Kahoneyと空と海とご飯と

相方の転勤でバンコクで暮らしています。

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忘れないうちに、妊娠関連の話も少し。



日本と一緒なのか、違うのか
実体験として比較できないKahoneyですが

海外での妊娠、出産についてもヒマを見て
ちょろちょろ書いていこうかと思っています。


そんなわけで


バンコク高齢妊娠小話 【その1】



40歳、超高齢妊婦なのでね。


妊娠中、色々と難しい判断を迫られることもあると
はじめから覚悟して妊婦になったのですが、


12週目に入る前だったかな?
予想通り、医師から話がありました。


「出生前検査はどうします?」


来た。

妊娠中に胎児の先天的な異常の一部、
主にダウン症などを予め判定する検査です。


その検査が何かと物議を醸し出していることは知っていました。


日本で「NITP」と呼ばれている「新出生前検査」。

2013年に認可されたばかりの新しい検査で、
従来の羊水検査が子宮に針を刺すため
わずかながらも流産の危険があるのに比べ

母親の血液を検査するだけで
これまでにない高い確率で胎児の先天的な染色体異常が
分かるという安全性の高い検査です。


分かるのは染色体の中の
トリソミー13、トリソミー18、トリソミー21の3種類が分かるだけで、
すべての異常を発見できるわけではないのですが、

とりわけトリソミー21(ダウン症)については
陰性だっだ場合の精度が99%と高精度なため
世界で注目されている検査だそうです。


ただ、異常が見つかった場合に中絶する人が多いため
命の選択だとか、なんやかんやと問題視されているようです。



バムルンラード病院でも
従来の検査(超音波検査、羊水検査など)に加え

この新出生前診断の「NITP」を受けることができます。



こちらでの呼び方は、

『Panorama prenatal test』

医師は「パノラマ検査」という呼び方をすると思います。


「NIPT」が検査の一般名称だとすると、

「パノラマ」はナテラ社というところが開発?した
簡単に言うと商品名みたいなものでしょうかね?


今、最新にして最も精度が高い検査と言われています。

日本では「NIPT」について、
父母が安易な中絶を選択しないよう
妊婦が35歳以上の高齢だとか

いろいろ制約があり、実施病院も全国で非常に限られているそうです。

しかも医師からの勧めではなく、妊婦からの自己申告で受けるもの。



しかし、ここはタイですからね。

良い技術、医療はどんどん導入。
だって羊水検査と違い母子ともに安全なんですから。


そんな訳で
バンコクの他の病院では、高齢の妊婦は
有無を言わさず検査させられるところもあるとかないとか。


Kahoneyの担当医のプラキット先生は慎重派なので
検査の内容と料金の説明の後、やりますか?と確認してくれました。
でも一番お勧めなのはこの最新の検査だとも言っていました。


Kahoneyは以前から心に決めていたので迷いませんでしたよ。


いや、正しくは
金額が高いので躊躇したんですがw (´∀`)

検査そのものは前向きに受けることにしていました。


日本で問題視されている点について、少しだけ反論もあるからね。




とりあえず、倫理面の話は後回しにして、
バムルンラード病院で受けた検査についての話を先にしましょうか。



やり方はとっても簡単。

普通の血液検査と同様
小さい試験管?あのゴムの蓋のついたガラスの容器に
チューっと血を取るだけです。

普段の検査よりも何本か多めに血を抜かれたので
ちょっとクラクラしましたがw


病院での作業はこれだけ。

アメリカの検査機関に送られた後、
2週間ほどで結果が知らされるというもの。


お腹に針を刺すこともなく、
何か薬品を使うこともないので
検査そのものは非常に安全です。


Kahoneyの時の明細を見ると、
「パノラマ検査」そのものの料金は2万6000バーツかな。

同時に病院で出来る血液検査もいくつかやっているようで
その日の血液関連の検査代は
全部で3万2000バーツくらい。
日本円で10万円強ですね。


日本だと同じ検査が20万円くらいするそうなので、タイの方がお得?
保険の効かない妊娠・出産関連の出費、感覚が麻痺しますね。

海外にいると、日本の自治体が行っている
妊婦健診費用の補助が受けられないので毎回痛いです ( -ω-)



