美術館

[ リスト | 詳細 ]

知識があろうがなかろうが、きれいと思うのは個人の自由
記事検索
検索

全3ページ

[1] [2] [3]

[ 次のページ ]

イメージ 1

イメージ 2

国立新美術館会館記念として開かれている話題の展覧会。
のはずだが、平日の終了1時間前なら余裕を持って観覧が可能。
1時間だけではと思うかもしれないが、
「牛乳を注ぐ女」さえゆっくり見ることが出来れば1500円はお得だ。

オランダ風俗画の人物はブリューゲルをはじめとして何で醜いのだろうか?
常に疑問に感じていた。
宗教画のルーベンスなどは美しく描いているのに。
(つっても、時代が随分と違うけど。)
と、思っていたら、やっぱり時代が下ると風俗画も小奇麗に描かれていた。
スペース6の「19世紀後半のリアリズムの風俗画」あたりは随分と小奇麗だ。
でも、違和感がある。
これは明らかに違う。
そう思う。
リアリズムと言われても、違うものは違う。
今の所、何で違うのか説明できないが、違う。
古い風俗画の方がしっくり来る。
今まで新しい時代の風俗画も見ていた筈なのに覚えていなかった。
この事実が全てを語っているようだ。
どのように語っているのかはまだ聞き取れない。

そうすると、フェルメールは孤高と言おうか、昇華と言おうか、随分と図抜けた存在だ。
オランダ風俗画が総じて薄いニスでもかけてるような曇りがあるのに、それが無い。
技術的な問題や好みの問題なのかもしれないが、私には残念ながらその点の知識は無い。

写真で見ると牛乳の流れ落ちる白さが印象的だ。
新聞記事でも本当に流れ落ちているようだと、この絵のハイライトのような書き方だった。
しかし、実際見てみると牛乳にさほど存在感は無い。
あくまで「牛乳を注ぐ女」に目が行ってしまう。
フェルメールらしい青によって引き立つ上着の黄色。
おそらくこの2色を支えているのであろうスカート・床・牛乳壷の赤。
配色の妙と言えばそれまでだが、素人でもこうでなきゃいけないんだろうなと思う。
これは早期の絵だそうだ。
素人にもそう思わせてしまうのは、若さゆえの野心が漲ってるせいなのかも知れない。

腕の筋肉の筋が本当に凄い。
近くで見るとブーグローみたいに完璧に描いてる訳でもない。
でも少し離れて見ると、その質感の素晴らしさに釘付けになる。
当然金剛力士像のような、はっきりとした筋肉ではない。
牛乳壷を支えるのに必要な程度の力を入れている腕の質感がそこにはある。
パンや壷、後ろの籠に至るまで、全て質感が書き分けられている。
ただ、私にとっては全て、牛乳壷を支えている腕の為に描かれている様に見えた。
もう一度見に行ったら、また違うように見えるのかも知れない。

顔はぼんやり描かれている。
でも圧倒的な存在感がある。
存在感が描かれている。
私の知ってるフェルメール作品で、
最も存在感が描かれている作品ではないかと思う。
「青いターバンの少女・真珠の耳飾の少女」も確かに存在感はある。
でも、あれは存在感よりも、ただただ美しい。

開く トラックバック(1)

イメージ 1

イメージ 2

イメージ 3

木造の仏像を集めた展覧会です。
この展覧会を見たいというよりは、
乗り放題切符があったので上野に来て、
年間パスポートがあったから、
ついでに見たっていう感じ。

行って良かったです。
残念なのは向源寺の十一面観音菩薩立像。
公開が11月7日からだそうで。
是非見てみたいと思っていた仏像。
今まで門外不出の仏像。
行く機会がなくて半分諦めてたんですが。
しかし、こう考えると、
やはり「情報」は地方より東京が有利ですね。
こういう展覧会の数が格段に多い。
これは、もう一度行くしかないですね。

さて、私がまず驚いたのが、
第一室の最後の方に展示してる仏像。
国宝「菩薩半跏像(宝菩薩院願徳寺)」。(1枚目)
第一室は大体時代を追って伝統的な仏像が並びます。
観覧客はふ〜んって感じで見て廻ってます。
そして、この仏像の前に来ると、
おおってな感じで群がります。
当然私もその一人。
この一点はものが違う。
仏像に対してこの言い方はどうかとも思いますが。

次に感動したのは円空です。(2枚目)
これは第二室の後半。
独特の作風は知ってましたが、
直接見た記憶がないです。
今回初めて、円空だと意識して見たことになります。
いや〜、失敗してた。今まで。
早く見ておくべきだった。
伝統的なものを否定する気はないし、
伝統的なものがあるから異形が映えるんでしょうが。
これは面白い。
もっと見てみたいですね。
円空は美術品を作るつもりはなかったでしょうが、
現近代美術にも通じる面白さです。
私の後ろで「尋常でない」という意見が聞こえました。
私も同意します。好き嫌いはあるでしょうが。
どちらの意味にも取れる感想ですね。

私の前に美術に疎そうな「彼女」、
そして、美術に一家言ありそうな「彼」。
彼女「これ、すごいね〜。面白い。」
彼「体が表現できてないよ。こんなの。」
彼女「そお〜?」
彼「駄目だね。」

美術には好き嫌いがあるのは分かってます。
ただ、敢えて言わせていただきます。
ば〜〜〜〜〜〜〜〜〜かっ。
どうして、すごいと思うのかぐらい聞いてやれ!ボケッ!!
彼女の感動を生半可な知識で否定するなアホッ!!
すっきりした。

