふだんは扉も開いていません。
そしてその横に。
見て! 「バイ・セーマー」発見!
法輪をデザインした、何と言うか
ビルマとかチベットの方の
密教的な雰囲気を醸し出していますね。
こちらはチェンライの
「ワット・プラ・シン」
ラーンナータイ様式を踏襲して
小振りな、しかし緻密な本堂です。
と、その前に。
あら! 白くて可愛らしいw
こちらのものも、法輪が付いています。
ラーンナータイ様式の「バイ・セーマー」ですね。
面白いなあ (´∀`)
しかし北で見た中には
2枚重ねの「バイ・セーマー」は見つけられませんでした。
その辺りは文化の違いなのかしら?
置き方もバンコクとはだいぶ違う気がしますね。
本堂の前にチョコンと置いてあって
8か所の結界で取り囲むのにはちょっと足りない?
ただし八方を示す形はしていますね。
仏教で八方と言うのはとても大事。
面白いw
本堂を見逃さないようにせねば。
たかがそれだけのことで
タイのお寺見学はぐっと充実します。
次はどこに探しに行こうかねえ。
今月も頑張りまっす。
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昨日ちょうどワットポー〜ワットアルン〜王宮(ついでにカオサン)の黄金ツアーをアテンドしてきた所でした。あー、知っていたらもっと楽しめたのに!以前ワットポーでタイの方が「本堂はどこ?」と尋ねていたのを見ましたがバイ・セーマーの存在を知らない方もおられるのかも?
ちなみに王宮はいつも通りの大混雑でした。意外。でも個人観光は少ないようでタクシー拾い放題でした。観光立国を再確認してくれたのかどのドライバーさんも優しくて幸せな気分に。美人な相方のお陰かもしれないけど(笑)。
2014/2/7(金) 午前 10:59 [ sweetchili ]
初めまして。バンコク在住の駐妻です。デモの情報を始め観光のことなど、Kahoneyさんのブログで知ることも多く、本当にお世話になっています。ありがとうございます。
バイ・セーマーの話、とても興味深いです!いつも「すごいねー」で寺院を見ているだけですが…。近々家族が来タイする予定で、一通りまた回るつもりでいるので、よく目を凝らして来ます。
これからもブログ、楽しみにしています。
2014/2/7(金) 午後 1:01 [ 晴 ]
>sweetchiliさん
あ!タッチの差でw( ゚∀゚ ) 観光地のお寺の本堂はけっこう地味な裏手に
ひと気なく建っていたりするので、大きなお寺は奥までしっかり見学に行かないと
見つからないことも多いです。けっこう不審者になります(^o^)
さすがですね王宮、この時期でもwツアーはバンやバスだからまだ安心ですね。
今可哀そうなのはタクシードライバーでしょうね、乾季のハイシーズンに
こんなデモをやられてお客さんを取るのに必死なんでしょうねえ。
2014/2/7(金) 午後 1:49
>晴さん
初めまして(´∀`)コメントありがとうございます。
このバイ・セーマーに気が付いてからというもの、「この板は何?」と
ネットやらガイドブックを調べてすっかり虜にw
在住していると度々來タイ者を案内することになりますが、これを知ってから
随分見どころが変わって、何度行っても楽しめるようになりましたね。
本堂は大抵、お寺の敷地内の西側や北西側にあって東向きに建っています。
時間があれはお坊様が暮らす僧坊なども袈裟がいっぱい干してあって面白いかも(^o^)
2014/2/7(金) 午後 2:01
Kahoneyさん
初めまして。
先月末に10度目のタイ旅行をしてきたのですが、事前にこの「バイ・セーマー」の記事を読んでいたため、今まで何度も行ったお寺も新たな視点で楽しむことができました。
とくにアユタヤの「ワット・マハータート」の本堂跡は、「バイ・セーマー」の意味を知っただけで、見えかたが全く違いますね。
ご本尊が安置されていたであろう場所に向かって手を合わせてきました。
有益な情報をありがとうございました。
これからもブログを楽しみにしています。
2014/7/7(月) 午後 11:10 [ BuzyYuzo ]
>BuzyYuzoさん
はじめまして、コメントありがとうございます(^o^)
もう10度目なんですか?すっかりプロでいらっしゃいますねw
そうなんです、「ワット・マハータート」の本堂はこれと言って
見栄えのするものがないので完全にスルーポイントだったんですが、
「バイ・セーマー」のおかげで夢と妄想が広がりますねw
まだまだ知らない隠れた見どころがあるんじゃないかと、タイの仏教は興味が尽きません。
2014/7/10(木) 午後 10:36