次の検診の日、
相方と一緒に話を聞くために週末に予約を入れました。


結果、この検査で分かる
3つの染色体異常に関しては陰性。

高齢であるが故、万が一トリソミー21(ダウン症)が
陽性という結果でも受け入れる覚悟もしていたんですが
ひとまずふたりで安心しました。


しかし、分かったのは先天性の異常の中の
染色体に由来するものがたったの3項目分かっただけで、
それ以外の異常が分かるわけではありません。

それでも心配事が少し減ってよかったです。



そして副産物がひとつ。


染色体を調べるのでね、12週目にして
なんと性別が早々に分かっちゃうんです。


検査結果の書類にババーン!と書かれているので
知りたくない方は医師に見せないでくれと言っておかないといけません。

我が家の場合は、まったく気にしないどころか、
準備のためにも早く知りたかったので全然OKでした。




さて、Kahoneyと相方が躊躇なく
この検査を受けたのには訳がありました。


それは、早く病気のことを知って

もし何か問題があれば、生まれてくるまでの間に
夫婦で勉強したい、と言う考えがありました。


また、先に病気や障害のことを知っていれば、
出産直後から治療を始め、完治もしくは
軽減出来るものもあると聞いたからです。



この検査が日本で大きな議論を呼んでいるのは、
検査の安全性が高まり、安易に検査を受け
問題があった場合に安易に中絶する人が増えるという
懸念があるからだそうですが、


Kahoneyからしてみると、
「何言ってんだ」と言う感じです。


治療もしてきて、妊娠した時には40歳。

どれほどダウン症のリスクが高くなっているか、
他のトラブルの可能性もあるか、
自分が一番よくわかっています。


万が一、検査が陽性となり
次の羊水検査を受けてダウン症と診断されたら。


先に分かっていれば、病気のことも
将来の計画も、金銭的なことも

生まれてくるまでの時間に何かしらできるわけで、



それを検査を受けただけで、
「病気が分かったら堕ろすんだろう」と決めつけられるなんて
短略過ぎるし、ひどい侮辱だなあと感じます。

この検査の結果を受けて中絶する人がいても
Kahoneyは夫婦がふたりでよく考えて決めるべきことであって
非難される筋合いはないと思うんです。



だって。

例えば、Kahoneyと同様に高齢であったり
子供が欲しくて欲しくて長年不妊治療を続けて来た夫婦にとって
やっと出来た子供に異常が見つかるということは
これ以上のショックはないと思うんです。


子供が元気に生まれて、成人したら
自分で働いて食べていけるなら心配は要りません。


でも、自分達が高齢で、障害や病気をもつ子供の世話を
ずっとしてあげられないことも分かっているから

自分たちが死んだ後の子供の人生を思い
子供に生涯辛い思いをさせるくらいならと
中絶という決断をしなければならない方たちもいると思います。

泣く泣くですよ。想像しただけで泣けてくる。



それをダウン症と事前に分かったら
安易に中絶する人が出てくるから
「出生前診断」には反対だなんて異論を唱える人は、

他人事だから言えるんだろうなと感じます。
なんというか、きれいごとの世界です。


親が死んだ後、あんたが子供の面倒を見てくれるのか?
お金を出してくれるのか?

現実的なことを真剣に考えたら「安易」な決断な訳がない。




タイに来て日本とは違う医療に触れてよく思うんですが
(まあ医療だけじゃないですけど)

日本人の中には、人には人の考えがあるって事を
受け入れられない人が思いの外いてビックリします。



よく言われるのが、タイではひんぱんに行われる
「無痛分娩」や「帝王切開」について

日本では「自然分娩」の件数が圧倒的に多いことから
むやみに非難する人がホントにいるからビックリです。
それは年配の人でなくても!