円空の次は木喰です。(3枚目)
丸っこくて可愛らしい。
ただ、丸っこいわりに平面的。
個人的には円空ほど好きではない。
でも、子どもに人気です。
じーっと見てる子ども、
図録を見ながら、
あれが可愛い、これが可愛いとはしゃぐ子ども。
その様子がまた可愛いです。

因みに第二室前半は鉈目の仏像を中心に展示してます。
第一室から第二室への作風の流れは分かりやすくて理解しやすい。
平成18年9月15日(金)10:00

さて、京都に来たというのにルーブル美術館展です。
しょうがないんですよ。上野で見損ねたので。
午後に南禅寺行く予定ですから。
琵琶湖疏水をたどって南禅寺に行くのにもちょうど良い。

今回のルーブル美術館は古代ギリシアの彫刻。

全体的な感想としては、
行っても良いではないでしょうか。
という感じですね。

ギリシア彫刻の神像って表情が無いんですよね。
まあ、仏教彫刻だって形式ってものがありますけど。
宗教的なものは決め事があるから仕方ないんでしょうか。
ただ、ギリシア彫刻は大理石ってこともあって、
妙に固い表情で面白味を感じない。
体の表現などは写実的で素晴らしいですけど。

光多いところに展示すると雰囲気変わります。
今回の展示では一番最後の部屋。
天井が高くて、明かり取りのある部屋なので、
外光も入ってきて明るい。
すると、彫刻が白く見えます。
これが本当の色なんだなと思います。
また、この色の方が彫刻は美しいです。
今回目玉になってる女神像もここにあります。
お隣の部屋から覗くと映えます。
遠くから見たほうが良い気がします。

実在した男性の胸像が良かった。
豚鼻のソクラテスや禿げ上がったアリストテレス。
その人の性格を現そうとするから、
どうしても表情が必要なんでしょう。

まあ、好き嫌いの問題ですね、これも。

イメージ 1

お次はシュルレアリスムから抽象画だそうで。

分からないんだわ。これが。
自分の印象で好きだと思う絵を1枚見つけて、
ぼけっと見たり、考えて見たり。
そういう風な見方しないと楽しめない。
けど、時間が無いんですよ、残念ながら。
今日中に渋川帰らなきゃいけないんで。
そういうことで、このコーナー基本的には流しました。
パウル・クレーの「17種類の香辛料」は、
通り過ぎてからまた戻って見ました。
だから、これがこのコーナーの私にとっての一番でしょう。

最後のコーナーはビュッフェと素朴派。
ビュッフェの、特に女性の裸体像は夢に出てきそう。
おっさんの顔に弛んだ女性の裸体。
そのくせ、手足が長くて直線的で…。
気持ちが悪い。

このコーナーで一番好きなのは、
カミーユ・ボンボワの
「ヒナゲシの花束を持つ田舎の娘」でした。
何が良いんでしょう?難しいですね。
色に惹かれやすい私の性質からして、
まずその色使いでしょうね。
田舎娘の黒い服と後ろの黄色いライン。
健康そうな肌の色。赤い頬。
雰囲気も好きですね。
アンリ・ルソーから、
糞真面目っぷりを抜いた感じ。
おおらかな感じでしょうか。

通して書いて、思ったんですが、
「ピカソとモディリアーニの時代」という名前は、
間違ってます。
少なくとも良いネーミングではない。

イメージ 1

イメージ 2

初めはブラック、そしてピカソと展示されてます。
私、ブラックは良くわかんないんで眺めるだけ。
ピカソもわかんないんですが、
時々良いなこれってのもあります。
今回は「楽器と頭蓋骨」です。
ピカソは色を使ってる方が魅力的ですね。
逆に「帽子をかぶった女」の醜さには辟易します。
何でだろ、とついつい見てしまうのですが。

そんでもって、フェルナン・レジェ。
変な魅力はあります。
今回は「花束を持つ女」が一番。(上写真)
個人的には背景の粗く塗られたオレンジ色が好きです。
ここに描かれたロボットような人物像には、
この色しかなさそうです。

そこから左へ移動すると、モディリアーニの部屋。
一番の注目作品は「母と子」のようです。(下写真)
優雅な線とか、優しく描かれた顔と解説にあります。
私はあまり好きになれません。
特に抱かれた子どもの無機質な感じが嫌い。
中途半端に人間臭い人形のよう。
女性の顔が優しいのも、
代表的な寂しげな絵と比べての話。
好みから言えば、寂しげな方が魅力的。
このモデル、当時の彼の連れ合いだそうです。
言われてみれば、愛情は感じますね。モデルに対する。
そう考えれば、寂しげとは違った魅力もあるのでしょうか。

一枚だけユトリロがあります。
この絵がこの展覧会で一番好きです。
絵の奥へと続く道は、いつまでも続き、
目的地につながる道なのに、
目的地にはたどり着けない道のように見えます。
ただ、道と街を見ているだけ。
ユトリロは道の向こうを目指して歩きそうにないですね。

全3ページ

[1] [2] [3]

[ 次のページ ]


.
kai*nn*aiin**
kai*nn*aiin**
男性 / AB型
人気度
Yahoo!ブログヘルプ - ブログ人気度について
1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30

過去の記事一覧

よしもとブログランキング

もっと見る

プライバシー -  利用規約 -  メディアステートメント -  ガイドライン -  順守事項 -  ご意見・ご要望 -  ヘルプ・お問い合わせ

Copyright (C) 2019 Yahoo Japan Corporation. All Rights Reserved.

みんなの更新記事