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新居に引っ越して来て3日目の話をひとつ。
キッチンの片付けに取り組んでいた日。
そう、先日もチラッと書きましたが
引っ越し業者さんが
取り敢えず開梱した食器や調理道具を
掃除のされていない棚にドシドシ押し込んでいった後、 イチから全部引っ張り出して、
泣く泣く掃除や洗い物をしていた時です。
L字型の天袋の棚の奥に押し込まれた ヤカンや雪平鍋を脚立を登って引っ張り出し、
頭を突っ込む様にして雑巾掛けをしていました。
奥の方は暗くてあまりよく見えないので、
手探りで拭いていると雑巾の先に何かが当たり
丸い影が「ごろり!」と転がりました。
その大きさといい場所といい もー、完全にネズミだと思いw
「(*゚ロ゚) ぎゃおぅおあぁぁぁあああっ!」
と、自分でもよく分からない悲鳴をあげて
脚立を転がり落ちました。
は〜、心臓バックバクですwww
尻餅をつきながら棚を見上げると どーやらネズミではなかったようで、
ゴロン、ゴロンと音を立てて転がっています。
ビックリした〜。
気を取り直して脚立に上がって 見てみるとそれはこんな子でした。
君は…、誰だ?
徳利?
やだー、前の住人の忘れ物かしら?
誰が使ったか分からないし、捨てちゃっていいかしらねぇ。
なんて考えながら手に取ってみると 高価なモノとは思えませんが、
手描きの赤絵がなかなか可愛らしい子でした。
んー、もしかしたら。 前の住人が本帰国か何かで退去する時に
引っ越し業者が包み忘れちゃったとか?
要らないモノなら売るなり捨てるなり
処分して行くだろうし、使ってるモノなら持っていくだろうし。 古いアパートなので、
下手すると何代も前の住人の可能性だってありますよ。
住人が変わるたびに奥へ奥へと押し込まれ… と、それっくらい奥まった場所から出て来たからねぇ。
もしかすると、元の持ち主は大事に使っていたのに
うっかり引っ越しを業者に任せて本帰国。 日本に着いてから、
「ああ!あの徳利がない!」なんて事になっていたりして。
酒器だと頂き物って事もあるから
贈り主が大事な方だったりしたらもう
えらいショックだわさねぇ。 そんな事を想像したらなんか、捨て辛いわー。
ではここで。
視点は徳利ビジョン。(注意:完全にKahoneyの妄想) ご主人の本帰国で周りの食器仲間が 次々包まれ段ボールに入れられていく中
隣りの子とぶつかり
うっかり転がって棚の奥へ。
徳利:「いや、待って待って!私ここに居るってば!」
荷物は運び出され、 ご主人がアパートの大家と部屋のチェックをするも
天袋の棚など扉をチラッと開けて見ただけ。
徳利:「私ここよー!連れてってー!」
扉は閉められ、再び戸棚の中は真っ暗闇に。 徳利:「置いて行かれたわ、私どうなっちゃうのかしら?」
暗闇に転がり待ち続けること数か月。
しばらくしてやって来た新しい住人が
荷物を棚に詰めていきます。
手の届かない天袋です。 家電品の空き箱や、たまにしか使わない大鍋が
ぐいぐいと押し込められ
徳利:「ちょっっ!何よアンタたち!私出られないじゃない!」
そんなことが数年続き
Kahoneyたちの前の住人に至っては
(男性のひとり住まいだったらしい)
キッチンの天袋の扉など
最初から最後まで開けることもなく
暗闇の中、徳利は心に誓いました。
徳利:「次の住人が来たら絶対に見つけさせるわっ!」
ある日、念願の新しい住人がやってきました。
今回もタイ人のおじさんが
鍋やら何やらグイグイ押し込んできて
アピールのタイミングを逃して奥にコロコロと。
徳利:「ま、またこのパターン!でも負けないわっ」
数日後、再び扉が開きました。
今度の住人はメガネのちょっと面倒臭い女のようで
脚立に上って天袋の扉を開け、ブツクサ文句を言いながら
頭まで棚に突っ込んで
ゴシゴシ雑巾がけをしています。
もう、このチャンスを逃す手はない!
徳利:「今だ!えいっ!」
ゴロン!
メガネの女の前に転がり出てみると、
「(*゚ロ゚) ぎゃおぅおあぁぁぁあああっ!」
ガシャン! ドシン! (Kahoney、脚立から墜落)
徳利:「それ!ダメ押しに転がってやるわ!」
ゴロンゴロン!
徳利:「ああ!ついに目が合ったわ!私をここから出してー!」
とまあ、
こんな事になってたんじゃないかと言う
Kahoneyの妄想なんですけどね。
手に取ってよく見てみると
ろくろ回して手描きで絵付け
そこには銘も入っています。
ははーん。
愛知県には多いのですが
瀬戸物メーカーとかで
こういったものを作っているところありますね。
量産品なんですが、
職人さんがちゃんとろくろ回して作って
絵付けもパートさんが手描きしている商品。
スーパーなんかに並んでいることもあるし
ちょっと凝ったものはデパートで箱入りになっていたり
名のある1点ものとかではない、
メーカーが作っている手作り品です。
だったらホームページがあるかもしれないと
ネットで検索してみると、
メーカーのサイトは発見できませんでしたが
まったく同じものを持っている方のブログを発見。
陶器がお好きな方のようで
お持ちになっている酒器を紹介されている中に
同じものを猪口と揃いで使っていらっしゃいました。
その方のお話では、
岐阜県多治見市にある『松峰窯』というところの
少し昔の普及品ということだそうです。
Kahoneyの予想は近いところを突いていたかな?
手描きなので、同じものですが
その方がお持ちの徳利の柄とほんの少しタッチが違ってます。
量産品だけど、その手描きの柄が
気に入ってると言うことを書かれていました。
多治見から!
日本の、Kahoneyの地元とそう遠くもないところから
遥々タイ・バンコクまで旅をしてきたこの徳利。
出会ったのも何かの縁でしょうねぇ。
まあ、出会いのストーリーは
9割がたKahoneyの妄想ですけどね (´∀`)デッヘッヘ
取りあえず洗ってみました。
何に使うか分かりませんが、
取りあえず、明るいところに置いて考えます。
こんなこともあるのね。
お疲れちゃんでした。
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2013年06月11日
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