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ハンドメイドやワークショップにお金をかけすぎて破綻しそうだあ。早くやりたいことやって死ぬぜ

書庫幼怪怪ちゃんとその家族の肖像

ここでの話はちーちゃんがうつになるまで懸命に記憶にとどめておいた記録です。うつになってから吐き出さなければということに気がつきました。でもやはり忘れたくないものもあるのでこうして書くことで普段は忘れていられるようになりました。


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ある講演で脳死の真実について聞いたことを
 
皆さんにも知ってもらいたいと思います。
 
それは前述の「怪ちゃん、ついに逝く」にも
 
関連していますが、最近あまりにも簡単に
 
臓器提供をするご家族が増えているという事実もあるので。
 
 
 
脳死はやはり、人の死ではありません。
 
どうしてかというと、専門用語は忘れましたが、
 
臓器を取り出そうとしていきなりメスを入れると、
 
筋肉が「痛いというぴくっとした反応(この反応に
 
なんとかかんとかっていう専門用語があるそうです)
 
をするのだそうです。
 
だから、脳死の人でも、メスを入れるときは全身麻酔をするのが
 
当たり前だそうです。この当たり前の真実は当然、医者と看護師
 
なら知っています。
 
 
 
 
なぜ、こんな大事なことを国民の大半の人は知らないかというと、
 
それは医者や看護師が隠しているからだそうです
 
 
 
 
それと、脳死の人に毎日愚痴をこぼしていると、
 
ある日、涙をこぼしたそうなんです
 
だから脳死の人は耳は聞こえているんじゃないかと
 
言われています。
 
 
 
また、脳死になって30年ぐらい経って、ある日
 
ぱちっと目が覚めた人もいるそうです。
 
 
 
以上のことを聞いたら(読んだら)、皆さん、
 
臓器提供は人助けになるし、提供カード持とうかっていう
 
考えに少しとまどいませんか?
 
その講演をした人は、だから逆に「私は臓器を提供しません。」
 
という意思カードを持っているそうです。
 
 
 
 
だからどうしたらいいのかはちーちゃんにも答えは
 
出せません。
 
ただ、移植を待っている人は喉から手が出るほど
 
臓器が欲しくって、人の死の尊厳というもの、
 
(死んだとわかった途端にメスをいれたり、
 
姿、形があるだけでも家族には尊い存在なのに、
 
息をいきなり人工的に止めてしまったりされていること)に
 
想いが及んでいるのか
 
 
 
 
あとは皆さんの解釈にゆだねます。
 
一つの参考に、でもとっても大事な事実だけども
 
して欲しいと思います。
 
 

怪ちゃん、ついに逝く

朝方だったかどうだったかよく覚えていないが、

3度目の怪ちゃん危篤状態の知らせが病院から入って

お母さんと2人で大急ぎでかけつけた。




暑い夏の日だった。




寝たきりになった怪ちゃんは冷暖房がちゃんとしてある

病院でも、やはり夏の暑い日か冬の寒い日に危篤状態になっていた。




今までの危篤状態のときは「助かる!」と信じていた

ちーちゃんだったが、今度はさすがに3度目。

もう助からないだろうなと感じていた。




ちーちゃんは身内や近い親戚を何人も亡くしているが、

死ぬんじゃないか、助かるんじゃないかという勘はよく当たった。




寝たきりで、使わなくなった手と足はすっかり骨と皮だけになっている

怪ちゃん。助かって欲しいけど、目に涙を浮かべながら、

医者や看護婦さんがいろいろやっているのを見ながら、今回で最後だな

と思った。




普段は家に居ないけど、”病院に行けば怪ちゃんは居る”そういう救いも

もうなくなるのだなと思った。




すごく嫌だったのは、医者や看護婦が懸命に処置をしているその端っこに

臓器提供を待っているらしき2人だった。なんで臓器提供だとわかったのかは

ちーちゃんにはわからないがなんとなくわかった。




きっと、お母さんは断る理由がないから、サインをするだろうとも思った。

(でもちーちゃんでもサインはいやいやするであっただろう。)




そして怪ちゃんが死んだ。

原因はよく覚えてないけど、心臓マッサージとかしていたようなので、

心配停止ということで、死んだのだと思う。




すぐさま、その2人がお母さんに駆け寄ってきて「お母さん、悲しみの中申し訳

ありませんが、今後の医学の発展のために臓器提供にサインをください。」

というようなことを言ってきた。




お母さんは泣きながらサインをした。




すると、猛烈な速さで、待ってましたあ!!という感じで

怪ちゃんのベッドを医者や看護婦たちが総動員で押してはなれに行ってしまった。

あまりの速さに、ちーちゃんはあっけにとられてしまった。




怪ちゃんが死んだという事実の余韻に浸る間もなかった。





それと怪ちゃんはこんなにも苦しんで苦しんで死んでいったのに、

まだ死んでからもなお怪ちゃんに痛い目に合わせるのか!!と

怒りで一杯になった。




どんな状態で返ってくるのかすごく不安だったのだが、

怪ちゃんは変わりなく可愛い顔のまま帰ってきた。




しかし、脳みそまでとられていたのにはびっくりした。




怪ちゃんは体の中に悪いものが溜まる難病なのだが、特に

お腹がぼんと出ていたから、お腹などの内臓だけだと思っていたから。。。。




頭にはぐるぐるに包帯が巻かれていて痛いたしかった。

特に許せなかったのは、包帯にほんのちょっとだけど、怪ちゃんの血が

ついていたことだ。

包帯ぐらい綺麗なのを巻いて欲しかった。ほんとに1cmくらいの血だったんだけど

なんか許せなかった。





だからちーちゃんは、臓器提供には反対だ。




簡単に臓器提供なんてするもんじゃない。考えようによっては、

怪ちゃんの臓器もどこかで永遠に生きているのかもしれないが、

でも、傍で怪ちゃんが死ぬのをひたすら待っていられたのにはまいった。




あからさますぎる。




醜い。




難病解決のためには仕方のないことなのだから協力はしたけれど。。。。





可哀想な怪ちゃん。





この世で愛を一杯ふりまいてくれた(お母さんにはうんことしっこもふりまいたけれど)

