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島根県のお客さん絡みの仕事で、島根県浜田市に行って来た。 工事担当のHと二人で車を走らせること5時間半、7日日曜日の内に浜田まで行って宿泊。 8日月曜日の早朝より現場に入って、150t濁水処理設備の設置に立ち会い、指導。 翌9日火曜日、H一人現場に残しワシは高速バスとJRを乗り継いで熊本に帰る。 7時のバスに乗れば、12時過ぎには熊本駅に到着し、午後からは会社で仕事が出来る段取りだった。 天気予報で「雪」ってなってはいたんだけど、本当に来ましたよ。 今朝、起きると雪。 早朝から降り出した雪は、低い気温と相まってどんどん積もってゆく。 定刻に出発した広島行きの高速バスも、乗り継いだ新幹線も遅れに遅れ 熊本到着12時の予定が、2時間半遅れの14時半。 おかげで本をじっくり読めました。「和田秀樹・大人のケンカ必勝法」 この人の考えにすべて賛同する訳ではないけど、ワシにはこの本は参考になりましたよ。 交渉ごとにおいて「譲る」ことがおおい故に「いつも損な役回り」と思っている人がいたら 「お勧め」かも。。
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水処理の仕事
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これがわたしの仕事です。 |
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最初に電話相談があった時点では400t/Hrの濁水設備が必要との話だった。 このサイズはダム建設とか長大トンネルの現場に据えるような、まさに「プラント」と呼ぶべき規模の 機械になり、広大な敷地も必要だし納期も2〜3ヶ月かかる。 とにかく現場を見てほしいとの相談で始めて訪れたのが4月25日 ○その昔は肥後の御殿様の庭だったところ。 最近までホテルが建っていた跡地に、その当時の日本庭園は出来るだけ 活かしたままで地下一階、地上三階立ての建物を建てる計画 ○その日本庭園に横たわる池の底を含め、敷地全体から一日数万tの湧水がこんこんと湧いており、 この水がそのまま市内の湖の源流になっている。 ○建築をする範囲を鋼矢板で仕切って、ディープウェルのポンプを地下3mの処に7本入れてある。 ○地下2.5mほど掘り下げた処に低盤コンクリートを打たないといけない。 ■ところが、巨大な水中ポンプでくみ上げても汲み上げても、地下水は湧き続け、 地下水位が下がらない為に掘ることが出来ない。 ※ディープウェルからくみ上げる水はそのままペットボトルに詰めて売ってもいいくらいの 清冽なるミネラルウォーター だから、そのまま池に流すことになんの問題もないが、 重機で掘った処に湧いて来る水は、当然濁って濁水になる。 池に流せばそのまんま敷地の外まで流れて行って 環境に負荷を与える。 それで濁水処理設備が必要だ、湧水量を計算してみたら400t/Hrもある。 4月30日:貯まっている濁水を採取してジャーテストをやってみた 案の定、原水は濁度もpHも低く、処理が難しいことが解った。 また、通常だと納期を一月以上頂いて準備を進めるような仕事 社内で、「ゴールデンウィークは、交代で有給休暇をとって、連続8日前後を休みにしよう」 と相談していた矢先 仕事仲間もみんなそれを楽しみに、半分休み気分になっている時期でもあったが お客さんは困っている。 なんとかしてあげないと、濁水処理設備を準備して水処理をしてあげないと 現場は一切仕事を進められない。 困っている人に相談を持ちかけられるとワシはついつい言ってしまう。 「なんとかします。」 それから工場のみんなに無理をお願いした。 頼もしき我が仲間も、楽しみにしてた休みをつぶされたことに いやな顔一つせずに引き受けてくれた(ありがとう)m(_ _)m 「見た目は辛抱してもらうから」と、機能だけは果たすような大急ぎの整備を施して、 ゴールデンウィーク開け早々5月7日に機械を設置 |
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熊本という土地は世界的にも有名な活火山「阿蘇」を頂いていることから 「火の国」と冠されることが多いが、 百万人近い人口を抱える熊本市周辺は、それだけの人口を支える水道をダムに頼らず 地下水だけで賄っているという、他に例がないほど地下水が豊富な「水の都」でもある。 くまもとウォーターライフ 阿蘇から九州脊梁にかけての山々に降り注いだ雨は地中に染みこんだのち、何年もかけて地下を進み天然のミネラルウォーター(言葉としてちょっと変?)として熊本市周辺のあちこちに自噴している。 一番最初にこの情報に触れたのは、3月中頃。 ある総合レンタル屋さんの若い営業マンから、市内で建築工事をやっているお客さんから 「濁水処理設備」の引き合いがあったので営業に同行してほしい。と依頼があった。 この時は何回もワシのスケジュール帳に予定を入れてはキャンセルされるの繰り返しで、 そのまま現場には行かずじまいで立ち消えになり結局設備が必要無くなったと思っていた。 一般に建築の工事で濁水処理設備を使うことは少ない。 地下に構造物を作る場合は、ディープウェル工法というやりかたで地下水位を下げて工事を するので、「濁水」は出て来ないのである。 