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前置き。 新カテゴリ『深夜の問わず語り』は Kahoneyのオチの無い自問自答、独り言です。 * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * 日曜日、ロイ・クラトーンでした。 11月の満月の夜、灯篭を流して 水の精霊に感謝して祈る伝統行事です。 チャオプラヤー川や運河だけでなく ルンピニ公園の池などでもこの催しが行われ 線香を焚いた灯篭が流されます。 チェンマイなどではロイ・クラトーンはとても盛大で 空にコム・ローイと呼ばれるちっちゃな熱気球みたいなものを飛ばしたり 数日間かけてお祭りが開催されます。 ちなみにコム・ローイは 『レッドクリフ』という映画の中にも出てきます。 発明したのは諸葛孔明だと言われていて 紙で出来た風船の中にロウソクの火を灯し 空に飛ばすシーンが映画の中にも登場します。 カップルにとっては 一緒に願いを込めて灯篭を流すと 2人は永遠に結ばれる…とかなんとか。 カラオケ屋とかもイベント満載らしく お姉ちゃんから電話かかって来るし 本当は行きたくて仕方が無いんだけど 今年は日曜日にロイ・クラトーンが重なって 家族の手前、出掛けられずに悶絶しているお父さんとか いっぱい居るんじゃないでしょうかね。 確か去年も、 あちこちのロイ・クラトーンの催しを見に行った人から 「良かったよー、綺麗だった」と言われていて じゃあ、来年はどこかに見に行こうかねぇ。 などと言っていたにもかかわらずスッカリ忘れ カルフールの店先に山積みになった パンで出来たえエコ仕様の灯篭を見かけて初めて 「あ、ロイ・クラトーンか…」 と気が付く始末。 まあ、よくあることです。 Kahoneyはあまりイベント事に盛りあがらないところがあって それこそ、独身時代から クリスマスやバレンタインも 「なんか珍しい美味しいものが食べられる」くらいの認識で 特別なにかイベントを仕組むこともなく 今となっては 結婚記念日や相方の誕生日、自分の誕生日すら忘れる有り様です。 どっちか言うと相方の方がよく覚えていたりします。 でもまあ、これにも多少理由があって 独身時代、接客業だったKahoney 世間のイベント時は間違いなく店が忙しいため 休んだり、定時であがってデートとかあり得ない生活でした。 むしろ、そういった日は 売上目標が普段よりも高く設定されているため クリスマスやバレンタイン等のイベント事には あまり関係が無い商材を担当していたKahoneyにとって 客数が多くて死に物狂いなのに予算をクリアできない悲しい日でした。 そんな訳で 今でもこういったイベントを見ると 「○○商戦」的に映ってしまい興味が薄れて行く…夢が無いねぇ。 テレビで仲良く想いをこめて灯篭を流すカップルを見ながら 「翌日の朝、掃除の人が集めて廃棄するんでしょー、いいのー?」とか いらん心配をしてみたりもします。 ほんといらんお世話です。 ただ 満月は綺麗だなー、と思います。 こんな月を見ていて思うのは大抵 「ああ、走りに行きたいなー」 ロードスターの屋根を開けて 防寒ガッチリして、音楽もかけないで シフトチェンジの感触を楽しみ エンジン音と排気音が辺りの建物に響くのを聞きながら ひとり満月の明るい光の下をどこへ行くともなく走って行って 遠くの空が少し白んできたら 今来た道を引き返して家に帰る。 満月の夜はよくそうやって遊んでたなー。 月の光が反射して波が綺麗な海とか 時々煙突から炎が噴きあげるコンビナートとか オレンジの明かりが続く名古屋高速の環状線とか。 ああ、クルマ欲しい。 タイの夜更けに無いものねだり。 お疲れ様でした。 |
深夜の問わず語り
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要は独り言です。誰も聞いちゃいないけど、一人でブツブツ言いたいことを書いてますので長話に注意。
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前置きしておくと。 新カテゴリ『深夜の問わず語り』は Kahoneyの長い長い自問自答、独り言です。 まあ、ブログ自体が独り言みたいなものですがw 内輪ネタやらタイとあんまり関係ない話になると思うので、 グダグダが苦手な方は正直スルーをお勧めしますよん。 先日、日本に帰った折に バンコクで知り合った日本人の交換留学生に会ってきた。 もう卒業なので論文の仕上げと就活のために帰国していて 実家で飲みにも行かずタバコも吸わずな良い子の生活をしているらしい。 金髪少年だったのにすっかり黒髪の就活ヘアになっていた。 地元が隣町。タイまで来てずいぶん近場の子と知り合ったもんだ。 今年は史上最悪の就職難らしい。 こんな時期に海外留学から帰って間もない元金髪少年について 当初、こんなギリギリで大丈夫なのかと心配していた。 彼の最終的な希望はタイにずっといることだそうだ。 好きなタイに長く居るために何が一番ベストなのか? 本人も迷っていた。帰国して就職するのか それともタイに残って大学院に進むのか。 就職してほしい親御さんの意見もあり、色々考えた挙句 「とりあえず」日本の大学の卒業のために帰国することにしたのだ。 帰って2〜3日後、履歴書を初めて書いてみた。 お世辞にも「しっかり者」には見えない彼の第一印象は悪い。チャラい。 なのにだ。 この就職難のさなか、 たった3日間の就活で就職の内定をもらってしまった。 