長時間痛い思いに耐えてこそ出産という考えが
日本人には根強く残っているようです。



「無痛分娩」を希望しているKahoneyの友達は

日本で出産した奥さんたちがみんなで
「無痛分娩」なんてありえない!という話題になってしまったために
自分が希望しているだなんて言い出せなくなったそうです。

バンコクの大きな病院には
日本と比べ物にならないくらい
産婦人科の医師も、産科専任の麻酔技師もいて
24時間対応できる体制が整っているし

なんせこちらの病院は件数もこなしているので
産婦人科の医師不足の日本とは条件が違うんです。

出産は置かれた状況も、経済面も、
周りの助けがあるかないかとか条件がみんな違います。


入院期間が日本よりも短く(延泊は高額)、
出産後、夫婦二人だけで乗りきらないといけない家庭も多い海外では
出産後の体力温存も日本以上に重要です。

赤ちゃんと母親の体のことを思えば
「無痛分娩」も「帝王切開」も、ありがたく大事な選択肢のひとつなんです。



Kahoneyはまかせたタイの医師が最善と思う方法でOK。
自分がどうしたいかよりも赤ちゃんに危険がないことが一番。

どんな方法を選択したってそれは本人次第。


国によって医療事情、
簡単に言えば医師たちの「得意技」も違うので
何がいいかはその時々でしょう。

他人がとやかく言うことではないと思うのですが
まあ、頭ガッチガチというか、「日本至上主義」さんは多い。


( -ω-)ブーブー


そりゃ大勢の人の中には
安易な人もいるかもしれませんが、でもみんなじゃない。




「出生前診断」のことですごい現実的な話をすると、

普通の勤め人の夫婦が、
何十万円も何百万円も自腹を切って、
制限だらけで、身体的にも精神的にも辛い治療を続けて
赤ちゃんを授かりました。

本当にね、相当な覚悟がなければ続けられないんです。
「出生前検査」だけでも日本なら20万円。


そこまでしてダウン症と分かりましたとなった時、
泣く泣く中絶を決断した夫婦に対して、
どうしたら「安易」だなんて言えるのかよく判らないんです。


Kahoneyの周りで、この検査のことを医師に勧められ
受けるか受けないかを迷っている人が何人かいましたが、

理由を聞くと、
「周りになんて言われるか…」という人もやっぱりいたんです。


なのでその時はKahoneyが検査を受けた理由を話しました。


別の友達は、ダウン症でも受け入れられるから
検査は受けないという人もいました。
それも素晴らしい決断です。


どんな選択をしたって親が真剣に
子供のことを思って決めたことなんだから
それでいいとKahoneyは思います。



この検査では陰性となってホッとしましたが
生まれてくるまではホント判らない。

もちろん、何かトラブルを抱えて生まれて来ても
お母ちゃんは大歓迎です、早く出てこないかしらん?


頭に来る人が多くて愚痴になっちゃった (´∀`)ヘヘヘ



今一番心配なことと言えば、


渋滞に巻き込まれタクシーの中で産気づいて
衆人環視の中、お巡りさんに取り上げてもらうことだけは
避けたいなあということくらいかwww ( ゚∀゚ )

産まれたらすんごい拍手で
周りの人たちに迎えられるらしいけど。


ブログのネタにもなるかw タイだし。



次回は「妊娠糖尿病」についてです。 



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閉じる コメント(5)

>内緒ボタンのnさん
初めまして。コメントありがとうございます。(^^)
日本人独特の「みんなと一緒が一番安心」という感覚は、
私も日本人なのでよく分かるのですが
自分や多数派と同じじゃない人を非難したり邪魔したりするのは
違うんじゃないかと思うんですよね。
みんな人それぞれ考えもあれば、やむを得ない事情もあるってことを
普通に受け入れられたらもっとみんな楽なのにと思いますね。

2015/2/14(土) 午後 0:24 Kahoney 返信する

>内緒コメントのrさん
ありがとうございます、本当にあともう少しです。
日本人とは違うやり方や考え方に触れることができたことが
タイに来て一番良かった事ですね。
日本のことしか知らなかったら私も頭が固いままだったかもしれません。
また、日本人は話が下手なのかなとも思いますね。
自分と違う人に「自分はこうして良かったよ」って言えばいいのに、
「それはダメでしょう」って言っちゃうとかw

2015/2/14(土) 午後 0:32 Kahoney 返信する

>内緒ボタンのmさん
沢山の選択肢の中から、自分たちに一番合う方法を選べばいいだけなのですが、
何やかんやとその選択肢を狭めたがる人がいるのは結果的にイイとは思えませんね。
同じ人だって、状況によってその時々で考えは変わってきて当たり前なんですから
皆で普通に受け入れられる、選択肢の多い世の中になってほしいと思いますよ。

2015/2/17(火) 午後 5:35 Kahoney 返信する

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kahoneyさん。今の気持ちにピンポイントだったので、一年前に投稿されたブログに今更メッセージしてます^^。私はシンガポールで不妊治療を受け、やっと授かることができました。今妊娠11週です。現在35歳なので同じく進められたこのパノラマ検査を受けました。そして今結果待ちです。心配でいても立ってもいられません。Kahoneyさんのおっしゃるように、万が一病気が見つかっても事前に勉強ができるだろうと思って受けました。もちろん何も異常がないのが一番なのですが。異常がでたら即中絶、と言う決断は私には出来ないと思います。折角授かった命ですから。でも障害があった場合ちゃんと育てていけるだろうかと言う不安もあります。色々考えるともう涙がでてきて、考えも纏まりません^^;とにかく落ち着いて結果を粛々と待とうと思います。 削除

2016/5/20(金) 午後 7:23 [ kirin ] 返信する

>kirinさん
こんにちは、コメントありがとうございます。
同じ立場の方たちに読んでもらえて共感して貰えて私も嬉しいです。問題の多い話題なので書くときも迷ったんですが、書いてよかったかな^_^
結果を待つ間はいろんな思いが頭を巡ってしんどいですよね、とてもよく分かります。
kirinさんとご主人様がホッとする結果が返ってきますように。私もお祈りしています。

2016/5/24(火) 午後 3:05 Kahoney 返信する

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