同じお客さんから別会社に移ったワシの先輩へも相談はあったらしく、 「ちょっと話が変なので、積極的には追いかけていないとのことであった。 後で聞いたところによれば、この間、現場でもいろいろと試行錯誤をされていたそうで、相談を 持ちかけても来てくれる人が素人ばかりで困っていた、、とのこと。 そんなこともないんですが、、ねぇ。。。 4月も半ば過ぎ、手を尽くしそれでもどうにも工事が出来ず、 いよいよ切羽詰まって手当たり次第相談された先にまた私がいて、 「とにかく見に行きます」とはじめて現場を訪れたのが4月25日 写真はそのディープウェルから出て来た水。まさに「天然のミネラルウォーター」です。 以前ホテルがあった所にまた新しい建物を建てる工事を始めたけど、とにかくそこらじゅう 湧水だらけで、手が着けられないとのこと。 建物を建てるにあたり、地下まで掘り下げて基礎だったり地下室だったりを作る訳で、 普通に地面を掘ると地下水が湧いて来てびちゃびちゃで仕事にならないので 先にも述べたように、一般にディープウェル工法というやりかたで地下水位を下げて仕事を始める。 たとえば、地下水位が−2mのところにあるような土地で地下室のある建物を立てるとする。 地面から3mくらい掘り下げる必要があるが、そのまま掘れば2m掘り下げたあたりから 地下水が湧きはじめ、びちゃびちゃの状態になって掘るのも掘りにくいし、 そのような状態ではコンクリートを打つなどの作業は出来ない。 ディープウェル工法って言うのは言葉通り深い井戸。必要に応じて現場周辺に深い井戸を掘り ポンプでどんどん水をくみ上げる。そうすると、その井戸の周辺の地下水位が下がり、 地下一帯がドライな状態に保たれる。 この現場では、そのディープウェルが6〜7本施してあるんだけど、あまりの地下水の多さに いっこうに地下水位が下がらない。 水だらけの中で土砂を取り除いて地下3mくらいんの所にコンクリートを打たないといけない むやみに掘っていたら、濁った水を川に流してしまった。 ワシんところに相談があるのは、そうやって切羽詰まってからってことが、、、多いです。 続く。
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さて、本題。 ごく最近になって、私のところへの水処理に関する相談の種類が更に広がって来ました。 私がやってきたのは「水処理」のジャンルの中でも、「物理・科学的処理」の分野です。 生活になじんだ説明をするとすれば、飲み水を作る部分です。「浄水場」での処理。 凝集、沈降分離、清澄ろ過、pH調整、汚泥の脱水処理からスタートして、 背伸びしてせいぜい、酸化と還元、活性炭吸着、程度です。 そういう技術を応用して、土木現場や土壌汚染対策工事で発生する濁水を処理する仮設機械 を設計し、作ってレンタルするのが私の生きる糧。 ところが、「水処理屋」としてのくくりで捉えられてお問い合わせを頂くので しょうがないと言えばしょうがないのでしょうが、 正直全くジャンル外の「生物学的処理」の分野、 生活になじんだ説明をすれば、下水処理の部分です。「浄化槽」「下水処理場」など。 活性汚泥、嫌気性処理、窒素、りんなどの処理についての相談が増えて来ているのです。 昨日のこと、学生時代からの先輩で同業の仕事をしているNさんから電話があって、 宮崎県のブロイラー解体工場での水処理について相談がありました。 今度は、「製粉工場の排水処理で行き詰まっている」 こちらは、納豆のねばねば、ポリグルタミン酸をもとに作った つまり環境への負荷の少ない凝集剤を主に海外へ輸出して めざましい成長を遂げておられる会社の熊本の営業所の所長。 どちらかと言うとご専門は私と同じジャンルの水処理なのですが、 テレビ等で大々的に放映された為水処理に困っておられるいろんな業種の工場など から問い合わせがあって、 やはりジャンルの違いという壁にぶつかって悩んでおられる。 早速一緒にその製粉工場に行ってみると、米のとぎ汁が主のデンプン排水が、簡単なグリーストラップ を通っただけで下水に放流されていて、 原水BOD4900 SS6800 納豆由来の凝集剤と濾過で試してみたが、SSは13まで下がったもののBODは1300 くらいまでしか下がらない。 そうやって話しているところに、ついさっきメールで問い合わせをした所から携帯に電話 まさに生物処理の専門家のかたで、話を聞くと、デンプンの処理は難しいけど、、 なんとなくなんとかなりそうな、、 自分で切り開いているって言うより、ワシが道に迷っていると、必ずどなたかが 手をさしのべてくれて、、 さらさらーっと目の前に新しい道が開けているような、そんなありがたい展開なのです。 うちに帰って、母ちゃんに話すと、生物科出身のかあちゃんは バチルスだの納豆菌;枯草菌っていうのは普通に知っていて、そういえばって言って指摘 された始めて気づいた 最も最近興味深く読んでいる本小泉武夫の発酵、ミクロの巨人達の神秘にも、 そして、最近で最もおもしろかったNHKの番組、 プロフェッショナル・仕事の流儀の9月18日放送,地の果てにこそ、真実がある長沼 毅 にも「バチルス」という細菌の名前が出てきていたのでした。 繋がっていく幸せに感動 感謝 これから、どういう世界に歩いて行けるのか、楽しみになってきたぁ。 ハローバチルス!って感じかな?
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