しかも、1年間日本の営業所で仕事を覚えたら なんと駐在員としてタイに戻ってくるそうな! なんだそれ、である。ミラクル過ぎる。 ただ、彼の中身がチャラ男さんでないことを理解してくると ラッキーな星の下に生まれただけではなく 今どきの若者にない珍しい『特技』が運を引き寄せているのだと分かる。 この特技。 ひと回りも(見た目はふた回りも)若い子に 人との付き合い方というものを教わった。 「人脈」なんて言葉を使わない(知らない?)彼の 「人脈」の作り方、広げ方、使い方、である。 「人脈」ねえ。 ここしばらくKahoneyの周囲でやけに耳に入る言葉だった。 いつも通りタイ人と間違われ、タイ語メニューを渡され見ていると これまたKahoneyをタイ人だと思っているらしい 隣に座っていた日本人駐妻さん3人組が 大きな声の日本語で、しかも真剣に話し合っている。 一部始終、タイ人になりすまし(?)聞いていると いかに“力のある奥様(所謂ボス奥様)”と仲良くなることが大事か どうやってそのグループに加えてもらうか等々。 その「人脈」は能動的に作りに行くべきなんだそうな。 子供の学校生活や赴任中のタイでの生活等すべてに関わってくるため 力のあるボスの取り巻きになることが大事なんだと まだ赴任して間もないと思しき奥さんに後の二人が指南していた。 やはり「人脈」というと少しビジネスライクな響きがあるので 奥様たちが昼間のカフェで連発する「人脈」に若干の違和感をおぼえた。 ボスやその周囲の人の顔色を見ながら、自分を偽ってまで作るのが「人脈」か? 他にも「人脈」作りについて言っている人がいた。彼も学生だ。 「人脈」を作ることがタイ留学の目的のひとつだったようだが なかなか難航しているようなことをブログに書いていた。 「人脈」を作ろうと思って近づいてくる人間とは あまり関係を作りたくないとKahoneyは思う。 お互いに(仕事の上でも)魅力を感じれば自ずと近づくものだから。 昔、知人で「異業種交流会」が大好きな男性がいて 彼はそこに参加することを「人脈」作りだと言っていた。 沢山の名刺を配り、沢山の名刺を貰う。 「どこそこの誰と知り合った」などと誇らしげに話していたが 聞きながらKahoneyはよく理解できなかった。 知人と同じように「人脈」作りと称して参加している 「人脈」のない人同士が集まっているところに顔を出して 実際ビジネス上で何の役に立つのだろう? 相手は本当に助けてほしいときに手を貸してくれるか? 自分は駆け出しの相手に手を差し伸べてあげられるか? さっぱり分からないので知人の3倍飲んで割り勘にした。 「人脈」か。 話を元金髪少年に戻そう。 英語もタイ語も話せるが日本語が若干怪しい(チャラい)彼に 当初は嫌悪感も抱いていたKahoneyだが 打ち解けるにつれ、彼の交友関係の広さに驚かされた。 同世代のタイ人や欧米人、日本人のみならず 日系企業の社長からKahoneyたちのような駐妻まで 彼の知り合いは年齢性別国籍関係なし。 まったく相手を選り好みせず、知り合った相手とはいつまでも仲がいい。 「関係ないっすよ、ケタケタケタ(笑)」 クラブで頻繁にタイ人の女の子からナンパされるので 女の子にもまったく不自由せず、むしろ女同士のトラブルで大変そうだ。 誘われれば男友達でも女友達でもどこでもいつでも出かけていく。 多趣味で人との話題に事欠かない。 本当はものすごく勉強しているのにそれを表に出さない。 しかし彼の面白いところはそこではない。 今どきの若い人には珍しい「聞き上手」なのだ。 彼はなんでも聞きまくる。 分からないことがあると分かりそうな人に電話する。 「…のこと教えてください」 そして相手の答えをふんふんと素直に聞いて 「ありがとうございました」と言う。 意外にできないもんだ。 会社などに勤めて年も取ってくれば だんだんこういうことが大事だと経験で分かってくるものだが 聞き方の技術が身についてくるというか 職場の人間関係を円滑に進めるための社交辞令っぽくなりがちだ。 しかし彼は「素」でできるのだ。これがすごい。 このくらいの年の頃のKahoneyにはできなかったと思う。 アホだと思われるのが嫌で人に聞くのも苦手だったし、自分の意見も言いたい。 彼は教えてもらった後、何かあーでもないこーでもないと 自分の見解を言うこともなく、「そーなんですね」と聞き入れる。 もちろん、自分の意見は持っているのだが 話をしてくれる人に対して敬意を持っている。 だからみんなに可愛がられるのだ。 彼の周りの人間は「助けてあげよう」と思うし 彼のことを人に「あいつはイイやつだ」と紹介する。 そうこうしているうちに彼の周りには「人脈」ができた。 彼はそれを「知り合い」と言うだけで 「人脈?何ですかそれ? ケタケタケタ(笑)」 という程度にしか思ってないに違いない。 たった3日で内定が出たことについても 「コネですよ〜」とあっさりしたものだ。 しかし、今年の定員がすでに決まっていたにもかかわらず このご時世にひとり追加で内定を出すなど簡単ではないはずだ。 英語とタイ語の能力に加えて彼のキャラが引き寄せた運に違いない。 大卒の平均程度の初任給を提示され 「こんなにもらってもイイのかなあ」と思ったらしい。 この(やや天然な)謙虚さ。 こんな風に人と接していたら自然と良い人間関係でつながるだろうに。 バカバカしい「人脈」など全く興味が湧かないけれど。 なんか、勉強になった。 見習わないと。 Kahoneyが謙虚な聞き上手になったら Kahoneyでなくなるかも。まあそれはそれで。 お疲れ様でした。 |




