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宮崎県佐土原の銘菓です。
佐土原は、簡単に言うと島津の分家の城下町です。
時の若様(佐土原四代目だか五代目当主)の母親が、
若様が「鯨のように大きく、元気に、たくましく育つように」と願いを込めて作ったそうです。
跡目を巡って家臣50人以上が死に及ぶ「松木事件」なる大事が起き、
若様の母親が若様の将来を危惧したことがきっかけだとか。

でも、これ鯨に見えますか?
少なくとも「鯨」には見えませんよね?
それもそのはず。
「鯨」ではなく「鯨肉」ですから。
確かに赤黒さと照り加減は鯨肉に良く似ています。
まあ、ヨモギ味の方はともかく、
白い色は鯨の脂身を彷彿とさせますね。
ねるほど「鯨ようかん」です。

でも、疑問があります。
鯨のように育って欲しいと願って、鯨肉に似せて作るでしょうか?
普通は鯨に似せると思いますよ。

そんなことはともかく、味です。

私には…合わないかな。
味というより、食感が。
私の三大苦手菓子の一つ「ういろう」の食感と似てる気がします。
味は上品な甘みで美味しいのだろうとは思います。
ただ、その前に食感が立ちはだかって、私が客観的評価を下そうとする試みを阻みます。

明らかに世間一般の羊羹とは違いますね。
黒い部分は蒸し羊羹に近いです。
白い部分は粘性が極度に少ない餅です。
上新粉で作った団子を平べったくした感じでしょうか?
温めても美味しいとの事なので、レンジで温めてみました。
餅の粘性が増すものと思いましたが、予測は大外れ。
餡子と餅の一体化が進みました。
見た目はまったく変わりませんが、
口にすると、その境目が判らない程です。

「ういろう」が好きな人は、きっとお気に入りになるはずです。
日持ちのしないお菓子なので本来地元でしか買えない「幻のお菓子」なのだそうで。
新宿みやざき館では冷凍して売ってます。
常温5時間ほどで解凍できます。
冷凍されたことによって食感が変わったって事はないのかな?

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