純粋な天使のような怪ちゃんは、本当の天使になってあの世へ旅立ってしまいました。




                                             完

 <今まで書けなかった怪ちゃんのお話。
ここからはかなり深刻な話になるのでなかなか書けなかったのですが、
書かなくてはいけないとやっと決心がつきました。
かなり精神的にしんどい作業になりそうです。>


 中学の間は部活に忙しくて、怪ちゃんをあんまりかまってやれなくて

気が付いたら、怪ちゃんの心をいつもつかんでいた

ちーちゃんだったのに、いつ怪ちゃんにお笑いの芸をしていいのかさえ

わからないぐらい、怪ちゃんをほったらかしにしていることに

気が付いて愕然としたちーちゃんだった。




 そしてそんなちーちゃんが高校1年生になった

ある日のことだった。




 今日も怪ちゃんは家の真ん中にある廊下をダンドン

ものすごい足に力を入れて歩いている。

そんな怪ちゃんをかまっていると、お母さんが

ものすごい怖い顔でちーちゃんにこう言った。




 「怪ちゃんは、怪ちゃんは、あと1年もつかもたんか

って言われたけえ、覚悟しときんさいえ。」と。




 あまりに突然の宣告でちーちゃんは(何言ってるの?

お母さん。だって怪ちゃんは、今ちーちゃんの手の中で

ダンドンしながらうるさくわめいてこんなに元気じゃないの?

言ってることがよくわからない!!)と思った。



 
 お母さんは、さすがに「もつかもたんか・・・」のくだりの

ときは目が涙ぐんでいたが、それにしてもだ。あまりに急な宣告で

ちーちゃんには受け止めきれなかった。





 お母さんはもう、怪ちゃんが3歳のとき障害児だと判明したときに、

ドクターから「この子は早くて10歳、長くて15歳には亡くなるでしょう。」

と説明を聞いていたらしいし、その後も怪ちゃんだけを連れて病院に

行ったりしていたから、怪ちゃんの病状の経過がわかっていたのだろうけど、

ちーちゃんは全くそんなこと、かけらさえも知らされていなかったのだ。




 怪ちゃんがやがて死ぬ病気だということさえ知らされていなかったのだ。




 それなのに、あんまり急なことを言われたのでパニックになった。




 学校で友達が面白いことを言って、ゲラゲラ笑っていると、

ふと怪ちゃんのことを思い出し、ああ、怪ちゃんは今も死と戦って

いるかもしれないのに、ちーちゃんは笑っていていいのだろうかと

急に笑いを止めることが何回かあった。




 
 やがてそれは、ちーちゃんが怪ちゃんのことを吹っ切って面白い

ことをいってもみんなわざとわらわないという仕返しを食らうのだが。。




 どうしていいのかわからなかった。




 あまりにもわからなさすぎてこのときのことは

ここまでしか覚えていない。

怪ちゃん一揆

 また今日も怪ちゃんがダンドンと足で床を叩き大きな音をさせながら、ちーちゃんの部屋へ入ってき

た。


 ちーちゃんは父が生きていた頃の真似をして(今はちーちゃんの部屋になっているが、以前は父の仕事

部屋だったのだ。)ちーちゃんが怪ちゃんに「怪ちゃん、入ってきたらダメ。」というと、怪ちゃんが近

づいてきて、ものすごく何かを訴えるような顔をして、怪ちゃんが「ダメったら、ダメダメダメ、ダメ

ー!!」と叫んだ。(このときの怪ちゃんの顔は一生忘れられない。)



 ちょっとびっくりしたのだが、怪ちゃんのその言葉を聞いて、はっとさせられた。



 ちーちゃんは「あれはダメ。これはダメ。」と最近怪ちゃんに言い過ぎていたのかなと思った。これは

怪ちゃん一揆だと思った。



 そして少し反省して、怪ちゃんにはこれから「ダメ」という言葉をあまりなげかけないように気を付け

ようと思った。
 いつからか、怪ちゃんが毎日廊下をダンドン、ダンドン

力一杯歩いてうるさい。




 ちーちゃんちは武家屋敷風なので廊下が長く広い。




 茶の間とちーちゃんの勉強部屋の中心に廊下が走っていて、

両端は仏壇と台所で行き止まりとなっている。




 そこを毎日怪ちゃんは、足に力を込めて床を力一杯叩きながら、

仏壇から台所を目掛けてダンドンダンドンいわせて、なにか

いろんなことも口走りながら歩いている。




 そんな怪ちゃんにお母さんは家事をしていてイライラするのか、

「怪ちゃん、うるさい!!静かにしなさい!!」と怒鳴りつける。




 勉強部屋からそれをちーちゃんは聞きながら、言ったって怪ちゃんは

病気なんだから仕方ないのになあと思うのだが、ちーちゃんもすぐお母さんの

真似をしてしまうので、勉強中に部屋にダンドンいわせながら怪ちゃんが

入ってくると「怪ちゃん、うるさい!!」と言って追い出すのだった。

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